基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

敵は海賊・猫たちの饗宴 神林長平

ねこー!!

あらすじ
恐るべき兵器 人間もコンピューターも猫にしてしまうCATシステムに人間ラテルと猫のアプロが立ち向かう!

感想ネタバレ無

おもしれー。なんか敵は海賊海賊版に比べてラノベっぽさが増した気がする。そういう方向に転換したのかな。さし絵も海賊版の2倍近かったし。

その分会話もギャグ方面が多かったが普通に笑える。しかし何よりもよかったのは、猫たちの饗宴ってことで猫が大量に出てくるのが・・・読んでいてにやにやしてしまう。ネコネココネコ。ネココネコ。あんまり覚えてないけどフムン を一回も言ってなかった気がする。アプロかわいいよアプロ。いつか犬も出てくるといいな。

ネタバレ有

未来における間違った解釈の野球が面白い。ドラえもん達が野球する漫画がコロコロかなんかでやっていたけども、あれと似たような感じか。 特殊ルールがいちいち笑える。

飛んできたボールをノーバウンドで空中破壊すればアウトとか。ラジェンドラ(人工知能搭載宇宙船)が打席に立つとか。ピッチャーの投げた球を銃で撃ち落としても出塁出来るとか。 もはや野球ではない・・・・。 

CATシステムだが、魂に猫だと思わせると体も勘違いして猫になってしまうっていうシステムだったな。

魂の駆動体で翼人が人間にチェンジするときに使った機械と同じものだなーと思った。しかしそんなシステムがあったら人間をドラゴンにも出来るし恐竜にもできるしミノムシにも出来るし何でも可能じゃないか・・・凄いなCATシステム。

あと微妙に猫に変態(漢字これでいいのか?)したラジェンドラ(戦闘宇宙船)のイラストがどうみても猫バスの複座型飛行機バージョンでわろた。いやしかし乗り物が猫になったらそれが猫バスに似ていると思ってしまうのはもうどうしようもないな・・。

やはり今回は猫たちの饗宴ってことでアプロの出番が多かったかな。アプロ好きだしなんとも満足や・・・。次はシリアスらしい。期待期待。