基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

スペースシャトルの落日

これは凄まじい。宇宙計画に携わっている人たちの話を聴いたり読んだりしているだけだとわりと「ああ、夢を見られる素敵な仕事だなあ」という感じだが、その夢を見る為に実際には超巨額な千億とかウン兆とかいうわけわからん規模のゼニが動いているわけであ…

ふむふむ―おしえて、お仕事!

小説家の三浦しをん先生が、「特殊技能を活かして仕事をしている女性」に的を絞ってインタビューしていく一冊。三浦しをん先生は小説家だけあって、人間への読解力が強い、と読んでいると感じますね。短時間で相手のツボをつかんで、魅力を最大限引き出して…

NOVA4

SF短編アンソロジー第四段。全部オリジナルでSF短編をあつめたる、しかも作家陣はひとくせもふたくせもある豪華な方々という野心的なスタートをきって、第四段まで維持し続けているのはさすが。アンソロジーというのは僕の好みからはかなり外れているけれど…

DOG&DOLL

また森博嗣かよ! って感じでしょうか? たぶんそんなに連続して読んでいる人もいないと思いますが。 本書は物書きの森博嗣先生が書いた音楽エッセイです。 対談が西尾維新、ゆうきまさみ、山本直樹という小説、漫画家に寄っていることからも推察される通り…

創造的福祉社会: 「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

同著者の『コミュニティを問いなおす』という本が面白かったのでこの本も手に取ってみました。「創造的福祉社会」とか、なんか挑戦的なタイトルで面白そうですしね。副題にもあるように、「経済成長がなかったとしても存続している社会の在り方」はいったい…

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない

つい最近終了したばかりのアニメ。全11話。よくまとまった良いアニメでした。のめり込んでみたなぁ。お話的にはちょいファンタジーな感じ。仲の良かった小学生6人組だったのが、一人は死んでしまいその後残された5人組はバラバラに……、5人が高校生になった時…

創造の方法学

森博嗣は著書『科学的とはどういう意味か』の中で「科学」の意味を『科学というのは「方法」である。そして、その方法とは、「他者によって再現できる」ことを条件として、組み上げていくシステムのことだ。』としています。学校の試験で問われるような、「…

森博嗣ファンだけど初期の日記シリーズを読んでいない人にお勧めする

このエントリは凄くどうでもいいことですけれど、森博嗣先生の本を今までにいくつか読んだことがあって、考え方などに刺激を受けており、しかしまだMORILOGACADEMYしか日記シリーズは読んだことがない人に対して、森先生が一番最初に幻冬舎より出版された五…

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則

この前作のスティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼンが面白かったので読んでみました。著者自身が語っている本書について少しだけ引用。 『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則』はスティーブ・ジョブズの伝記ではない…

囮物語

西尾維新新刊面白いですね。化物語で驚いて、傷物語偽物語と「ふーん」って感じになって、猫物語黒白で「すげえ!」と思って、「傾物語」「花物語」はハァ? って思って、この囮物語は「やっぱり西尾維新ってすっごい!」と思わせてくれました。僕は西尾維新…

単純な脳、複雑な「私」

タイトルが結構気になる感じ。「え、脳って複雑じゃないの?」と。脳……というよりかはより身近な「自分」に対しての驚きの一冊。「手を動かそう」と思う0.5秒〜1秒前くらいには脳は手を「動かそう」と準備を始めているといった事を観測した実験がある。この…