基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

ミステリ

コズミック 流/清涼院流水

コズミック流 (講談社文庫)作者: 清涼院流水出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/04メディア: 文庫 クリック: 33回この商品を含むブログ (76件) を見る げげっなんじゃこりゃ! 面白すぎるぞ! どこの感想を見ても確かに凄いけどバカバカしい凄さとだけ書か…

チャイルド44/トム・ロブ・スミス

チャイルド44 上巻 (新潮文庫)作者: トム・ロブスミス,Tom Rob Smith,田口俊樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/08/28メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 1,008回この商品を含むブログ (215件) を見る 見よ!このブザマなヒーローの姿を。JOJOは地面を…

九十九十九/舞城王太郎

九十九十九 (講談社文庫)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/12メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 55回この商品を含むブログ (98件) を見る こいつはすげえぜ。冒頭12ページは今まで見た事もないような疾走感でここでついた勢いだけ…

タカイ×タカイ/森博嗣

【楽天ブックスならいつでも送料無料】タカイ×タカイ [ 森博嗣 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 1,026円楽天で詳細を見る 彼らのひとりは、自分が手を下した動物の肉は食べることができない、といっ…

キラレ×キラレ/森博嗣

キラレ×キラレ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (160件) を見る あの晩こそ運命の十字路にわたしは立っていたのであった。もしわたしがわたしの発見を遇…

イナイ×イナイ/森博嗣

イナイ×イナイ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/10メディア: 新書 クリック: 36回この商品を含むブログ (188件) を見る 彼の女の語る挑発的な巧妙な叙述は、一言一句大空の虹の如く精細に、明瞭な幻影を私の胸に呼び起…

容疑者Xの献身/東野圭吾

容疑者Xの献身 (文春文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/08/05メディア: 文庫購入: 36人 クリック: 219回この商品を含むブログ (679件) を見る泣けるのう。泣けるのうのう。素晴らしい愛の形とでも書いておこうか。最終的なトリック…

ηなのに夢のよう/森博嗣

ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/12メディア: 新書購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (211件) を見る 「グレーテや、ちょっとばかりあたしたちのほうへおいで」悲しそうな微笑を浮べてザム…

λに歯がない/森博嗣

λに歯がない (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 42回この商品を含むブログ (231件) を見る 「そちらにだれかいらっしゃるの?」と彼女は小声でたずねた。 「たかが皮なめし職人です…

εに誓って/森博嗣

εに誓って (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/05/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (234件) を見る ゴーウィンダよ、世界は不完全ではない。完全さへのゆるやかな道をたどっているのでもない。…

τになるまで待って/森博嗣

τになるまで待って (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/09/06メディア: 新書 クリック: 17回この商品を含むブログ (257件) を見る 次にフェイノメナ〔現象(複数)〕とは、明るみにあるものの、あるいは光のもとにもたらされう…

θは遊んでくれたよ/森博嗣

Θ(シータ)は遊んでくれたよ (講談社ノベルス)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/05/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (267件) を見る その実例とは、すなわち千八百余年前カルヴァリ丘上に起こった事件である。…

φは壊れたね/森博嗣

[rakuten:book:11296105:detail] 主体は世界に属さない。それは世界の限界である。 世界の中のどこに形而上学的な主体が認められうるのか。 君は、これは眼と視野の関係と同じ事情だとい言う。だが、 君は現実に眼を見ることはない。 そして、視野におけるい…

七回死んだ男/西澤保彦

いや、あっぱれだねこれはぁ!・とりあえず事件のさわりだけでも― ・主人公は設定を説明する ・登場人物たちが一堂に会す ・不穏な空気はさらに高まる ・そして事件は起きる ・やっぱり事件は起きる ・しつこく事件は起きる ・まだまだ事件は起きる ・それで…

氷菓/米澤穂信

ちょっとキツかった。

百器徒然袋─雨/京極夏彦

あらすじ 榎木津が暴れまわる。感想 ネタバレ無なんかやたらややこしい事件が起きる→榎木津が出現する→榎木津がぐちゃぐちゃにして解決する。全部このパターンだけど、このパターンを読みたいがために、読んでるのだから当然だ。破天荒なキャラクターによっ…

黒祠の島 小野不由美

祠が変換できなくて焦った・・・。アマゾンからコピペしてきたから大丈夫だが。本作は十二国記、屍鬼などで知られる小野不由美の書く長編本格推理小説である。あらすじ 式部剛は失踪した知り合い、葛木志保を探しているうちに夜叉島という島の名前に行きつく…

チルドレン 伊坂幸太郎

あらすじ 適当な男、陣内とその周囲をとりまく様々な人間が出てきてなんかする。(適当) 感想 ネタバレ無相変わらず、伏線の張り方がうまい。 ここまでくると何かの方法論をつかっているのではないかと思う。もしくは何かの法則に従っているかだ。自分の中…

ラッシュライフ 伊坂幸太郎

あらすじ 神様、神様を解体するもの、泥棒×2、くっついてまたばらばらになる死体、無職、金でなんでも買えると信じている男、買われた女、神を信じる男、強盗する老夫婦 全員が全員、ビリヤードのたまのようにぶつかりあって、それぞれのポケットにおさまっ…

四季 冬 森博嗣

うわー。やばい面白いです。 あらすじ 天才、真賀田四季はどこにも行かない。 感想 ネタバレ無 つなげすぎじゃないかな?とは思うものの、やはり面白い。天才を登場させるだけではなくて、天才を書こうとしたところが素直に凄いと感じられる。総括としての感…

四季 秋 森博嗣

あらすじ 天才、真賀田四季の生涯、と思いきや、S&Mシリーズの西之園萌絵と犀川が中心になってVシリーズの登場人物も交えての真賀田四季追跡作戦といった様相をていしてくる。 感想 ネタバレ無S&MシリーズとVシリーズの重大なネタバラシ的な要素が盛大に盛…

四季 夏 森博嗣

あらすじ 天才、真賀田四季の生涯。 感想 ネタバレ無今回もその天才がバッサバッサとお前ら全員無駄なことばっかりやってんな!と切り捨てていくわけだけれども、冒頭にプラトンの愛に関する解釈を持ってきたところからも、夏は恋愛色が強い。すべてがFにな…

四季 春 森博嗣

あらすじ 天才、真賀田四季の少女時代を書くミステリー。 感想 ネタバレ無相変わらず森博嗣の書く本は安定して面白い。どれを読んでも、まず満足いくものになっているだろう。読んでいなかったのに特に理由はないけれど、文字数が少ないから敬遠していたとい…

フィッシュストーリー 伊坂幸太郎

この一冊を読んだことによって、既刊の伊坂幸太郎作品はすべて読んだことになった。悲しい話である。と書いているうちに、そういやこの前出たゴールデンスランパーは読んでなかったな、と思いだした。おれの幸せはまだ持続中である。 あらすじ たんぺんがい…

死神の精度 伊坂幸太郎

あらすじ 仕事をすると雨が降る死神の話。 感想 ネタバレ無というか、どっかで読んだことあるような設定だなと思ったら、あれだよあれ。なんだっけ、ライトノベル・・・・。死神のバラッドだ。 あれと同じ設定だわさね。死神のバラッドがどういう話だったか…

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

怒涛の伊坂ラッシュ。 あとちょっとで終わる。 あらすじ 引っ越した隣に住んでいた男に、突然一緒に本屋を襲わないか、と持ちかけられた主人公 いったいどうなってしまうのか。 感想 ネタバレ無今回は、主要キャラにいつものぶっ飛んだキャラがいなかったな…

重力ピエロ 伊坂幸太郎

やばいやばい。 もう読んでから一週間以上たってる。 読んでからすぐに感想を書かないってのが一番いけない事だよ。 読んだ時の感想なんて、一瞬のものであって、読むタイミングとか全てが重なってその感想になったというのに、その時に書かなかったら何の意…

オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎

あ、これ面白い。 あらすじ 思わずコンビニ強盗をしようとした伊藤は、昔の同級生、城山に逮捕されてしまう。だが、護送中に車が事故に会い、その隙に逃げたした結果、現代において鎖国を続けている特異な島、荻島に連れて行かれる事になる。 感想 ネタバレ…

グラスホッパー 伊坂幸太郎

あらすじ あっちには殺し屋 こっちには自殺屋 そっちには押し屋。 感想 ネタバレ無分類不能な殺し屋小説の誕生! と帯に書いてあるが、全くもってその通りだ。 殺し屋小説としかいいようがないこれと似たような話を、昔自分で考えた事がある。 自分で書こう…

魔王 伊坂幸太郎

あらすじ 容赦の無い演説と某宮崎県知事を彷彿とさせる断固無き意思を示す政治家、犬養。 突然自分の思ったことを他人に喋らせる事が出来るようになった安藤。 犬養は人々を煽動し、パワーを生み出す。それにただ一人で対抗する安藤。でたらめでもいいから、…