基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

宇宙を織りなすもの/ブライアン・グリーン

宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 下作者: ブライアン・グリーン,青木薫出版社/メーカー: 草思社発売日: 2009/02/23メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 12回この商品を含むブログ (26件) を見る 雑感 副題として時間と空間の正体、とついている本書。…

2009年31号 ジャンプ感想

ワンピース >まだ脱出していなかった これは嬉しい誤算。先週あんだけ大々的にカラーなど入れたのでてっきり本当に脱出してしまったのかと思いきや、今週で本当の脱出となりました。先週のクジラが助けに来てくれるというのは、今までの悪戦苦闘が無になり…

読者に不快感を持たせるキャラクターの処遇について

はじめに 最近俺たちに翼はない、というゲームをやっていまして。ゲームといってもエロゲーなんですけどね。これが凄く面白い。まず会話文のセンスがズバ抜けて良い。最初は西尾維新のようなタイプかな? と思っていたんですがそれとも違う。なんかこう、才能…

新劇場版 エヴァンゲリオン:破 の感想

ネタバレ無感想 なんなんだこれは…それが偽らざる観終わった時の第一印象であって、その次になんだったんだ…??? と頭の中を疑問符が駆け巡る。内容的には大方の予想通りもう全くの別物。とにかく変更点の方が多いので変更点について議論したり、考えたりする…

時間についての雑文

宇宙を織りなすもの――時間と空間の正体 上作者: ブライアン・グリーン,青木薫出版社/メーカー: 草思社発売日: 2009/02/23メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 33回この商品を含むブログ (40件) を見る はじめに 時間、自分なんぞはこの単語を聞いただけでわ…

アイデンティティを証明することに躍起になる人々

アイデンティティ・ゲーム―存在証明の社会学作者: 石川准出版社/メーカー: 新評論発売日: 1992/10メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (7件) を見る はじめに ちょっと面白い内容だったので上の本の内容を簡単にまとめてみる。最初の前提と…

テロリストのパラソル/藤原伊織

テロリストのパラソル (角川文庫)作者: 藤原伊織出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (36件) を見る コテコテのハードボイルド小説 ハードボイルド小説というと自分はレイモンド・チャンド…

SF作家の円城塔氏がTwitterで小説を書きはじめたようです。

Twitterとは140文字以内で日常のことを呟いたり、または小さいブログとして書いたり、思い付きをメモしたりというそんなサービスです。さて、そこに円城塔氏がEnJoeTohという名前で存在していたのですが、今回別アカウントを取得して、Enjoe140──Twitter←こ…

霊長類 南へ/筒井康隆

SF

霊長類 南へ (角川文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1986/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (12件) を見る 核戦争が実際に勃発してしまった世界。人々は少しでも長く生きようと、一路南極へと向かう。 特に…

2009年30号 ジャンプ感想

ワンピース 表紙&巻頭カラーのワンピースが凄い。インペルダウン大脱出と書いてあるのでもう本当に脱出に成功したんでしょう。もっともルフィ達が脱走したとしても、内部にはまだ黒ひげのパーティーが残っているのでインペルダウンの話はまだあるのでしょう…

トランスフォーマー/リベンジ 映画感想

感想 なんだったっけな、観終わった時に真っ先に思った感想があったはずなんだけれども、忘れてしまった。映画自体はとても面白いものでした。ストーリーは相変わらずひどいもので、DVDだったら再生バーを右に移動させてるな、というぐらいだったのですが、…

1Q84 BOOK 1.2/村上春樹 ネタバレ有 雑感

1Q84 BOOK 2作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 40人 クリック: 432回この商品を含むブログ (949件) を見るネタバレ無 感想 まあ自分象徴とか、メタファーとか、伏線とか全く考えていないので分析的なアレは全く…

1Q84 BOOK 1.2/村上春樹 ネタバレ無

1Q84 BOOK 1作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 45人 クリック: 1,408回この商品を含むブログ (1281件) を見る エピグラフ ここは見世物の世界 何から何までつくりもの でも私を信じてくれたなら すべてが本物に…

第三世界の長井が狂っている件について

ゲッサン 2009年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/06/12メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を含むブログ (14件) を見る あらすじ? 人は何故、人たり得ているのか。 人間社会とは何なのか。 神は存在するのか。 真実など、この世にある…

七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!/大楽 絢太

七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ! (富士見ファンタジア文庫)作者: 大楽絢太,今野隼史出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/09/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (56件) を見る 七人が武器屋開こうと頑張ったり…

2009年29号 ジャンプ感想

はじめに 唐突にジャンプ感想なんぞを始めてみる。どうせ毎週読んでいるので、実験的に、というやつである。書いてみて自分が面白い、有意義だ、と感じたらこれからも続けていくことにする。感想といっても、全部の漫画を読んでいるわけではない。とりあえず…

富豪刑事/筒井康隆

富豪刑事 (新潮文庫)作者: 筒井康隆出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1984/01/12メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 21回この商品を含むブログ (147件) を見る あらすじ キャデラックを乗り回し、最高のハバナの葉巻をくゆらせた富豪刑事こと神戸大輔が、迷宮…

あとがきについて

ライトノベルには必須といっていいあとがき。ライトノベルに関わらず、通常の小説でも文庫の場合はあとがきか、もしくは解説がついているのが基本である。ライトノベルなどを読んでいて思うのだが、あとがき、どう考えても必要ないというか、何のためにある…

天涯の砦/小川一水

SF

天涯の砦 (ハヤカワ文庫JA)作者: 小川一水出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2009/01/24メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 20回この商品を含むブログ (58件) を見る あらすじ 軌道ステーション“望天”で起こった破滅的な大事故。その残骸と月往還船からなる…

偽物語[下]/西尾維新

偽物語(下) (講談社BOX)作者: 西尾維新,VOFAN出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/06/11メディア: 単行本購入: 33人 クリック: 191回この商品を含むブログ (322件) を見る あらすじ 実の妹(しかも二人)のおっぱいを揉みまくり、さらには押し倒す兄貴が主…

鹿鼎記 2 天地会の風雲児/金庸

鹿鼎記 2 天地会の風雲児作者: 金庸,岡崎由美,小島瑞紀出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2003/09/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る あらすじ 昨日は少年宦官 今日は反清の志士 明日の命は運次第。 女の子二人現れて 両手に花のいかさま…

記事の需要と供給について考えてみた。──感想サイトの意味はなんだ?

はじめに 今まで記事の需要と供給なんて言われても、まったくわからないというか、そんな大層なブログでもないので気にかけるのもあほらしいぐらいの気持ちだった。しかし一昨日からアクセス解析を導入してから(無料で一か月だけ導入できる)色んな人がこの…

忌憶/小林泰三

忌憶 (角川ホラー文庫)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/03メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (31件) を見る 雑感やら ホラーを得意とする小林泰三のホラー短編集。大分前にdaenさんにオススメされて、読んじゃう読んじ…

工学部・水柿助教授の解脱/森博嗣

工学部・水柿助教授の解脱作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブログ (70件) を見る 無意味にあらすじでも(これはあらすじなのか?) 本シリーズの特徴は、話がつぎつぎに些末な法…

工学部・水柿助教授の逡巡/森博嗣

工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 24回この商品を含むブログ (30件) を見る あらすじでも 最初にお断りをしておくが、この作品は小説である。さて、水柿君、この…

鹿鼎記 1 少年康熙帝/金庸

鹿鼎記〈1〉少年康煕帝 (徳間文庫)作者: 金庸,岡崎由美,小島瑞紀出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2008/12/05メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る あらすじ けんかは弱いが博打は強い。揚州の花街で育った無頼少年が本作の主人…

真夏のオリオンの試写会に行って来た。

まずはあらすじ 日本人の手によって書かれた一枚の楽譜『真夏のオリオン』が、64年の時を経て今、あの夏のすべてを語り始めた…。1945年8月14日 第二次世界大戦・終戦前前夜─太平洋。巨大戦力を誇るアメリカ駆逐艦に日本最後の希望「イ-77潜水艦」が挑む。海…

工学部・水柿助教授の日常/森博嗣

工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/12メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 48回この商品を含むブログ (109件) を見る まあまずは感想でも。 げらげら、なんだこれは。凄く、バカだ。もちろん褒め言葉だ…

もえない―Incombustibles/森博嗣

もえない―Incombustibles作者: 森博嗣,ささきすばる出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/12メディア: 単行本 クリック: 40回この商品を含むブログ (75件) を見る なにかが治っていく過程というのは、見ていて楽しい。季節が変わるのに似ている。季節は、…