SFはよく読むけど宇宙の事何にも知らないな、と思いちょっとした知識をたくわえるために読む。すべてはSFのために。
本書は文系でもわかる超入門編である。
あらすじ
宇宙のことが いっぱい 書いてあるよ!
感想 ネタバレ有
今回はノンフィクションなので特にネタバレ無の感想はありません。
宇宙の知識を全く持っていない文系の自分にも割とスラスラと中身が入っていく。
自分が持っている宇宙の知識なんて、ハードSFに出てくるちょこちょこっとした知識を聞きかじっているだけでとてもとても正規の知識とは言い難いものである。
例えば恒星をかこってエネルギーをすべて受けるダイソン球や反物質について詳しくても、星の構成要素がなんであるかは全く知らないのである。ちなみに星の構成要素は水素、ヘリウム炭素、酵素、窒素である。(勉強した!)
またブラックホールについても同じだった。つい最近ニュースで新たなブラックホールが見つかったと言っていたが、自分の持っている知識だとブラックホールというのは何もかも吸い取ってしまうので、発見するのはかなり難しいという理解しかしていなかった。
よってブラックホールを見つけたのは余程幸運だったのかなぁと考えたりしたのだが、
しかしどうもそれは勘違いでブラックホールが物質を吸い込んだ瞬間にX線が飛び出してきて、それによってブラックホールが存在している事がわかるらしいのである。(勉強した!)知識が30年も昔のハードSFなどのものによるためかなり情報が古い。
あとはニュートリノの話が結構面白かったな。あまりにも小さくて人の体を素粒子レベルでみたときスカスカで、人間の体を貫通していくなんてゾっとする。
あとは、タイムトラベルを可能とするかもしれない宇宙ひも理論か。
宇宙ひもの説明を簡潔に書こうと思ったが全く簡潔に書けないのでやめた。書くとしたら文章を全部ひっぱってこなくちゃならない。
しかしWikipediaから一応ひっぱってきた
時空が相転移する際、相転移し切れなかった領域が宇宙ひもとなる。(Wikipedia)
これでわかるだろうか。わからないだろうな。 相転移というのは水が液体から気体になったりすることで、より安定した形を求めることである。 ちなみにここでいう相転移というのは宇宙空間で起こった素粒子か何かの変化のことである・・・・と思う・・・たぶん・・・
そしてその宇宙ひもとやらで何ができるのかというと。
「ふたつの高速ですれ違う宇宙ひもを用いてタイムマシンが作れる」
タイムマシンってとこにだけ注目。 どうも振動を用いて空間のゆらぎとともに時空のゆらぎも引き起こすらしい。よくわからんけれど、夢があることは確か。
単純な疑問に答えていたのでそれも一応今後のために書いておく。
Q 宇宙に中心はるのか?
A 宇宙に中心は無い。
他にもワームホールとか双子のパラドックスとかマッチョとか色々面白い話もあったが、感想を書こうと思っても話が難しくてうまく書けないのでここでおしまいとする。