基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

ロミオとロミオは永遠に 恩田陸

あらすじ
アキラとシゲルが色んな試練をくぐりぬけるはなし。


感想 ネタバレ無

なんだか、ハンター×ハンターとバトルロイヤルと大脱走を掛け合わせたような不思議な作品だった。

また、タイトルの意味は全くわからなかった。作者もわかっていないものをどうやってわかれというのだろうか。

ロミオという少年が出てくるのならともかく出てこないじゃないか!

ストーリーはところどころ、常軌を逸している。いや全部か?なんかもう、ところどころ本気でやってるのかギャグでやってるのかわからないから困る。

もちろん、面白くないわけではない。むしろ面白い。

そして、恐ろしいほどに女っ気がない。男だらけである。男男男。 かなりの数が生活している描写があるにもかかわらずそのほとんどが男である。むさっ!めちゃくちゃむさっ!

なんというか、発想がありえない。 え、そんなことしちゃっていいの?という感じである。 展開もありえない。 え?こんなことになっちゃったんだけど、どういう事?という感じである。 読まないとわからないな。


ネタバレ有


タダノがしょっぱなから最後までぶっ飛んでるな。 どうみてもバトルロワイヤルの先生にしか見えない。
今日はみなさんに殺し合いをしてもらいますとか言っちゃいそうな雰囲気がある。

あと、突然ミッキーとかいっちゃう。普通、あの黒いねずみとか●ッキーとか遠慮して、そこが面白いというところもあるんだけど、伏せたりするのに、突然ミッキーとか、ディズニーランドとか素で書いちゃう。 マジでびっくり。

しかも、この作品の中だとディズニーランドは日本中から最悪の汚染物質が集められている場所で、そしてミッキーはそのクソゴミダメの中から生まれた突然変異の黒いねずみ。ディズニーランドの登場した時が作品が突然カオスになった瞬間でもあった。普通、ちょっとは遠慮して書くもんなのに、ディズニーランドとかまじ最悪な場所だし、そんなにディズニーランドとミッキーが嫌いなのかと作者に問いたい。

え、ていうかこれは、ギャグなのか?

しかも何故か大学最高レベルとされている、大東京学園なのに、やってる事といえばやたらと意味不明な戦いか、農作業か、地雷除去。 いったい、何の役に立つのだ・・・?そして何でこいつらは受け入れているんだ・・・?
しかも挙句の果てに強制収容所でもやらないようなひどい労働をさせられて、ちょっとでも休むと監視員からの叱責が飛んでくるとか・・・・。
それ学園じゃないから!強制労働だから! 東大に入ったやつがそんな事やらされたら怒り狂うから!

しかも、最初の試練が学校にたどり着く事ってのはどういうことだよ!?北海道地方の人間がたどり着くまでにほとんどが脱落ってそれどこの国の話だよ!

というか、どこから突っ込んでいいのかわからないけれど、とにかく最悪なところであるな。 もう、何もかも最悪すぎて逆に天国に見えてくるぐらいに。

きまって、先にパイを食ったやつに限って、後からきたものに対しては、残り少ないから食うなと平気な顔をして言うものさ。そいつは、誰よりもパイのうまさを知り尽くしているからこそ、そんなことをいえるのだ。パイをいったん食い始めたら、食いつくすまでやめられないことをよく知っているからな。だが、そんなやつの言う事を誰が聞くと思う? あいつらのようにうまいものが食いたいと後から来た方にしてみれば、くそくらえだろう?
 そういうわけで、残り少なかったパイを、みんなで争って食いつくしたわけだ。
 おめでとう!その世界が、今の我々が住んでいる、この素晴らしき世界だ。
 先人たちは、自分の子供たちのことなど何も考えてはくれなかった。自分たちさえよければ、自分の孫がのたれ死にしても平気だったのさ。
 わかっているね?我々は、どこまでも、救いようのないほど愚かなのだ。
 この愚かさは死んでも治らない。

パイの話全然わかんないから!別にパイを食い始めても食いつくさないでいられるから!

そういうわけでってどういうわけで残り少なかったパイを食いつくしたんだよ・・・。 まぁ、地球に残っていた資源をみんなが争って使ったせいで、こんなそこらじゅう地雷原と汚染物質だらけのクソッタレでしみったれた世界になってしまったという事なんだろう。 

そしてまた意味のわからないことに何故か世界中から嫌われているという設定のもとに日本だけが地球に置き去りにされて、他の国の人間は地球外に脱出してしまったんですね。

ってわけがわかんねーよ! でも面白いから不思議だよ。

そしてバトルロワイヤルの先生のような教官の元、ハンターハンターのハンター試験のような意味のわからない試練を数々繰り返していき、最終的にやっぱここありえねーだろ!と突っ込んで大脱走するのが本編なんだなぁー。ていうかこれだけでいいなぁ。

カオスなシーン

んぎゃあおおおおおおっ
突然、キノコ雲の向こうから、恐竜を直立させたような巨大な怪獣が現れたのである。
ゴジラだっ! やっぱりゴジラの鳴き声はこうでなくちゃ! ハリウッド製じゃ駄目なんだっ」
ああ、東京に来て、本当によかった。彼の目には滂沱と涙が溢れている。
 が、彼は怪獣の後ろから現れたものに目を見張った。
巨大な白い猫。しかも、なぜか赤いサロペットを着ており、二足歩行をしている。口はない。頭に赤いリボンをつけている。ずしり、ずしり、と異様な地響きを立てて、自分の前を歩いている怪獣に、ぶんとウエスタンラリアートを加えた。
「まさか、あれはキ──」
その名前を言い終えるより先に、さらに後ろの雲の中から巨大なネズミが現れた。真っ黒な耳に黄色い靴。顔が笑ったままなのが不気味である。
 巨大なキャラクターたちは、互いに組合、激しい乱闘を始めた。
 怪獣の咆哮、アイライクアップル、ミルクイズヘルシー、と意味のない英文を呟く白い猫、ネズミが甲高い声でイッツアスモールワールドと歌う。
「悪夢だ。これは悪夢だ。ディズニー社が著作権使用料を取りに来るぞ」
「核爆発で、皆巨大化したんだ」
地球防衛軍──じゃなくて、自衛隊を呼べ」
雲の中から、まだまだ巨大なキャラクターが現れる。巨大なビーグル犬、巨大なペンギン。巨大なキングコング(元々巨大だが)、巨大な芋虫
 それらはスタジアムの中で大乱闘を始めた。彼らは世界で激しく覇権を争ってきた。彼らにとっては名誉の問題であるし、彼らを支える多くの従業員の死活問題もある。思えば長い因縁の戦いが、ここで実力による決着をつけようとしているのだ。


やべ、引用しすぎです。訴えられませんかね?
ゴジラが出てきていきなりゴジラの声はやっぱり日本製じゃないとなぁと言い出すキチガイもいればまさかのキティちゃんの登場に、スヌーピーとかその他もろもろ全て出てきて戦うとかこれいったいなんなんですか?何がしたいんですか?異常に笑ったのですけれど、笑ってよかったんでしょうか?

というか、膨大なパロネタに埋もれて、全部を抜き出すのは全く持って無理なわけですが。記録出来ないというのは悲しいことでもあります。 どうか俺の心の中だけにでも残っていればいいのだけれども。

壮絶に笑ったところ

「行くぞイワクニ!」
「おう、シマバラ!」
「バローム・クロス!」
がしっと腕を組み合わせると二台の自転車が合体し、スピードが衰えぬまま坂を一気に駆けのぼった。
「くらえ、タコ!」
 一瞬の間をおいて爆発、炎上。もくもくと真っ黒な煙が上がった。
「やったあっ」
「二人の心が一つになったからさ!」


二人の心が一つになったからさ!じゃねえよ! 合体してんじゃねえか合体 心じゃなくて自転車が合体したからさ!だろうが。バローム・クロス!じゃないよ馬鹿・・・!笑っちまったじゃないか・・・・ しかもこのあとに自転車が爆発して、

「──行け」イワクニの口が動いた。
「しっかりしろ、『いずみちゃん』までもうすぐだ。あと少しで脱走できるぞ!」
 シマバラは叫んだ。まさか、こんな。こんなところで別れが来るなんて。ガキのころからいつも一緒で、ずっと離れた事はなかったのに。いつも当たり前のようにそばにいてくれたのに。
イワクニは必死に口を動かした。
「早く、行け。俺は、もう駄目だ。背骨が、砕け、ちまった、らしい。みんなに、よろしく」
「イワクニ」
イワクニの手が何かを探すように動いた。
シマバラはその手を握った。イワクニが、弱々しく握り返す。
「行けっシマバラっ。脱走だっ」
いつも一緒に戦ってきたイワクニ
「行けえっ」


ここだけ見れば感動的なシーンだけどすぐ前のシーンでバローム・クロス!とかやってるから全然感動的じゃねぇよ! お前らがバローム・クロス!なんかやったからそんなことになったんだよ!

そしてこいつら、何の死亡フラグも立てずにどんどん死んでいくから困る。

そして、最後はなんかよくわからんけど20世紀にタイムスリップして終わった。

笑った。