星新一 ショートショートを読むのは何冊目かなぁ。あんまり覚えてない。7冊は確実に超えてると思うんだが・・・
どういうときに星新一を読むかといえば、これは家をでかける時にあと5分フリーだけど何もやることが無い、って時に読む。すべてがショートショートなので、一つの話を読むのに2分かかるかかからないかで読み終わるからとても便利。それを発見して以来家の片隅には森新一のショートショートを置くようになった。
あらすじ
しょーとしょーとが いっぱい はいってる よ!
感想 ネタバレ無し
ネタバレも何もないんだが、一応書いておこう。 いつもどおりショートショートの基本をおさえていてとても楽しくよめた。といっても40個ある短編のうち、オチが気に入るのは4個に1個 40個あったら10個といった感じだが、10個も残れば充分である。
ショートショートの面白さは確実にオチにかかっているのでオチが弱いのはもうなんというかイチゴの乗ってないイチゴショートケーキみたいなものである。しょっぱなのタブーとかいうショートショートがオチてなくてちょっと心配になったがそれ以降は安定していた。満足。
安定度で言ったらこれほどの作家もいないかな。 しかしよくこれだけネタが出てくるもんだ。 どうも独特のやり方があるみたいなことをエッセイかなんかで書いてあるのを見た気がするが忘れてしまった。
ちなみにこの短編集の中で一番好きなのは、「運」
ネタバレ有
ネタバレ有りといっても特に書くことが思いつかないな。 ショートショートって読んだ瞬間はそのオチに凄いと感想をもったとしても所詮ショートショートで重みがないからすぐ忘れちゃうんだよな・・・・
一番面白いのは「運」と書いたが、一番印象に残っているの間違いだった。面白いのはほかにあったようなきがしたが忘れてしまった。探してみる気も起きない。
運の内容は 人生不運な事ばっかりあって家族で飛び降りでもやろうか・・・といっているが父親が高所恐怖症でそれも出来ない。いったいどうすればいいんだといって悩んでいる。
そこにダンプが突っ込んで家族全員しぬ。 それを知った近所の人がなんて不幸な人たちなんだろう・・・というが本人たちからしてみればそれは最後の幸福であった。 というなんとも救われない話。 救われなさ過ぎて印象に残った。
それにしても星新一の作品の登場人物はいろんな現象を悪魔のせいにしたがるな。