基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

AB! 12話に対する勝手なツッコミ

視聴中に「え、それはどうしてなの?」と思う事が多かったので、とりあえずもう一回見直しながらツッコミを羅列していきます。当然のことながらAB! 12話のネタバレありまくりです。あ、ちなみに個人的なことをいえば12話が一番よくわかんなかったですけどそれ以外はとても面白かったです。よかったよかった。これが最後だとちょっとあれですけど、まだ1話ありますしね!
>岩沢さんとユイのかわりは、もういないんだよと言って消えていくガルデモメンバーが不憫だ

ユイを消した音無さんが罪の意識にさいなまれないことが不思議でなりません。おめーのせいだよ!! あとガルデモメンバーのセリフ全体を通しても少なすぎるよ! バンドの必要性とは何だったのか……。というか、ガルデモボーカル以外のメンバーの必要性っていったい……。

>どうやって全員同時に消えてんだろう?

なんというか、音無くんの方へカットが一瞬切り替わって、またすぐにガルデモメンバーが居た方へカットが移ると、十人以上はいたはずのメンバー全員が一瞬で消えておるんですが、いったいどうやって消えてるんですかね? 「ふん!」って気合を入れたら消えるとか、そもそもどうやって全員一緒のタイミングで消えることが出来るんだ? というのがわかんねーんですよ。「満足」したら「自動的に」消えるわけじゃなくて、「満足」したら「消えるタイミングは任意に選べる」んでしょうか。

もちろんこうも考えることはできます。「音無くんに最後のメッセージを伝えることで完全に満足したからその瞬間消えた」と。でもガルデモのメンバーはそれでいいかもしれませんけど、後ろの人達まで同時に消えるのは理解不能ですよね。ひょっとしたらみんなガルデモメンバーにベタ惚れしていて、「ガルデモのみんなが満足してくれたら俺たちも満足です!」というドマゾ共なのかもしれませんけど、でもそんなにドマゾ共の世界はバカだらけの世界と同じぐらい嫌ですよ。

つまりここでは「一度満足したら消えるタイミングは自分で選べる」説をとります。そうすると彼女らはこれみよがしに音無くんに挨拶をした瞬間に消えたわけであって、なかなかのエンターテイナーだと言えます。自分が消えた後のことなんかどうだっていいというような事を言ってましたけど、いやいやどうして消えた後の余韻を大事にする消え方ですよ。でもどうせ最後なんだから、みんなで盛大にパーティーをやったり、それこそ最後に卒業式やってから消えればいいのに、何もそんな唐突に消えなくてもいいのに、と思いました。

>みんなが消えた後に突然入ってくる影

や、優しい……。優しすぎる……。お別れが済んだ瞬間に突入してくるとは、きっとタイミングをはかっていてくれたんでしょうね。「待っててやるから早く消えろよ」って。これでガルデモメンバーが喋っている間に乱入してきたら彼女らも消えるに消えれないですからね。そうなると敵が増えて大変だと判断したのならば、優しいわけではなくなかなか優秀な影といえるかもしれません。

>俺が動くのは、ゆりっぺの助けになる時だけだ!

野田のセリフ。よくわからないのは、ゆりっぺと音無くんたちは目的が違うのだから、音無くん達を助けても別にゆりっぺの助けにはならないだろうということ。少なくとも現時点では音無くんたちはみんなを成仏させようとしているだけで、そうなるとゆりっぺを成仏させる為の助けとはいえるかもしれないし、ゆりっぺも音無くん達の事は応援しているのだからまあ助けと言えるかもしれない。それに野田くんツンデレなので別にゆりっぺの助けにならなくても助けてくれるかもしれない。

>五段細い……

細いのはいいんだけど……五段を山籠りさせて一話か二話不在にさせたのは、ただこのギャグをやりたかっただけだからなのか……。なんつーか、それは……最高に気持ちがいいな……。

でも地味にびっくりなのは、学園の外にもいけるってことですよ。今まで誰も疑問を持たずに学園の中でしか生活してないので、学園でしか動き回れないのかと思っておりました。まあでも山は学園の敷地内なのかもしれませんけどね。

>服の洗濯はどうしているんだ?

しかし服の洗濯とかってどうなってるんですかねえ? 学園の外に家があってそこにみんな帰っているんだったら制服もちゃんと洗濯してるんだなって感じですけど、なんかそんな風でもないですし。学校に洗濯機はないでしょうし、彼らが手でごしごし洗ってるところもなんか想像できません。ということはゆりも天使もずっと同じ制服をきているということで(以下略  ああでもどこかで死んだら服も再生されるようなこと言ってたような……? だったらどんなに汗臭くなったりシワがよったりしてもいつのまにか新品同様にぴかぴかになっているわけであって、それはそれで便利なもんだなぁと思いました。

しかし「死んでも元に戻る」時の「元」とは一体何なのか。たとえば五段は修行中に飯があまり食えなくて凄くスリムになってしまったけれども、彼はこの先死んだ場合「スリムな体型」のまま復活するのか、はたまた「元のでかい五段」になって復活するのか。まあ限りなくどっちでもいいですけど。

と思ったけど実際結構重要かもしれんですよ。だって松下五段がもし「餓死」した場合、「餓死する直前の体型」に戻るんだったら、「餓死して生き返った瞬間にまた餓死する」わけじゃないですか? いわば死の無限ループが発動してしまうわけであって、もし松下五段が死んでも体型が変わらないのであればこの世界における「餓死」はマジで最悪のバグということになるのではないか。いやまあこれもどうでもいいな!

>そりゃーいるわよねえ……うじゃうじゃと

と、いいながらギルドで敵と交戦するゆりっぺ。敵がいるのは当然、事前から了解していましたという感じなのに弾が少ないのはこれいかに。最初は短期決戦を予定していたのでしょうからしょうがないにしても、敵の位置を発見したからといって特に準備もせずに突っ込んでいくのはあんまり頭が良くないのではないか。

>突然現れ、ゆりっぺに銃を渡すジョー(名前これであってるかな?)

「ゆりっぺが誰にも言わずにギルドに入って行った」のにも関わらず、道の途中(しかも敵がうじゃうじゃいる、ドラクエのダンジョンの中に平然といる市民たちみたい)ところで一人どっしりと座っているジョー!! お前はどうしてそこで待とうと思ったんだ……! なぜそこにゆりっぺが来ると思ったんだろう。テレパシーか!? いやいやこれが愛の力か。どうでもいいですけどこのわけのわからない展開はドラゴンボールのハリウッド映画を思い出しましたよ。

あの映画の中で悟空たちは、広大な砂漠を走り回っていたのですけど突然落とし穴にハマって、上からヤムチャが「ひっかかったぜまぬけめ!」みたいなことを言うのです。しかしいくらなんでも誰も通らないような広大な砂漠にみみっちい落とし穴なんていう罠を仕掛けている方がアホだろっていう話ですよ。何かそれと同じようなバカさを感じました。

まあでも最大限好意的に解釈するならば、ジョーはゆりっぺが来る事を何らかの手段で知っていたんでしょうね。大体ギルドは彼らのテリトリーですから、入ってきたらセンサーか何かが反応するでしょう。事前にパソコンを運び込んでいた敵役の彼がセンサーに反応しなかった理由はわかんないですし、「もう弾がないだろうから銃が必要になるだろう」と予測して準備していたことまではちょっとわかんねーですけど。

>お前の思いが爆発してるって奏がここまで連れてきてくれて……

思いが伝わるって何その新設定……。ニュータイプか何かなのでしょうか。というかこの二人はやっぱり生前何かつながりがあるんじゃなかろうか。

そしてゆりっぺを助けにきたメンバーの中に野田がいないのはおかしいだろ!!! 

>あんなの絨毯爆撃でもしねーことには……

天使ちゃんは爆撃機並の攻撃ができるんだから、音無くん達が頑張るまでもなくずっと天使ちゃんに絨毯爆撃させておけばいいじゃない。

>ゆり、先に行け

いやいやいや一人で行かせてどうするんだってばよ。普通そういうのは最大火力に行かせるか、最大火力を壁役に使って他のメンバー全員で行くのが筋ってもんだろう。最悪でも二人組でいったほうがいいのではないか。5人いて何でチーム分けが4人と1人になってしまうんだ! ハブか! まあでも考えてみればゆりっぺには目的があるわけで、ゆりっぺにしか目的がないといえる……のか? よくわかんないけど……。だったら一人で行かせても……いいのか?

>世界に、愛が芽生えました。

愛が生まれたら「青春」できなかった人たちの集まりなもんで「みんな例外なく成仏」するはずなのに、音無くんみたいな「ちゃんと生きてきたけど記憶喪失のせいで迷い込んできた」バグが来ちゃうと「愛」が生まれても「成仏」できないとかいう意味不明なことになっちゃうと。それじゃあそこは永遠にとどまって青春できる楽園になっちゃうから僕が地獄に変えてやんよ! というような話なんだろうけど、愛があろうがなかろうが彼らは毎日楽園のように楽しそうな青春を送っていたのでどうでもいいな、と思いました。

>あのね、教えてあげる。人間と言うものは、たったの十分だって、我慢してくれないものなのよ!

ゆりっぺも過去において「金を持ってこい、さもなければ家族を殺す」と言う強盗犯に対して、「十分待って!!」といったにも関わらず待ってもらえずに家族を殺されてしまった経験がある上でのセリフなので、最初聴いた時は「いーセリフだなぁ」と思いました。が、僕は両親から「人にされて嫌だった事は、自分でもやってはいけないよ」という教育をされて生きてきたので「十分ぐらい待ってあげればいいのに」と思いました。どうでもいいですね。

>最後、ベッドで目を覚ましたゆりとそれを立ったまま見つめているみんなが怖い

いつ目を覚ますかわからない病人の横で、四人ぐらいが立ったまま起きるのをじーーーっと待って、見つめているのは普通に考えてちょっと怖いです。狂っています。まあでも常識的に考えてみれば、起きる前にちょっと「う、うーん……」とかいうアクションがあって、集まってきたんでしょうね。ただそういう細かい動作を「きっとこういうことがあったんだろう」と観ているこっちが想像を働かせてやらないと理解できないというのは、あんまりアニメの出来としてよろしくないのではないかと思います。


長々と書いてしまったけれども、これもひとえに好きな作品だからですよ! 来週最終回なのでとっても楽しみです。

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