あらすじ
記憶がない3人が、記憶を求める短編集。
感想 ネタバレ無
エロとバイオレンスです。スプライトと比べてもよっぽどエロとバイオレンスです。ミハエル中隊長は違う作品のキャラのようにごついな。個人的に、文章のイメージだと、ヘルシングのベルナドット隊長だったんだが・・・。優男ではなかった。
そして両作品の核心にちょこっとだけ触れる展開といい、4巻への期待が否が応にもたかまるってものです。
吹雪と冬真の名前がどちらも冬を連想させるのは、何か意味はあるのでしょうか。
内容はどうだったかな。回想というか、過去編というか、スプライトと比べて、こっちは次巻に向けての溜め、という印象だったような。肝心のところはぼかしてあるし。
だからといって内容は上下巻の上というものでもない。地盤固め
キャラの掘り下げ。どれでもいい。
ネタバレ有
巨大国際都市ミリオポリス。人口二千五百万人。過去十年の平均銃死者数が月間たったの六百八十四人ゆえに「平和」とされる都市。
死にすぎ、死にすぎ。危険すぎる。
吹雪と涼月の関係が、両者ともに依存症のおそれあり。ワーニングワーニング
だがそれがいい。
夕霧の存在が危険すぎる。と、いうかレベル3の謎から一挙に核心にせまるな。もう秘密もあまり残ってはおるまい。どう考えても、もう一度レベル3による惨劇が起こるフラグとしか思えない。
第二話、陽炎の話に出てきたミハエル中隊長の昔の狙撃仲間vs陽炎&ミハエルの狙撃対決がどう考えてもこれはありますねえ。4巻であるんだろうか。楽しみすぎる・・・。もはや狙撃対決を読むためだけに、この本を読んでいるといっても過言ではない。
ほかの媒体でも狙撃対決というのは数が少なすぎる。
第二話の終わり方の余韻は最高である。
人生がどんな風に続くのか。
まだ何の答もないままに。
ただ、私のために死んだ私を思って。
少しだけ泣いた。
第三話。いろいろと予想外な事をカミングアウト。特に書く事も無。夕霧の精神状態がよくわからない。何か理由はもう書かれていたっけ。それとも失われた過去の、レベル3の、代償であろうか。