読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

現代思想 2015年12月号 特集=人工知能 -ポスト・シンギュラリティ-

現代思想 2015年12月号 特集=人工知能 -ポスト・シンギュラリティ-作者: 新井紀子,小島寛之,石黒浩,茂木健一郎,竹内薫,西垣通,池上高志,三宅陽一郎,山本貴光,ドミニク・チェン,西川アサキ,藤原辰史,磯崎新出版社/メーカー: 青土社発売日: 2015/11/27メディア…

読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』

眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密作者: ペネロペ・ルイス,西田美緒子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2015/11/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る多くの人間は一日に6〜8時間ほどの睡眠をとる。そうな…

現実をゲーム化せよ──『スーパーベターになろう! ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」』

スーパーベターになろう!作者: ジェインマクゴニガル,武藤陽生,藤井清美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/11/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る『幸せな未来は「ゲーム」が創る』のジェイン・マクゴニガル最新作だ。前著は人々が何十時間…

SFが現実化しつつある世を生きている──『意識と脳――思考はいかにコード化されるか』

意識と脳――思考はいかにコード化されるか作者: スタニスラス・ドゥアンヌ,高橋洋出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2015/08/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る意識をめぐる本は最近も『意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報…

THE GHOST IN MY BRAIN──『脳はすごい -ある人工知能研究者の脳損傷体験記-』

脳はすごい -ある人工知能研究者の脳損傷体験記-作者: クラーク・エリオット,高橋洋出版社/メーカー: 青土社発売日: 2015/09/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る書名にあるように、元々IQの高い人工知能研究者であるクラーク・エリオット…

4%の壁に挑み続ければ超人になれる……ほんとに?──『超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験』

超人の秘密:エクストリームスポーツとフロー体験 (ハヤカワ・ノンフィクション)作者: スティーヴン・コトラー,熊谷玲美出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る読んでいくうちにわりと疑問…

体は星くずで出来ている──『スプーンと元素周期表』

スプーンと元素周期表 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者: サム・キーン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/10/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る学生時代に元素周期表を見せられて「この対応を覚えるのだ」と言われた時程の絶望はなかな…

目指せデータ駆動型社会(not ディストピア)──『ソーシャル物理学』

ソーシャル物理学:「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学作者: アレックス・ペントランド,矢野和男,小林啓倫出版社/メーカー: 草思社発売日: 2015/09/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見る人間の行動は自由意志によってコントロールされて…

文明がもたらした危機──『人体600万年史:科学が明かす進化・健康・疾病』

人体600万年史(上):科学が明かす進化・健康・疾病作者: ダニエル・E・リーバーマン,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/09/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病作者: ダニエル…

「文明」の土台を知るために──『人類を変えた素晴らしき10の材料』

人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を探険する作者: マーク・ミーオドヴニク,松井信彦出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2015/09/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る本書『人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を…

わたしたちの世界は、わたしたち自身だ──『生まれながらのサイボーグ: 心・テクノロジー・知能の未来』 by :アンディ・クラーク

生まれながらのサイボーグ: 心・テクノロジー・知能の未来 (現代哲学への招待 Great Works)作者: アンディ・クラーク,呉羽真,久木田水生,西尾香苗出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2015/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る書名でまず惹…

アレルギーはなぜ増えているのか──『失われてゆく、我々の内なる細菌』 by マーティン・J・ブレイザー

失われてゆく、我々の内なる細菌作者: マーティン・J・ブレイザー,山本太郎出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2015/07/02メディア: 単行本この商品を含むブログを見るツイッタを眺めていると時々「むかしはアレルギーの人間がいなかったのは……わかるな?」…

知能の高いヤツがバカなことをする理由──『知能のパラドックス』 by サトシ・カナザワ

知能のパラドックス作者: サトシ・カナザワ,金井啓太出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2015/07/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「知能のパラドックス」と書名にもなっているとおり(原題はthe intelligence paradox)、知能が高いことが=賢い…

いま・ここにある/いるゾンビ『ゾンビの科学』 by フランク・スウェイン

ゾンビの科学:よみがえりとマインドコントロールの探究作者: フランク・スウェイン,西田美緒子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2015/07/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見るゾンビとは一番シンプルな解釈でいえば物体となって動き回る死…

本を読むときに何が起きているのか ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間 by ピーター・メンデルサンド

本を読むときに何が起きているのか ことばとビジュアルの間、目と頭の間作者: ピーター・メンデルサンド,山本貴光,細谷由依子出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2015/06/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るあなたは今、この文章を…

Sound Design  映画を響かせる「音」のつくり方 by デヴィッド・ゾネンシェイン

Sound Design 映画を響かせる「音」のつくり方作者: デイヴィッド・ゾンネンシャイン,シカ・マッケンジー出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2015/06/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る映画音響についての本。ドマイナーなジャル…

その〈脳科学〉にご用心: 脳画像で心はわかるのか by サリー サテル,スコット・O. リリエンフェルド

これはけっこう面白い。書名からもわかる通り、脳画像で「嘘をついているかわかります!」とか「購買行動を刺激させる方法がわかります!」とか「中毒症状は脳の疾患だから脳をいじいじすることで治せます!」的なうさんくさい言質の「どこまでが脳で本当に…

記憶をあやつる by 井ノ口馨

ニューロサイエンスや分子脳科学といった学問分野がどのようにして成立していったのかから始まって、マウスに「存在していない記憶を植え付ける」ことに成功する現在までを駆け足にみていくコンパクトにまとまった本だ。マウスへの実験が成功したからといっ…

幼児教育の経済学 by ジェームズ・J・ヘックマン

これは128ページしかないのだが、その分コンパクトに論点がまとまっていてなかなかおもしろい。元になっているのはたぶん40ページぐらい? 電子書籍で読んだのでページ数がわからないが、30パーセント分ぐらいのヘックマンによる論文で、その後この論文に様…

ホワット・イフ?:野球のボールを光速で投げたらどうなるか by ランドール・マンロー

僕も書いているHONZというサイトでたいそう話題になっていていてもたってもいられずに買って読んだが、これがまあ滅法面白い。HONZは訳者解説などをサイト上で公開することがよくあるのだけど、この作品は訳者あとがきだけでなく内容の一部紹介を入れている…

スポーツを10倍楽しむ統計学 (DOJIN選書) by 鳥越規央

一言でいってしまえば色んなスポーツを統計やら確率の数値を出してみてみようというだけの本なのだけど、それだけのことがめっぽう面白い。実際にはそれだけではなく、スポーツを数学的に解析していくことによって戦略から戦術、トレーニングはどこに重点を…

レナードの朝 〔新版〕 by オリヴァー・サックス

特にノンフィクションジャンルにおいては名著と呼ばれるものは何度もの改訂、版を重ねることもあって都度都度序文や時代に合わせた注の追加が行われることになる。積み重ねられた序文の一つ一つはその本が名著であることの証となるだろう。本書もそうした名…

次の大量絶滅を人類はどう超えるか:離散し、適応し、記憶せよ by アナリー・ニューイッツ

幅が広くどれも熱心に書いていて気合の入った本なのだが、いかんせん要素がばらけているような感もある惜しい本だ。でも大上段にふりかぶったテーマは一貫しているし、ぱらぱらと読むには歴史と飛躍としての仮説が詰まった良い本のように思う。インパクト重…

サイエンス・ブック・トラベル: 世界を見晴らす100冊

書評集なんてわざわざ読まなくたってこの世には読みたい本・読むべき本はたくさんある。油断をすると積読はガンガン溜まっていってしまう。ま、僕は積読しないけど。しかし『神話の力』という神話をめぐる本の中で、いつも僕に勇気を与えてくれる一節がある…

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック by NHKスペシャル「NEXTWORLD」制作班

NHKスペシャルとしてやっていた「NEXTWORLD」の書籍化ver。僕はテレビは観てないので映像がどう書籍に落とし込まれているかという観点は持ちえませんが、これは一冊の本として良い出来。映像を見逃した人も、見ていた人も手元に一冊あると良いんじゃないだろ…

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か by 小林雅一

ディープラーニング、機械学習、人工知能……正確な未来予測は無理でも、だいたいの方向性において人類は「技術的な進歩」を重ねてきたし、これからも重ねていくだろうということは予測できる。そしてその技術的な進歩が今後必ず起こるのがAI分野だ。本書はそ…

角川インターネット講座 (10) 第三の産業革命経済と労働の変化 編集:山形浩生

来週作家である藤井太洋さんと山形浩生さんの対談(藤井太洋×山形浩生 「仮想通貨の産む闇と光」 『アンダーグラウンド・マーケット』刊行記念 | B&B)がある。それに行く前になんか読んでおこうかなと本書『角川インターネット講座 (10) 第三の産業革命経済…

暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待 by エイドリアンレイン

※犯罪者を特定する因子は存在するのか? 『暴力の解剖学 神経犯罪学への招待』 - HONZ に書いたものの転載verです。ただ転載するのもあれなので最後の方にHONZの読者層を考えて省いた部分を補填しています。日本のようにかなり平和な国であっても人は人を殺…

病院は劇場だ――生と死を見つめた研修医の7日間 by バティスト ボーリュ

フランス人で研修医であった著者が、自分の病院での出来事をぼかしながらブログに書いていたものの書籍化。ワインでも飲みながら軽いエッセイでも読もうかなと思って買ってきたのだけれども、ぱらぱらとめくりながら病院で日々行われる人の生の営みについて…

植物が出現し、気候を変えた by デイヴィッド・ビアリング

地球という何億年もかけてその形を整え、中の環境を変化させてきた惑星において「植物」が果たした役割とは何だったかについて見ていく一冊。地球も40億年以上生きているわけだから、その間にはいろいろあったわけだ。全地球凍結とかいって地球全体が氷に…

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する by ミチオ・カク

SFをもっと楽しむための科学ノンフィクションはこれだ! - 基本読書 こんな記事を書くぐらいだから(今思うと記事名ミスってるけど)僕はSFも好きだけど科学ノンフィクションも同じぐらいには好きだ。その両者に共通するものといえば、自分自身が知覚し…

いつも「時間がない」あなたに: 欠乏の行動経済学 by センディル・ムッライナタン,エルダー・シャフィール

書名だけ見ると「時間」をどうにかする本なのかな? と思ってしまうところだが、時間や処理能力、貧乏から飢餓までを含めた「欠乏」が人間の行動にどのような影響をおよぼすかについての本である。たとえば、2日何も食べていない人間は3食きちっと摂ってい…

偉大なる失敗:天才科学者たちはどう間違えたか by マリオ・リヴィオ

当然ながら科学者だろうがなんだろうが間違えを犯すわけで、ただ単に失敗を取り上げるだけだと本として面白くはならないだろうなと読む前は思っていた。しかし「大発見への橋渡し役を果した」失敗を「偉大なる失敗」と呼び、五人をとりあげていてなかなか良…

私たちは今でも進化しているのか? by マーリーン ズック

原題が『PALEO FANTASY What Evolution Really Tells Us about Sex, Diet, and How We Live』なので邦題の内容を期待して読み始めると裏切られること必至。だが原題的な意味ではなかなかの一冊。原題と異なるにしても、原題が伝えている意味と別の内容を邦題…

オートメーション・バカ -先端技術がわたしたちにしていること- by ニコラス・G・カー

『ネット・バカ』などで知られるニコラス・G・カーの新刊。『THE GLASS CAGE :Automation and Us』という原題からかけ離れた扇動的な書名は相変わらず趣味が悪いが本書のまとめは面白いぞ。だいたいカーの話って、結論ありきでそこにこれでもかっていうぐら…

ロボットの悲しみ コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学 by 岡田美智男,松本光太郎

本書の冒頭は公園でちいさなぬいぐるみ型のロボットを抱いているおばあちゃんの描写からはじまる。おばあちゃんは小さなロボットを抱っこしながら「きれいだねぇ……」「ねぇ、きれい、きれい」などと話しかけながら散歩しているのだ。もちろん現代にはそうし…

人類が知っていることすべての短い歴史(新潮文庫) by ビルブライソン

すべてのと言い切ってしまうのはいくらなんでも誇大広告じゃろうとは思うものの、それはそれとして名著なのに代わりはない。これほどワクワクとした気分で人類が発見してきた科学的な成果を概観し、噛み砕いて教えてくれる本はそうは存在していない。それぐ…

理不尽な進化 :遺伝子と運のあいだ by 吉川浩満

ダーウィンの進化論とはなぜこんなにも世間一般で誤解され続けるのか、また実際の進化論・自然淘汰説とはどのような理論なのか。また生物学という学問分野で起こった論争を丁寧に追って、分解し解説していくことで実証主義に重きがおかれる科学の分野でどの…

はやぶさ2の真実 どうなる日本の宇宙探査 (講談社現代新書) by 松浦晋也

現在時点で打ち上がっている可能性もあったはやぶさ2だが、現状延期中で次の予定は12月3日になっている。一応予備日として12月1〜9日までおさえ、計算しているはずなのでそのどこかでは打ち上がってくれると信じたいところだ。小惑星も天体も常に動…

見てしまう人びと:幻覚の脳科学 by オリヴァー・サックス

我々は、現実をありのまま見ているわけではない。赤外線も見えなければ紫外線も見えないし、網膜に刺激がきてから知覚が成立するまでに約100ミリ秒の遅れが存在している。我々が見ている世界は常に現実から遅れ、脳が処理した映像を「見せられている」と言え…

ドミトリーともきんす by 高野文子

日本では屈指の知名度と実績を誇る4人の科学者───朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹がそれぞれみんな大学生で、ドミトリーともきんすという寮に住んでいるという架空の設定で、それぞれの生活や、後に彼らが書く本の片鱗を伺わせるようなエピソ…

エネルギー問題入門―カリフォルニア大学バークレー校特別講義 by リチャード・A.ムラー

これは素晴らしかったなあ。タイトルこそエネルギー問題入門だが、原題はEnergy for Future Presidents で、一貫して「これを聞いているあなたが将来米国Presidentになった時どうしたらいいか」という問いかけによって進行していく。著者はUCバークレー物理…

赤の女王 性とヒトの進化 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) by マット・リドレー

1995年に刊行されたものを(原著は1993年)、今年文庫化したもの。つい最近遺伝子の方もやわらかな遺伝子 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) by マット・リドレー - 基本読書 文庫化していて、まあリドレーだからというのもあるだろうがちゃんと単行本で出た…

ホット・ゾーン――「エボラ出血熱」制圧に命を懸けた人々 by リチャード・プレストン

1994年刊の物を、今回のエボラ流行にともなって復刊したもの。1976年から1993年にかけての主要なエボラ感染事例を扱ったノンフィクション本だ。エボラとはどのような性質を持つウイルスなのか、またエボラに対して人間がどのように発見し、どう対処し、どう…

排泄物と文明: フンコロガシから有機農業、香水の発明、パンデミックまで by デイビッド・ウォルトナー=テーブズ

2013年には、地球の人口は70億を超えた。人間は生きていれば基本的にうんこをすると考えられるので、一人が年間でうんこをする量をいくらか調整しながら(先進国でたらふく食っている人間と飢えた国の子供達が同じ量うんこをするわけではないとか)計算する…

1000ドルゲノム: 10万円でわかる自分の設計図 by ケヴィン・デイヴィーズ

もし10万円で自分のDNA分析を受けることが出来て、なおかつ癌の発生可能性やアルツハイマー、パーキンソン病などが発生しやすいか否かを予め知ることができるとしたら、多くの人がまあやっておこうかな、一回でいいしと考えるのではないだろうか。実際、今は…

地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか: 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来(DOJIN選書) by 宮原ひろ子

「宇宙気候学」について書かれた一冊。いや〜けっこうこの手の本は読んでいる方だと思っていたんだけど宇宙気候学なんて聞いたことがなかった。本書の副題にもなっているが、地球も太陽系の中の一つの惑星として存在して、宇宙からの影響を受けているという…

人間は料理をする by マイケル・ポーラン

さいきん時間に余裕ができたので自分で料理をするようになって、最初はレシピを見て普通に作っていた。やってみるとこれがけっこう愉しいものである。「出来たものが店先に並んでるんだからそれを買って自分の時間を自由に使うのが良いんじゃないの」と思っ…

寄生虫なき病 by モイセズ ベラスケス=マノフ

これは素晴らしいと思ったがちょっと難しい本だ。内容が難解なわけではなく、これを受け取ってどう判断したらいいのか難しいという意味で。本書の主張自体はむしろ明確であり、シンプルであり、非常にわかりやすいものだ。「我々の環境は殺菌されすぎており…

脳科学は人格を変えられるか? by エレーヌフォックス

原題がRainy Brain, Sunny Brainなのでまた大きく書名を変えたものだが、本書の中心的な主題は「なぜ悲観的な性格と楽観的な性格があるのだろう」「どのような要因でこうした性格が決定づけられているのか」「こうした性質は変更することができるのだろうか…