あらすじ
人類は衰退したらしいですよ?
感想 ネタバレ無
早くも刊行分を読み終わってしまった。しかし巻をおうごとに、ハードさがましてるんですが・・・・。このままでは6巻ぐらいに到達したら何が起こるか全く想像もできませぬな。
どうでもいいけれど、主人公が女の子なのは、田中ロミオがエロゲーのシナリオライターなのと関係しているだろうか。エロゲーなんてやってたら、女の子主人公の話なんて、BL系でしか書けないだろうからな。こういう小説、なんていう機会にでも書いておかないと、もうかけないと思ったのかも知れぬぞ。
邪推でありんす。
最初のカラーイラストページを見た時、あれ、これは本当に人類は衰退したんですかな?とはてなマークが出たものの、下のほうに小さく、【注意】本書は人類は衰退しましたの3巻目で間違いありません。
と書いてあったのでわたくしの現実はたもたれたのであります。
どうでもいいけれど、わたくし、〜であります!という話し方をするキャラが個人的にドツボなのであります。今回はそんなのがおったので自然と文章もありますが頻出してしまうのであります。
しかし、このイラストのキャラだけ別世界から来たキャラクターのようなにおいが。最初魔界戦記ディスガイアを思い出したな。
予想もがけない新キャラと、突然明らかにされた妖精さんの設定と、ほのぼの文体からは想像も出来ない、ハードな状況となかなか楽しませてくれるでありんす。
ありんす?
ゴエモンも混じっているであります。
やけにパロネタが多かったような。ページを開けばそこにはパロネタが!といっても過言ではないぐらいパロネタのマシンガンであった。面白ければ正義!の世の中、面白ろければなんでもありなのであろう。
ドラえもんだと思っていたらもっと別の何かでした。
ネタバレ有
水がない状態の人間ってのは、読んでて悲しいものがあるよね。いや、苦しい、かな。おそろしやおそろしや、こんな状態には陥りたくないものだな、というあれです。
一番最初の助手さんが書いた絵本には笑わせてもらった。奇抜すぎる。
しかし何故名前が無いのだろうか。
例1 実は名前が助手さん 孫さん おじいさんである。
現実的ではない。もし仮にそうであったとしたらなかなかシュールである。
例2 人間があまりいない状況下においては、狭い世界なので名前を必要としない。たとえば、狭い、物があまりない世界で暮らしている人たちにとっては、あれとって、やそれとって、などで通じてしまう事からもわかる。
世界に二人しか人間がいなかったらお互いの名前は特に必要無い。
現実的ではない。だいたい人は結構いる。名前は必要である。
例3 主人公が意図的に名前をボカしている。
これが一番まともに思えるが、違うと思われる。以下引用
「はじめまして、孫娘です」
「君が孫ちゃんか。噂はかねがね。頑張ってくれているようだね」
略
孫ちゃんて呼び方、いやだなぁ。
主人公が書いているのならば、当然孫ちゃんと自分で表記しているはず。いやだなぁと書いているということは、本当に孫ちゃんと呼ばれているようだ。
ぴおんも結局名前ではなかったようだし。しかしぴおんという名前をすぐにP子という名前に変えたというのは、Y子と共通する部分があるな。Y子、ひょっとしてひどい名前であったのだろうか。よろずや、みたいな・・・。
ハッ何をいっているんだ。
O太郎とP子が妖精さんを認識出来ないのは、魂がないからだろうか。思考出来るといっても、思考出来るようにプログラムされているだけだしな。
という事をいっても、人間だって、本能というプログラムに従って生きているのだから、プログラムされているかどうか、で魂があるかないか、という問題にもっていくのはおかどちがいであるのだが。
魂論に発展させるのは無意味でしかないな。
地味に超科学を思わせる描写があっても、その実ただの電子レンジであったりミニ四駆であったり、クレーンゲームだったり、パロネタに油断がならぬ。そこらじゅうにパロネタが!敵襲じゃー敵襲じゃー!
猫電子レンジネタはわらかしてもらいました。
ともすれば重い話題を、精一杯ギャグっぽくしているのは、ライトノベルだからだろうか。自堕落に楽しく暮らしてー!!とか。重すぎて隠しきれてないけど。
妖精さんが電磁波が苦手、という設定は、あれか?強烈な磁石を電気製品の近くにおいておくと壊れる、というたぐいの性質のあれなのだろうか。
電磁波が苦手なもので構成されてるのかね。まぁメルヘン的な存在と電磁波ってのは、想像してみるに相容れないものがあるが。それだけって事もあるまい。
笑ったところ
「また一説によると、さらに後世ではタッチペンなるもので地図を作っていたとか。こちらはどういうものなのか伝えられてはいませんけど」
どうみても世界樹の迷宮です。ありがとうございました。
笑ったところ2
「ならばそのベヒモスとやら、自分が還付金なきまでに・・・・・じゃなくて完膚なきまでに破壊して──」
あなた実生活の話題が小説世界に具現化してますからー!残念!
助手さんが我慢しきれずに水を飲んでしまうところなど、もうほのぼの文体ではカバーしきれなくなっておった。1巻から考えてみるとこれなんていうタイトル?という次元である。