基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2008-01-01から1年間の記事一覧

真庭語/西尾維新

真庭語 初代真庭蝙蝠 初代真庭喰鮫 初代真庭蝶々 初代真庭白鷺 (講談社BOX)作者: 西尾維新,竹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/12/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (68件) を見る刀語での彼らの設定を…

ストーカー/A&B・ストルガツキー

SF

きみは悪から善をつくるべきだ、 それ以外に方法がないのだから。 ロバート・P・ウォーレン これを読み始めたのと同時に、同名のゲームのプレイ動画をみはじめて、なんか設定が似てるなぁ・・・まぁ同じ文字の意味だから似たような内容になっちまうのは仕方…

タカイ×タカイ/森博嗣

【楽天ブックスならいつでも送料無料】タカイ×タカイ [ 森博嗣 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,026円楽天で詳細を見る 彼らのひとりは、自分が手を下した動物の肉は食べることができない、といっ…

議論の余地しかない/森博嗣

議論の余地しかない作者: 森博嗣出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2002/12メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (28件) を見るタイトルが気に入って読もうと思ったものの、まさか小説ではないとは思わなかった。小説ではないっておかしな言…

海に住む少女/シュペルヴィエル

独特な雰囲気が漂う10個の短編を収録。こんなフランス版宮沢賢治、なんて言葉で説明されているが妥当と感じるかどうかは読む人によるだろう。確かに読んだことのない人間に伝えるには、大まかな部分は伝えることに成功しているが、読んだらはじめて違いに気…

道徳の系譜/ニーチェ

道徳の系譜 (岩波文庫)作者: ニーチェ,Friedrich Nietzsche,木場深定出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1964/10メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 219回この商品を含むブログ (52件) を見る完全に自分用メモ。全部書こうと思うと長すぎるので、とりあえず…

キラレ×キラレ/森博嗣

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (160件) を見る あの晩こそ運命の十字路にわたしは立っていたのであった。もしわたしがわたしの発見を遇…

イナイ×イナイ/森博嗣

イナイ×イナイ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/10メディア: 新書 クリック: 36回この商品を含むブログ (188件) を見る 彼の女の語る挑発的な巧妙な叙述は、一言一句大空の虹の如く精細に、明瞭な幻影を私の胸に呼び起…

容疑者Xの献身/東野圭吾

容疑者Xの献身 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/08/05メディア: 文庫購入: 36人 クリック: 219回この商品を含むブログ (679件) を見る泣けるのう。泣けるのうのう。素晴らしい愛の形とでも書いておこうか。最終的なトリック…

ηなのに夢のよう/森博嗣

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (211件) を見る 「グレーテや、ちょっとばかりあたしたちのほうへおいで」悲しそうな微笑を浮べてザム…

λに歯がない/森博嗣

λに歯がない (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 42回この商品を含むブログ (231件) を見る 「そちらにだれかいらっしゃるの?」と彼女は小声でたずねた。 「たかが皮なめし職人です…

εに誓って/森博嗣

εに誓って (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/05/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (234件) を見る ゴーウィンダよ、世界は不完全ではない。完全さへのゆるやかな道をたどっているのでもない。…

τになるまで待って/森博嗣

τになるまで待って (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/06メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (257件) を見る 次にフェイノメナ〔現象(複数)〕とは、明るみにあるものの、あるいは光のもとにもたらされう…

θは遊んでくれたよ/森博嗣

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (267件) を見る その実例とは、すなわち千八百余年前カルヴァリ丘上に起こった事件である。…

φは壊れたね/森博嗣

[rakuten:book:11296105:detail] 主体は世界に属さない。それは世界の限界である。 世界の中のどこに形而上学的な主体が認められうるのか。 君は、これは眼と視野の関係と同じ事情だとい言う。だが、 君は現実に眼を見ることはない。 そして、視野におけるい…

僕の好きな人が、よく眠れますように/中村航

な、な・・・。なんじゃこりはああああ。こ、これが恋愛小説というやつだったのか・・・。知らなかった。何も知らなかった。びっくりした。これが恋愛小説だったとは。どうしようもなく惹かれあう僕と彼女、だが、ふたりには恋が許されない理由があった・・…

目を擦る女/小林泰三

SF

目を擦る女 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/09メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (53件) を見る面白すぎて泣いた。なんだこれ。なんだこのキモい表紙は。売る気があるのだろうか。それとも…

子供の「脳」は肌にある

タイトルで損をしているような気はするものの、面白い一冊である。子供が生まれたら人間に渡したい。全編を通して、どれぐらい触れ合うことが大事なのかをありとあらゆる手段を使って書いている。ゲーム理論を引き合いにだしたり、心臓に記憶が宿っているか…

アルゴスの黒太子―グイン・サーガ(6)/栗本薫

五巻がクライマックスで、だいぶ面白かったのでここらはさすがに落ち着くかと思いきや、五巻に劣らない面白さで驚きである。この表紙の男絶対にどこかで見たことあるのに思い出せない。気持ち悪いことこの上ない。毎度おなじみのあらすじを書いていく。しか…

復活の地 3 /小川一水

SF

ついに完結。おお、思ったよりキレイに終わった。最初気に入らない点は、やっぱり最後まで気に入らなかったけれども作品を楽しめないレベルまでは達していない。悪役にされてしまったサイテンと、グレイハンがこうしてみると少々悲しい。グレイハンはおよそ…

ぐるぐるまわるすべり台/中村航

いるか、いないか。 人の状態は、この2つしかない。 再生の繰返し。 ありがとう・・・も ごめんね・・・も いらない。 くるっと 1回転で消えてしまう泡 無限のループ。 『スカイ・クロラ』森博嗣 今、ビートルズのヘルター・スケルターを聞きながらこの文章…

復活の地 2 /小川一水

SF

ずっと違和感を感じていたのだ。何で恒星間飛行が出来るようになったにも関わらず、こんなに文明レベルが低いのだろうかと。たまにでてくる未来的な道具は全部レンカ帝国以外の星系からもたらされたものだ。しかもその中に住んでいる人間の考え方などなどが…

クリムゾンの迷宮/貴志祐介

不思議な作品。ありえない設定が大量に出てくるにも関わらず、読む時に何の障害にもならない。主人公がやけにローカルネタに博識だったり、何故かゲーム理論が専門だったり、ヒロインがエロ漫画家とピンポイントで笑えるネタが。あと全員都合よく記憶喪失に…

復活の地 1 /小川一水

SF

恐ろしいまでの理想主義者の氾濫。こんなにいっぱいいていいのか、理想主義者。特に笑ったのは戦場にいながらにして、不殺を自分に命じている男。剣心が不殺をいったって自分一人のことだから勝手にしろよ、というところだが戦場において不殺ってなんぞ。い…

鷲は舞い降りた/ジャック・ヒギンズ

とにかく文章というか、セリフ回しが凄い。特にデブリンの名言っぷりは、映画コマンドーを見ているかのような感動に包まれる。作戦が開始してからのシュタイナも異常なまでにかっこいいセリフを連発し、こいつらは劇か芝居をやっているのですかな? と聞きた…

カラマーゾフの兄弟2/ドストエフスキー

かつてない試みをやろう。読んだ瞬間の感想を一行ぐらいずつメモしたので、それを延々と描いていく。なんというめんどくさい作業、だがやる。上が読んでいる時のページ数と感想で、下がその感想の解説である。P43 フョードル・・・。 おれの金はこのおれが必…

辺境の王者―グイン・サーガ(5)/栗本薫

あらすじ 囚われの身となったグインさん。こっちへこい! と外に連れ出される。村で一番強いものがなる勇者ドードー、それから賢者カー。ならばとグインさんはドードーをぶっ殺して俺がドードーになってやるぜ! といきりたつ。これだから強い奴は嫌いなんだ…

ラゴンの虜囚―グイン・サーガ(4)/栗本薫

あらすじ 大量虐殺され、相手を今までの獣と侮ってはおれん、とばかりに作戦を立て始める18歳金髪女。この女作戦っていう言葉知ってる? というぐらいアホなので敵に突っ込むか、突っ込まないか、の二択しか選択できないらしい。なんて女だ。よくこの兵士…

二重螺旋の悪魔/梅原克文

世紀の大傑作かはたまたただのバカ小説か・・・。どっちとも区別しがたい・・。上巻は突っ込みどころ満載の設定に、バカすぎるキャラクターに愛想をつかしそうになりながらも、早い展開、面白い文章にひかれて読み進めることができた。下巻の半分までは唐突…

ノスフェラスの戦い―グイン・サーガ(3)/栗本薫

やっちまった。見てしまった。ネタバレを、完膚なきまでに読んでしまった。123巻のあとがきを読んでしまった。 なんてこった。ははっ笑いが止まらねーぜ。イシュトヴァーンが王になってグイン王と戦うだと? 確かにこの巻でも2巻でも1巻でも、やたらとイ…