基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

科学ノンフィクション

人間はどのように世界のことを知ろうとしてきたか──『この世界を知るための 人類と科学の400万年史』

この世界を知るための 人類と科学の400万年史作者: レナードムロディナウ,Leonard Mlodinow,水谷淳出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/05/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見るつい先日『科学の発見』という、過去の科学者にたいして「科学…

過去の科学者に現代の基準でマジレスする──『科学の発見』

科学の発見作者: スティーヴンワインバーグ,大栗博司,Steven Weinberg,赤根洋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/05/14メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこれはまたけっこうヘンテコな──というか、あまりないタイプの科学史ノンフィクション…

なぜ疑似科学が社会を動かすのか

なぜ疑似科学が社会を動かすのか (PHP新書)作者: 石川幹人出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2016/02/16メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る「なぜ疑似科学が社会を動かすのか」という書名だが、これ自体はそうそう不思議なものではない。何し…

なぜ彗星は地球に衝突するのか──『ダークマターと恐竜絶滅―新理論で宇宙の謎に迫る』

ダークマターと恐竜絶滅―新理論で宇宙の謎に迫る作者: リサ・ランドール,向山信治,塩原通緒出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/03/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見る書名に入っている「ダークマター」と「恐竜絶滅」、どちらもなんてことない…

国家の繁栄を人種によって説明できるか──『人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史』

人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史作者: ニコラス・ウェイド,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2016/04/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る本書『人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史』…

犯罪者こそが誰よりも早くテクノロジーを実用化する──『フューチャー・クライム――サイバー犯罪からの完全防衛マニュアル』

フューチャー・クライム――サイバー犯罪からの完全防衛マニュアル作者: マーク・グッドマン,松浦俊輔出版社/メーカー: 青土社発売日: 2016/02/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見るテクノロジーの発展は個人に可能な領域を極端に増大させた。誰もが…

脳科学について知りたい人へ最初に渡したい一冊──『メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-』

メカ屋のための脳科学入門-脳をリバースエンジニアリングする-作者: 高橋宏知出版社/メーカー: 日刊工業新聞社発売日: 2016/03/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「メカ屋のための」とあるように、本書はエンジニアに向けた脳科学本である。「な…

孤独を受け入れるか、それとも外へ探究の旅へ出るか──『五〇億年の孤独:宇宙に生命を探す天文学者たち』

五〇億年の孤独:宇宙に生命を探す天文学者たち作者: リー・ビリングズ,松井信彦出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/03/24メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る太陽系は現代から45億年〜46億年ぐらい前にできたのではないかと想定…

最先端技術が不可避的に内包しているリスクをどう舵取りすべきか──『人間VSテクノロジー:人は先端科学の暴走を止められるのか』

人間VSテクノロジー:人は先端科学の暴走を止められるのか作者: ウェンデル・ウォラック,大槻敦子出版社/メーカー: 原書房発売日: 2016/03/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る最初に『人間VSテクノロジー:人は先端科学の暴走を止められるのか』と…

地球温暖化は金になる──『地球を「売り物」にする人たち――異常気象がもたらす不都合な「現実」』

地球を「売り物」にする人たち――異常気象がもたらす不都合な「現実」作者: マッケンジー・ファンク,柴田裕之出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2016/03/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見るコロラド川は干上がりつつあり、北極圏の氷は減り…

ノンフィクション版"ファイト・クラブ"──『人はなぜ格闘に魅せられるのか――大学教師がリングに上がって考える』

人はなぜ格闘に魅せられるのか――大学教師がリングに上がって考える作者: ジョナサン・ゴットシャル,松田和也出版社/メーカー: 青土社発売日: 2016/02/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見る あんまり関係ないけどフリースタイルダンジョンの話 フリ…

全世界の本を分析した研究記録──『カルチャロミクス 文化をビッグデータで計測する』

カルチャロミクス;文化をビッグデータで計測する作者: エレツエイデン,ジャン=バティーストミシェル,高安美佐子,阪本芳久出版社/メーカー: 草思社発売日: 2016/02/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る世界中に存在する本の内容を…

「新しい」視点での生命史──『生物はなぜ誕生したのか: 生命の起源と進化の最新科学』

生物はなぜ誕生したのか: 生命の起源と進化の最新科学作者: ピーターウォード,ジョゼフカーシュヴィンク,Peter Ward,Joseph Kirschvink,梶山あゆみ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/01/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るこれは…

"脱絶滅"が生態系の復活を可能にする──『マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる』

マンモスのつくりかた: 絶滅生物がクローンでよみがえる (単行本)作者: ベスシャピロ,Beth Shapiro,宇丹貴代実出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/01/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見るリョコウバト、ドードー、マンモスなどこの世界では絶…

認知ロボット工学者が語る、特異点への道筋──『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』

シンギュラリティ:人工知能から超知能へ作者: マレー・シャナハン,ドミニク・チェン,ヨーズン・チェン,パトリック・チェン出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2016/01/29メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る技術の指数関数的…

見えない場所で起こり続ける攻防戦──『スパム[spam]:インターネットのダークサイド』

スパム[spam]:インターネットのダークサイド作者: フィン・ブラントン,生貝直人,成原慧,松浦俊輔出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/12/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る長い間迷惑メールに煩わされていたが、最近はフィルタ機能のおか…

物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活

物を作って生きるには ―23人のMaker Proが語る仕事と生活 (Make:Japan Books)作者: John Baichtal,野中モモ出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2015/12/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る23人のMaker Proってい…

ロボットを通じて人間を知る──『アンドロイドは人間になれるか』

アンドロイドは人間になれるか (文春新書)作者: 石黒浩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/12/18メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見るロボット演劇、ロボット落語、機能を絞ることで達成目標を明確にしたロボットの数々など幅広い活動を通し…

現代思想 2015年12月号 特集=人工知能 -ポスト・シンギュラリティ-

現代思想 2015年12月号 特集=人工知能 -ポスト・シンギュラリティ-作者: 新井紀子,小島寛之,石黒浩,茂木健一郎,竹内薫,西垣通,池上高志,三宅陽一郎,山本貴光,ドミニク・チェン,西川アサキ,藤原辰史,磯崎新出版社/メーカー: 青土社発売日: 2015/11/27メディア…

読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』

眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密作者: ペネロペ・ルイス,西田美緒子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2015/11/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る多くの人間は一日に6〜8時間ほどの睡眠をとる。そうな…

現実をゲーム化せよ──『スーパーベターになろう! ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」』

スーパーベターになろう!作者: ジェインマクゴニガル,武藤陽生,藤井清美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/11/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る『幸せな未来は「ゲーム」が創る』のジェイン・マクゴニガル最新作だ。前著は人々が何十時間…

SFが現実化しつつある世を生きている──『意識と脳――思考はいかにコード化されるか』

意識と脳――思考はいかにコード化されるか作者: スタニスラス・ドゥアンヌ,高橋洋出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2015/08/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る意識をめぐる本は最近も『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報…

THE GHOST IN MY BRAIN──『脳はすごい -ある人工知能研究者の脳損傷体験記-』

脳はすごい -ある人工知能研究者の脳損傷体験記-作者: クラーク・エリオット,高橋洋出版社/メーカー: 青土社発売日: 2015/09/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る書名にあるように、元々IQの高い人工知能研究者であるクラーク・エリオット…

4%の壁に挑み続ければ超人になれる……ほんとに?──『超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験』

超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験 (ハヤカワ・ノンフィクション)作者: スティーヴン・コトラー,熊谷玲美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る読んでいくうちにわりと疑問…

体は星くずで出来ている──『スプーンと元素周期表』

スプーンと元素周期表 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者: サム・キーン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る学生時代に元素周期表を見せられて「この対応を覚えるのだ」と言われた時程の絶望はなかな…

目指せデータ駆動型社会(not ディストピア)──『ソーシャル物理学』

ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学作者: アレックス・ペントランド,矢野和男,小林啓倫出版社/メーカー: 草思社発売日: 2015/09/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見る人間の行動は自由意志によってコントロールされて…

文明がもたらした危機──『人体600万年史:科学が明かす進化・健康・疾病』

人体600万年史(上):科学が明かす進化・健康・疾病作者: ダニエル・E・リーバーマン,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/09/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病作者: ダニエル…

「文明」の土台を知るために──『人類を変えた素晴らしき10の材料』

人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を探険する作者: マーク・ミーオドヴニク,松井信彦出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2015/09/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る本書『人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を…

わたしたちの世界は、わたしたち自身だ──『生まれながらのサイボーグ: 心・テクノロジー・知能の未来』 by :アンディ・クラーク

生まれながらのサイボーグ: 心・テクノロジー・知能の未来 (現代哲学への招待 Great Works)作者: アンディ・クラーク,呉羽真,久木田水生,西尾香苗出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2015/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る書名でまず惹…

アレルギーはなぜ増えているのか──『失われてゆく、我々の内なる細菌』 by マーティン・J・ブレイザー

失われてゆく、我々の内なる細菌作者: マーティン・J・ブレイザー,山本太郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2015/07/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見るツイッタを眺めていると時々「むかしはアレルギーの人間がいなかったのは……わかるな?」…

知能の高いヤツがバカなことをする理由──『知能のパラドックス』 by サトシ・カナザワ

知能のパラドックス作者: サトシ・カナザワ,金井啓太出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2015/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「知能のパラドックス」と書名にもなっているとおり(原題はthe intelligence paradox)、知能が高いことが=賢い…

いま・ここにある/いるゾンビ『ゾンビの科学』 by フランク・スウェイン

ゾンビの科学:よみがえりとマインドコントロールの探究作者: フランク・スウェイン,西田美緒子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2015/07/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見るゾンビとは一番シンプルな解釈でいえば物体となって動き回る死…

本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間 by ピーター・メンデルサンド

本を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の間作者: ピーター・メンデルサンド,山本貴光,細谷由依子出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2015/06/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るあなたは今、この文章を…

Sound Design  映画を響かせる「音」のつくり方 by デヴィッド・ゾネンシェイン

Sound Design 映画を響かせる「音」のつくり方作者: デイヴィッド・ゾンネンシャイン,シカ・マッケンジー出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2015/06/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る映画音響についての本。ドマイナーなジャル…

その〈脳科学〉にご用心: 脳画像で心はわかるのか by サリー サテル,スコット・O. リリエンフェルド

これはけっこう面白い。書名からもわかる通り、脳画像で「嘘をついているかわかります!」とか「購買行動を刺激させる方法がわかります!」とか「中毒症状は脳の疾患だから脳をいじいじすることで治せます!」的なうさんくさい言質の「どこまでが脳で本当に…

記憶をあやつる by 井ノ口馨

ニューロサイエンスや分子脳科学といった学問分野がどのようにして成立していったのかから始まって、マウスに「存在していない記憶を植え付ける」ことに成功する現在までを駆け足にみていくコンパクトにまとまった本だ。マウスへの実験が成功したからといっ…

幼児教育の経済学 by ジェームズ・J・ヘックマン

これは128ページしかないのだが、その分コンパクトに論点がまとまっていてなかなかおもしろい。元になっているのはたぶん40ページぐらい? 電子書籍で読んだのでページ数がわからないが、30パーセント分ぐらいのヘックマンによる論文で、その後この論文に様…

ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか by ランドール・マンロー

僕も書いているHONZというサイトでたいそう話題になっていていてもたってもいられずに買って読んだが、これがまあ滅法面白い。HONZは訳者解説などをサイト上で公開することがよくあるのだけど、この作品は訳者あとがきだけでなく内容の一部紹介を入れている…

スポーツを10倍楽しむ統計学 (DOJIN選書) by 鳥越規央

一言でいってしまえば色んなスポーツを統計やら確率の数値を出してみてみようというだけの本なのだけど、それだけのことがめっぽう面白い。実際にはそれだけではなく、スポーツを数学的に解析していくことによって戦略から戦術、トレーニングはどこに重点を…

レナードの朝 〔新版〕 by オリヴァー・サックス

特にノンフィクションジャンルにおいては名著と呼ばれるものは何度もの改訂、版を重ねることもあって都度都度序文や時代に合わせた注の追加が行われることになる。積み重ねられた序文の一つ一つはその本が名著であることの証となるだろう。本書もそうした名…

次の大量絶滅を人類はどう超えるか:離散し、適応し、記憶せよ by アナリー・ニューイッツ

幅が広くどれも熱心に書いていて気合の入った本なのだが、いかんせん要素がばらけているような感もある惜しい本だ。でも大上段にふりかぶったテーマは一貫しているし、ぱらぱらと読むには歴史と飛躍としての仮説が詰まった良い本のように思う。インパクト重…

サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊

書評集なんてわざわざ読まなくたってこの世には読みたい本・読むべき本はたくさんある。油断をすると積読はガンガン溜まっていってしまう。ま、僕は積読しないけど。しかし『神話の力』という神話をめぐる本の中で、いつも僕に勇気を与えてくれる一節がある…

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック by NHKスペシャル「NEXTWORLD」制作班

NHKスペシャルとしてやっていた「NEXTWORLD」の書籍化ver。僕はテレビは観てないので映像がどう書籍に落とし込まれているかという観点は持ちえませんが、これは一冊の本として良い出来。映像を見逃した人も、見ていた人も手元に一冊あると良いんじゃないだろ…

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か by 小林雅一

ディープラーニング、機械学習、人工知能……正確な未来予測は無理でも、だいたいの方向性において人類は「技術的な進歩」を重ねてきたし、これからも重ねていくだろうということは予測できる。そしてその技術的な進歩が今後必ず起こるのがAI分野だ。本書はそ…

角川インターネット講座 (10) 第三の産業革命経済と労働の変化 編集:山形浩生

来週作家である藤井太洋さんと山形浩生さんの対談(藤井太洋×山形浩生 「仮想通貨の産む闇と光」 『アンダーグラウンド・マーケット』刊行記念 | B&B)がある。それに行く前になんか読んでおこうかなと本書『角川インターネット講座 (10) 第三の産業革命経済…

暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待 by エイドリアンレイン

※犯罪者を特定する因子は存在するのか? 『暴力の解剖学 神経犯罪学への招待』 - HONZ に書いたものの転載verです。ただ転載するのもあれなので最後の方にHONZの読者層を考えて省いた部分を補填しています。日本のようにかなり平和な国であっても人は人を殺…

病院は劇場だ――生と死を見つめた研修医の7日間 by バティスト ボーリュ

フランス人で研修医であった著者が、自分の病院での出来事をぼかしながらブログに書いていたものの書籍化。ワインでも飲みながら軽いエッセイでも読もうかなと思って買ってきたのだけれども、ぱらぱらとめくりながら病院で日々行われる人の生の営みについて…

植物が出現し、気候を変えた by デイヴィッド・ビアリング

地球という何億年もかけてその形を整え、中の環境を変化させてきた惑星において「植物」が果たした役割とは何だったかについて見ていく一冊。地球も40億年以上生きているわけだから、その間にはいろいろあったわけだ。全地球凍結とかいって地球全体が氷に…

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する by ミチオ・カク

SFをもっと楽しむための科学ノンフィクションはこれだ! - 基本読書 こんな記事を書くぐらいだから(今思うと記事名ミスってるけど)僕はSFも好きだけど科学ノンフィクションも同じぐらいには好きだ。その両者に共通するものといえば、自分自身が知覚し…

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 by センディル・ムッライナタン,エルダー・シャフィール

書名だけ見ると「時間」をどうにかする本なのかな? と思ってしまうところだが、時間や処理能力、貧乏から飢餓までを含めた「欠乏」が人間の行動にどのような影響をおよぼすかについての本である。たとえば、2日何も食べていない人間は3食きちっと摂ってい…