基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

利己的な遺伝子/リチャード・ドーキンス

これはなかなか長丁場になりそうだぞ。何文字書くことになるやら。生物界を操る、利己的遺伝子の真相に迫る。 感想 ネタバレ有 正直いって、人生が変わるとまでも言わなくても、人生観を一変させてしまいそうな、そんな内容だった。これを中学生の時に読んで…

ミミズクと夜の王/紅玉いづき

あらすじ ミミズクと名乗る少女と、魔物の住む森の、夜の王の物語。って面白いぐらい連続で〜のって続いてるやんん感想 ネタバレ無なんというか読み終わった感想が、まんま有川浩のコメントと同じ感想だ。奇をてらわないまっすぐさに負けました。泣きはしな…

ふたり/赤川次郎

あらすじ 死んだ姉の声が頭の中に聞こえるようになったりなんかしちゃったりなんかしてー感想 ネタバレ無面白いなー。さくさく読めた。とても自然な話だった。というかこのネタ、どっかで見たことあるようなネタだけれども。最近どっかで見たネタだなぁと思…

カラフル/森絵都

あらすじ 死んだが、抽選にあたって、人生をもう一回やりなおさせてもらったが、魂を入れてもらった身体はなかなかひどい状況だという話。感想 ネタバレ無いやいや、しかしこれはなんだ。思ったよりずっと面白かったな。物凄い簡単な文章でまるでライトノベ…

斜陽/太宰治

感想 ネタバレ無お、おおおお。凄い、凄いぞ。もうずーっと昔の本なのにちっとも古さを感じさせない。時代設定はもろ昭和初期で、作品の中身といえばもうまるっきり今と似てもにつかないほどの古さなのに、その中に流れる空気が、新しい。太宰治の作品なんて…

本当の戦争の話をしよう/ティム・オブライエン

あらすじ 短編がいっぱい感想 ネタバレ無戦争とは何なのかを、一度考え直してみる本となった、なんて書いたら格好いいかもしれないが特にそんな事もなく。 結局戦争が何なのかなんて単純化はできなくて 村上春樹の解説を読んでもわからなくて 読み終わったら…

氷菓/米澤穂信

ちょっとキツかった。

星々の舟/村山由佳

不覚にも泣いたあらすじ わかんね感想 ネタバレ無一章ごとに、一人一人視点が変わっていって、全六章、六人の視点で語られる物語。一方の視点だけじゃ見えてこない物も、他人の立場にたって初めてその意味がわかってくる。家族とは何か、というのが書きたか…

シュルレアリスムとは何か/巌谷 国士

最近ノンフィクションのほうに偏り気味だ。感想 ネタバレ有結局シュルレアリスムってなんだったの・・・? 現実的な事みたいな意味らしいってことはわかったが、何がどう現実的なのかわからん。ただ書いてある事は非常に面白かった。話しながら内容を考えて…

カフカ寓話集/フランツ・カフカ

あらすじ 寓話集感想 ネタバレ無カフカ面白いなぁ。短いのだと、一ページにも満たないのがいくつかあるのだが、どれもが面白い。意味がわからないのもたくさんある。でも面白い。長編の一部を抜き出したかのように、途中で突然話が終わるのもあれば、ちゃん…

大絶滅。/金子龍一

あらすじ 大絶滅ネタバレ有 想ったけどあらすじいらねーな・・・。真面目に書いてる事なんてほとんど無いし・・・でも書いておこう・・。あらすじがないと何か唐突だし。読んだことのない人に紹介なんて一ミリもする気無いが。とおもったけど50センチぐら…

百器徒然袋─雨/京極夏彦

あらすじ 榎木津が暴れまわる。感想 ネタバレ無なんかやたらややこしい事件が起きる→榎木津が出現する→榎木津がぐちゃぐちゃにして解決する。全部このパターンだけど、このパターンを読みたいがために、読んでるのだから当然だ。破天荒なキャラクターによっ…

世界を肯定する哲学/保坂和志

あらすじ 世界を肯定する哲学感想 ネタバレ有 ていうか芥川賞とった人なんだなぁ。 教授で小説書く人はすでに、他の人より何倍も差をつけてるわけだから卑怯といえば卑怯だな。正直いって真中あたりに書いてある事は、読んでる間はふむふむと思ったものの読…

西の魔女が死んだ/梨木香歩

あらすじ 西の魔女が死んだ感想 ネタバレ無びっくしたーびっくしたー。ラストびっくしたー。でも帯にラスト3ページであなたはすげーものを見るぜ!というような事が書いてあって身構えてしまったのが痛い。そんな事を帯に書くなと。見てしまっただろうが、そ…

世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい/森達也

あらすじ 世界は豊からしい感想 ネタバレ有何が言いたいのかはわかるが、うじうじとよく悩むやつだ。テレビ業界への不満たらたらのくせに、いつまでも居座ろうとしたりと行動がわからぬ。業界が不満なら辞めればいいし、不満でも好きで好きでしょうがないな…

ベルカ、吠えないのか?/古川日出男

あらすじ ベルカ、吠えないの?感想 ネタバレ無タイトルマジ鳥肌ヤバイ。表紙も口をグワーとあけて威嚇するような、そんな犬の写真、まじやばい。 確かにこれは、作者のいうように爆弾だった。犬性というものの爆発というか、犬に関しての爆発だ!(意味わか…

走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹

あらすじ 村上春樹のエッセイ、タイトルのまんま感想 ネタバレ有まず間違いなく日本で一番有名な小説家が、その生きる過程においていったい何を見て、何を感じてきたのか、というのが気にならないはずがない。エッセイを読み終わったというよりも一冊の長編…

キッチン/よしもとばなな

あらすじ 人生色々感想 ネタバレ無全体を流れる雰囲気が、一貫していて全く崩れる事がない。流れるような文章。本当に最低限必要な事しか描写していない、と感じる。それゆえに読むのは非常になめらかだった。 村上春樹の読みやすさとは、また違った読みやす…

機動戦士ガンダムUC1/福井晴敏

SF

あらすじ ガンダム感想 ネタバレ無 福井晴敏が書いたガンダムってだけで魂が震える。 ∀ガンダムの時のような感動をもう一度。 相変わらずの、圧倒的な場面描写と精神描写。 まだ一巻なので、その片鱗しか見えていないがこれから先の展開が非常に気になる。 …

脳が心を生みだすとき/スーザン・グリーンフィールド

あらすじ 脳が心を生みだすとき感想 ネタバレ有ちょちょちょ、ちょっとまったああ。脳が心をうみだすときっていうタイトルにひかれて買ったのに、結局何だかわけわからないことをごちゃごちゃと述べていただけで、本論としては扱われてないじゃないか。 イン…

ゲイトウエイ/フレデリック・ポール

SF

あらすじ 形もどんな事を考えていたのかもわからないヒーチー人。そのヒーチー人が残した超高速船に乗り、安全かどうかもわからぬ大宇宙に飛び出していく調査員の一人である主人公の物語感想 ネタバレ無精神を病んだ主人公が、その罪を告白していくという形…

脳のなかの幽霊、ふたたび/V.S.ラマチャンドラン

あらすじ 神経科学による脳の解説本。感想 ネタバレ有通常、こういうものは、入門書というか、素人にもわかりやすく書くのは相当の知識がないと書けないのだが、非常にわかりやすい。こんなにわかりやすくていいのか!というぐらいわかりやすい。そして簡単…

DRAGONBUSTER 01/秋山瑞人

あらすじ 武狭。感想 ネタバレ無ついに・・・!ついにやってくれた・・・! 電撃HPに載るDRAGONBUSTERを、不断の努力で読まないようにしてきた努力が実った・・・! 文庫化・・・!奇跡・・・!しかし実を言うと、一回だけ電撃Hp読んでしまっている自分は、…

神々の山嶺/夢枕獏

「誰であろうと自分の人生を生きる権利がある」 あらすじ 山に登るしかない男が、山に登り続ける物語。感想 ネタバレ無あっぱれ!これほどまでに一点突破して、何かに囚われたようにして、何かを求め続ける男を書いたという意味では、ある意味極限かもしれぬ…

今宵、銀河を杯にして/神林長平

SF

あらすじ 不死身の宇宙戦車 マヘル‐シャラル-ハシ-バズ 酒飲みの戦車兵2人を共に従え、自称天才の少尉殿と、今宵、銀河を杯にして暴れまわる!感想 ネタバレ無お、おもしろ・・・ 神林先生の凄いところは、同じテーマを書き続けているのに、面白いところだ。…

傷物語/西尾維新

あらすじ なんかやたらえろい委員長とか、ちっこい吸血鬼とかとにゃんにゃんにゃん感想 ネタバレ無おっぱいですね。そして委員長です。頭の中にそれだけしか残っていないです。他にもいろいろあった気がするけど、パンツとかですかね。そうですね、パンツで…

竜の卵/ロバート・L・フォワード

SF

あらすじ 中性子星に、人知れず知的生命体が存在していた。人類と、知的生命体とのファーストコンタクトを書くハードSF。感想 ネタバレ無ものすごいハードSFである。現役の物理学者で、しかもかなりの論文を発表してきたとあったらもうなにがなんやらといっ…

オイレンシュピーゲル参/冲方丁

あらすじ 記憶がない3人が、記憶を求める短編集。感想 ネタバレ無エロとバイオレンスです。スプライトと比べてもよっぽどエロとバイオレンスです。ミハエル中隊長は違う作品のキャラのようにごついな。個人的に、文章のイメージだと、ヘルシングのベルナドッ…

スプライトシュピーゲル三/冲方丁

あらすじ 24時間ごとに事件が起きて、てんやわんや!ちげぇ、1時間ごとに、だった。 感想 ネタバレ無どうでもいいけど、絵のイメージがスプライトとオイレンで全然違うのはどうかと思うな。アニメ化したときどうするんだろう。ないか。久しぶりに読んだもの…

2001年宇宙の旅/アーサー・C・クラーク

SF

あらすじ これは、進化の物語である。 同時に、宇宙についての物語である。感想 ネタバレ無映画が、凄く有名らしいが、まったく見た事がない。恐らく凄い作品なのだろうと思うが、今から見るという気にはなかなかなれないものである。映画を意識してなのかど…