基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

洋書

The Visioneers by W.PatrickMcCray

表題のVisioneerとは著者が創りだした造語で、「明確なヴィジョンのある」を指す"visionary"と”engineer”をかけあわせた言葉。発音がどうなっているのかよくわからない。そのまま読むとヴィジニアーみたいな感じでひどく語呂が悪い気がする。読んでいてずっ…

Once While Travelling: The Lonely Planet Story by MaureenWheeler,TonyWheeler

世界的なシェアを誇る旅行ガイドブックの出版社であるLonely Planetの創設者二人(夫婦)が書いた会社創設記。蔵前さんによる旅行人創設秘話が面白かったので⇒さて、それじゃあまた旅に出ようか。『あの日、僕は旅に出た』 by 蔵前仁一 - 基本読書洋書でも同…

An Economist Gets Lunch: New Rules for Everyday Foodies by TylerCowen

Food is a product of economic supply and demand, so try to figure out where the supplies are fresh, the suppliers are creative, and the demanders are informed. 経済学的に、需要と供給、かかっている「飯」以外のコストが値段に反映してくること…

The Smartest Kids in the World: And How They Got That Way by AmandaRipley

世界の教育を実際に自身の目と、生徒たちの目、それから先生への聞き込みによって生の情報を一覧する一冊。基本的に米国と他国(本書ではWorldといいながらポーランド、韓国、フィンランド+アメリカの四カ国しかみていないが)との比較考察によって米国がい…

Jack Glass (Golden Age) by AdamRoberts

“Your task is to read these accounts, and solve the mysteries and identify the murderer. Even though I have already told you the solution, the solution will surprise you.” 日本でいえば読者への挑戦状のようなものから本書は幕を開ける。冒頭か…

Who Owns the Future? by Jaron Lanier

『人間はガジェットではない』⇒人間はガジェットではない - 基本読書 を書いたジャロン・ラニアーによる新刊。人間はガジェットではないの中でラニアーは、ガジェットによって消されていく「個」があるが、いつだって何かを生み出していくのは一人の人間なの…

The New Digital Age: Reshaping the Future of People, Nations and Business

『The New Digital Age: Reshaping the Future of People, Nations and Business』 以下 The New Digital Ageは、えーと……Googleの会長? chirmanって日本語だとなんていうのが正しいのかよくわからないが、まあchirmanであるエリック・シュミットによって書…

Lean In: Women, Work, and the Will to Lead

FacebookのCCOであるシェリル・サンドバーグさんが書いた本がこの『Lean in』なのだが、いま英語圏で売れに売れまくっているらしい。ベストセラーリストみたいなところにずっといる。で、これが「売れてますよー」っていう一過性のブームというよりかは、Lea…

the right book exactly,at exactly the right time 『Mr. Penumbra's 24-Hour Bookstore』

『Mr. Penumbra's 24-Hour Bookstore』はRobin Sloanによって書かれ、2012年の10月に発売された小説。どこで評判を知ったのだか忘れてしまったのだが、売れに売れまくっている本で、英語の読書メーターみたいなサイトの感想には「まるで村上みたいだ!…

This is a comedy,not a tragedy『All Clear』Connie Willis

い、いかんかった。信じられないぐらい面白かった。もどってくるのが困難なほど引きこまれ、世界に没入して、最後の10%は涙が枯れ果てんばかりに泣きはらした。ありとあらゆる物語がこの世の中にはあるけれど、ここまで長大な物語にも関わらず、読者を飽き…