基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

階層世界を舞台に、作家らの個性が奔放に炸裂した傑作──『BLAME! THE ANTHOLOGY』

BLAME! THE ANTHOLOGY (ハヤカワ文庫JA)作者: 九岡望,小川一水,野崎まど,酉島伝法,飛浩隆,弐瓶勉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/05/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見る本書は弐瓶勉による傑作『BLAME!』の世界観を題材とし、九岡望、小川一…

究極のやり直し──『偽装死で別の人生を生きる』

偽装死で別の人生を生きる作者: エリザベス・グリーンウッド,赤根洋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/05/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る返すあてのないほどの借金を背負った時に、どうすればいいのか。普通に考えれば取り得る選択肢…

これから、どんどん楽しいことがありますよ──『ダマシ×ダマシ』

ダマシ×ダマシ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/05/08メディア: 新書この商品を含むブログを見る久しぶりのXシリーズ新刊にして、シリーズ最終巻。シンプルにしてレトロ、なのにどこか新しさを感じさせる、そんなシリーズ…

「生物とは何か」を問い直す──『生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像』

生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像 (ブルーバックス)作者: 武村政春出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/04/19メディア: 新書この商品を含むブログを見る『巨大ウイルスと第4のドメイン』を筆頭に魅力的なウイルス論を書いてきた…

死の匂いに満ちる、エリスン第三邦訳短篇集──『ヒトラーの描いた薔薇』

SF

ヒトラーの描いた薔薇 (ハヤカワ文庫SF)作者: ハーラン・エリスン,川名潤,伊藤典夫,小尾芙佐,深町眞理子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/20メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る選りすぐりの短篇を集めた傑作選であるところのハーラン…

GPSもインターネットもここから産まれた──『ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA』

ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA (ヒストリカル・スタディーズ)作者: アニー・ジェイコブセン,加藤万里子出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2017/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るDARPA(国防高等研究計画局…

後宮の女たち、国家をやる──『あとは野となれ大和撫子』

あとは野となれ大和撫子作者: 宮内悠介出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/04/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る本書『あとは野となれ大和撫子』は宮内悠介さんの最新作。いやーこれはおもしろかった! 無数の方向性がある宮内作品だから、…

ケン・リュウの第二短篇集、信じがたいくらいにおもしろい──『母の記憶に』

母の記憶に (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)作者: ケンリュウ,牧野千穂,古沢嘉通,幹遙子,市田泉出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見るケン・リュウの第一短篇集『紙の動物園』は作品水準としても異様…

犬ってすごい!──『ジャングルの極限レースを走った犬 アーサー』

ジャングルの極限レースを走った犬 アーサー作者: ミカエルリンドノード,Mikael Lindnord,坪野圭介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る人生の大半を犬と過ごしてきた。だから心の底からの実感としていえ…

笑ってしまって読み進まない──『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。作者: 川上和人,出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/04/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る本書は一言でいうと鳥類学者による研究生活をつづった鳥エッセイ集なのだが、これ…

約15万円の講座を圧縮して読めるハイパフォーマンスな一冊──『SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録』

SFの書き方 「ゲンロン 大森望 SF創作講座」全記録作者: 大森望,東浩紀,長谷敏司,冲方丁,藤井太洋,宮内悠介,法月綸太郎,新井素子,円城塔,小川一水,山田正紀出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブロ…

奇妙なアンソロジー──『夜の夢見の川』

夜の夢見の川 (12の奇妙な物語) (創元推理文庫)作者: シオドア・スタージョン,G・K・チェスタトン他,中村融出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/04/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る翻訳家である中村融さんが編者となって、〈奇妙な…

知識やノウハウの分布から成長率を予測する──『情報と秩序:原子から経済までを動かす根本原理を求めて』

情報と秩序:原子から経済までを動かす根本原理を求めて作者: セザー・ヒダルゴ,千葉敏生出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見るいろいろとしっくりこない一冊だ。『宇宙はエネルギー、物質、情報でできてい…

ずっとゼルダをやっている

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2017/03/03メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (15件) を見るニーアオートマタをクリアしたところでちょうど任天堂Swtichが買えたので、そこから今度はずっとゼルダをやっていて…

読むと思わず検査を受けたくなる一冊──『心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで』

心を操る寄生生物 : 感情から文化・社会まで作者: キャスリン・マコーリフ,西田美緒子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2017/04/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの世には多くの寄生生物がいるが、とりわけの嫌悪と注目を集めるのは、…

感情がどのようにして利益をもたらすか──『愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める』

愛と怒りの行動経済学:賢い人は感情で決める作者: エヤル・ヴィンター,青木創出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/03/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る感情的な選択をとる人間は愚かで、理性的であることが人間の理…

被造物が自立する時──『NieR:Automata』

ニーア オートマタ - PS4出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2017/02/23メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (8件) を見るいやーおもしろいゲームだった。アクションは爽快で、人類がとっくにいなくなった廃墟の風景は美しく壮麗。それら…

異質なものとの遭遇──『誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選』

SF

誤解するカド ファーストコンタクトSF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA ノ 4-101)作者: 野?まど,大森望出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/04/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る本書『誤解するカド』は今年の四月から放映がはじまったアニメ『正解する…

筒井康隆を軽く飛び越えていった才能──『ビアンカ・オーバーステップ』

ビアンカ・オーバーステップ(上) (星海社FICTIONS)作者: 筒城灯士郎,いとうのいぢ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/03/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るビアンカ・オーバーステップ(下) (星海社FICTIONS)作者: 筒城灯士郎,…

歯止めなき内戦、その実態──『シリアからの叫び』

シリアからの叫び (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズII-15)作者: ジャニーン・ディ・ジョヴァンニ,古屋美登里出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2017/03/04メディア: 単行本この商品を含むブログを見るシリアの国情は長い期間にわたって荒れ狂ってい…

あの時、アメリカで何が起こっていたのか──『セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争』

セガ vs. 任天堂――ゲームの未来を変えた覇権戦争(上)作者: ブレイク J ハリス,Blake J. Harris,仲達志出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/03/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るPS4とSwitchが盛況な現代だけれども、かつてセ…

自分の中に判断基準を持つために──『ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書』

ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書作者: アレックスラインハート,Alex Reinhart,西原史暁出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2017/01/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見るこの科学全盛の現代、世の中数字ばかりである。研究不正は後を…

天才が天才について描いた映画監督漫画──『映画大好きポンポさん』

www.pixiv.net 傑作である。非常にシンプルで洗練された作品であり、何よりも"フリーで"公開されている漫画作品なので、(あと僕にあまり漫画を語るスキルがないし)長々と紹介するのはやめておこう。一度でも読み始めたら最後、最初の一コマから最後の一コマ…

世にも珍しいキノコ小説アンソロジー──『FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー』

SF

FUNGI-菌類小説選集 第Iコロニー(ele-king books)作者: オリン・グレイ,シルヴィア・モレーノ=ガルシア,飯沢耕太郎,野村芳夫出版社/メーカー: Pヴァイン発売日: 2017/03/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る世にも珍しいキ…

最後の一秒まで楽しかった──『けものフレンズ』

ようこそジャパリパークへ(初回限定盤)アーティスト: どうぶつビスケッツ×PPP出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2017/02/08メディア: CDこの商品を含むブログ (8件) を見る全12話、たいへんおもしろいアニメだった。それだけでなく、わけ…

バラード×キング×ラヴクラフト──『時間のないホテル』

時間のないホテル (創元海外SF叢書)作者: ウィル・ワイルズ,若島正,茂木健出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/03/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 二作目でこんなの書いちゃってどーすんの 本書は本邦初紹介のイギリス作家、ウィ…

廃棄指定済みのコロニー、息苦しさの中で生きる狂人達──『屈折する星屑』

SF

屈折する星屑 (ハヤカワ文庫JA)作者: 江波光則,雨水龍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/03/23メディア: 文庫この商品を含むブログを見る江波光則さんによる『我もまたアルカディアにあり』に続く、早川から刊行される文庫の二冊目になる(話にまったく…

ファンにはたまらん一冊──『村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事』

村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事作者: 村上春樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/03/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るこれまで村上春樹さんが訳してきた本をひとつひとつ取り上げながら(概ね70冊ぐらいかな)、本人が簡単なコメ…

極端な危険と利益──『毒々生物の奇妙な進化』

毒々生物の奇妙な進化作者: クリスティーウィルコックス,Christie Wilcox,垂水雄二出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/02/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る本書は毒を持つ生物について書かれた本である。毒がどのように人体やその他…

機械獣が跋扈する世界を思う存分冒険する──『Horizon Zero Dawn』

Horizon Zero Dawn 通常版 - PS4出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント発売日: 2017/03/02メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (1件) を見る『Horizon Zero Dawn』はこれまで『KILLZONE』などのFPSタイトルを開発してきたゲリ…

サイエンスノンフィクションをSFとして読む

僕はけっこうSFを読むのだが、それと同じぐらいにサイエンスノンフィクション(SNF)も好んで読む。もちろんそれは単純に僕がどちらも好きだからなのだけれども、SNFについてはハードなSFを読むように愉しんでいる側面があるように思う。たとえば最先端のSNFは…

人工知能本読みすぎて飽きたけどその中でも記憶に残っている本を紹介する

この数年人工知能バブルかってぐらい人工知能関連本が出まくっていて、最初の頃は律儀に一冊一冊読んでいたもんだが、だんだん飽きてきた(そりゃ読みまくってるんだからそうだ)。やれ人工知能に仕事が奪われるだとか奪われない仕事はなんだとかの話は定番だ…

凝集と拡散のせめぎ合い──『宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで』

宇宙に「終わり」はあるのか 最新宇宙論が描く、誕生から「10の100乗年」後まで (ブルーバックス)作者: 吉田伸夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/02/24メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る書名からもわかる通り、本書は宇宙史を扱った一…

圧倒的な情景/ゲーム体験を描き出す──『GRAVITY DAZE 2』

GRAVITY DAZE 2 初回限定版 - PS4出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント発売日: 2017/01/19メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (9件) を見るGRAVITY DAZE 2をようやく一通り終えたので感想を書いておこう。 総括的感想 まずメ…

宇宙以前から宇宙以後までを知るためのサイエンスノンフィクション

宇宙が始まる前には何があったのか? (文春文庫)作者: ローレンスクラウス,Lawrence Krauss,青木薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/01/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る近年急速に観測技術が上がりビッグバンやその後の宇宙を理解できる、…

能力者たちの騙し合いゲーム、参加者は全員嘘つき──『最良の嘘の最後のひと言』

最良の嘘の最後のひと言 (創元推理文庫)作者: 河野裕出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/02/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る『サクラダリセット』の河野裕さんによる書きおろしの文庫小説である。街で起こる事件を能力者たちの力を…

『ストーカー』×実話怪談×百合──『裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル』

裏世界ピクニック ふたりの怪異探検ファイル (ハヤカワ文庫JA)作者: 宮澤伊織,shirakaba出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/02/23メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る当たり前のように怪異が存在し現実とは異なる空間が広がる、何が起こる…

魔術世界×プログラマ×中東──『無限の書』

無限の書 (創元海外SF叢書)作者: G・ウィロー・ウィルソン,引地渉,鍛治靖子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2017/02/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る飛び抜けた海外SFが現れたものだ。世界幻想文学大賞を受賞した本書は、中東の専…

確かなことなんてひとつもない──『騎士団長殺し』

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/02/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/02/24メディ…

正義の在り処を問う──『制裁』

制裁 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: アンデシュ・ルースルンド,ベリエ・ヘルストレム,ヘレンハルメ美穂出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/02/23メディア: 文庫この商品を含むブログを見る昨年(16年)大変な評判をよんだ『熊と踊れ』という犯罪小説の著…

SFマガジン2017年4月号、出てます

SFマガジン 2017年 04 月号出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/02/25メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見るSFマガジン2017年4月号出てます〜。僕は普段の海外SFレビュー2ページに加えて、ピーター・ワッツの傑作エコープラクシアについて1p書…

トマ・ピケティ絶賛の"長篇小説"──『貧困の発明 経済学者の哀れな生活』

貧困の発明 経済学者の哀れな生活タンクレード ヴォワチュリエ,Tancrede Voituriez 早川書房 2017-02-23 AmazonKindle ピケティ絶賛と煽り文句のついている「貧困の発明」って本、おもしろそうな経済ノンフィクションだな〜〜と思ってよくみたら"長篇小説"で…

生命の再定義──『私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?』

もちろん本書の核となるのは科学だが、科学のあらゆることが始まったとき、私はこうした豊かで活気にあふれ、いろいろなものが混ざり合った世界に住んでいた。家族からも、カルテックの比類ない神秘的な雰囲気から、カルテックの人々から、ロサンゼルスとそ…

才能との向き合い方──『りゅうおうのおしごと!』

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)作者: 白鳥士郎出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2015/09/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るこの『りゅうおうのおしごと!』は農業高校の学生生活を描く『のうりん』シリーズなどで知られる白鳥士郎さ…

膨張し続ける地球、東京⇔大阪間5000キロ──『重力アルケミック』

SF

重力アルケミック (星海社FICTIONS)作者: 柞刈湯葉,焦茶出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/02/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る『横浜駅SF』で鮮烈なデビューを果たした柞刈湯葉さんの2作目である。 huyukiitoichi.hatenadi…

2016年のベストSF──『SFが読みたい! 2017年版』

SFが読みたい! 2017年版作者: S‐Fマガジン編集部出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/02/09メディア: ムックこの商品を含むブログ (6件) を見る2016年のベストSFランキング本であるSFが読みたい2017年版が出た。海外篇も日本篇の結果も傾向がみてとれてお…

若手作家見本市──『伊藤計劃トリビュート2』

SF

伊藤計劃トリビュート2 (ハヤカワ文庫JA)作者: 草野原々,ぼくのりりっくのぼうよみ,柴田勝家,黒石迩守,伏見完,小川哲出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/01/24メディア: 文庫この商品を含むブログを見る『虐殺器官』、『ハーモニー』で名を轟かす伊藤計…

自然そのものの概念をもたらした男──『フンボルトの冒険―自然という<生命の網>の発明』

の発明" title="フンボルトの冒険―自然というの発明">フンボルトの冒険―自然というの発明作者: アンドレア・ウルフ,鍛原多惠子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2017/01/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る本書は19世紀前半を代表する科学…

テクノロジー信仰への解毒剤──『テクノロジーは貧困を救わない』

テクノロジーは貧困を救わない作者: 外山健太郎,松本裕出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る外山健太郎さんという、日本人名の方が著者だったので最初日本語の本と思い読み始めたのだが、文章に…

なぜ薬物依存は減らないのか──『ドラッグと分断社会アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造』

ドラッグと分断社会アメリカ 神経科学者が語る「依存」の構造作者: カールハート,Carl Hart,寺町朋子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る薬物には大変恐ろしいイメージがある。一度でも手を出せば最後、…