基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

カラマーゾフの兄弟2/ドストエフスキー

かつてない試みをやろう。読んだ瞬間の感想を一行ぐらいずつメモしたので、それを延々と描いていく。なんというめんどくさい作業、だがやる。上が読んでいる時のページ数と感想で、下がその感想の解説である。

P43 フョードル・・・。

おれの金はこのおれが必要なんだ

というセリフを読んで大爆笑した。こんな発想はじめて聞いたわ。
P43 フョードルツンデレにもほどがあるだろ・・・。

P46 ロシアの小学生もランドセルをしょうのか?
ランドセルをせおっている小学生が話の中に出てきての感想。実際どうなんだろ?

P62 どうでもいいから早く話の核心に入れよ。ていうかゲルツェンシトゥーベ先生ってすげえ名前だな。ゲシュタルト崩壊みたいだ。
はやくラブラブな雰囲気になれよゴラァ! とリーゼとアリョーシャに向かって怒っている。

P63 リーゼの言い草が面白すぎる。

「ママ、ママにはほんとにうんざりだわ。ママごひいきのゲルツェンシトゥーベ先生が来たって、なんとも申せませんな、に決まってるでしょ!」

ゲルツェン先生とウォーターミラー先生がどうしても重なる。グッド、グッドを繰り返すウォーターミラーとなんとも申せませんな、のゲルツェンシトゥーベ先生。

P67 スゲー男だなアリョーシャ・・・
いきなりあなたを愛しています! と宣言するアリョーシャ。凄い男だ。

P80 ゲェー! 何の関係もないアリョーシャに決断を任せやがった!
カテリーナが自分の問題をアリョーシャにまるなげした場面。なんでそこでアリョーシャなのじゃ!?

P88 まさかアリョーシャがこんなこというとは・・・。
アリョーシャついにぶちぎれる。

P96 アリョーシャの御使いっぷりはひでぇ。まるでドラクエ2のよう。
あっちへいってくれ、こっちへいってくれとおつかいを頼まれまくるアリョーシャ。読んでいて悲しくなってくる。

P97 なんかしらんがカデリーナの株が急上昇中
まったくよくわからないのだが急上昇した。

P111 なんかしらんが大尉わけわかんねぇ。
ございます二等大尉のインパクトが強すぎて軽くショック状態に陥る。

P114 大尉頭おかしいだろ・・・。
息子のかわりに今すぐ私の指を四本ぶっちしてやりましょうか? といってみせる。こいつはいかれてやがる。

P119 ひでー家だな・・。
口の悪い娘に頭のいかれた嫁にございます二等大尉。こんな家には住みたくないぜ。

P128 かわいそうな男だな二等大尉。
まったくかわいそうな男なのである。

P135 復讐はひとを狂わせるな。ガン×ソードのヴァンは復讐を喜々としてやってたけどな。
復讐の事ばかり考えている二等大尉の息子を読んで。

P140 

金は命より重い……!
そこの認識をごまかす輩は
生涯、地を這う……!
 ──カイジ

金をおしつけようとするアリョーシャに対して。

P143 ゲルツェン面白すぎんだろ。
二等大尉の家族を治療したときもなんとも申せませんな、といっている二等大尉に対して。

P149 ざっとこんなもんですよじゃねーよ。カイジの名言を思い出せカイジの名言を。
金を踏みつけにした二等大尉に向けて

P150 金をぐしゃぐしゃにされたアリョーシャがどう思ったかも書かれずに終わりをつげるのがいいね。

P166 もうすっかりリーズとアリョーシャは仲良しこよしだな。

P172 なんだこのラブラブっぷりは。ぶちキレるゾこの野郎アリョーシャ
アリョーシャとリーズがががががが。

P300 このイワンのセリフはこみあげてくるものがあるなぁ。こうしてまたカラマーゾフパーティから一人脱落者が・・・。まさにラスボス付近で、ここは俺にまかせてお前らは先へ進めー! とばかりに一人一人去っていく。

P319 相変わらずドミートーリーいいキャラしてるぜ。

『おまえ、おれをだましてるな、おまえ、おれに何か隠しごとしてるだろ? おまえの足、へし折っちまうぞ!』と迫ってまいりますから 

というセリフを読んで。おまえの足、へし折っちまうぞ!

P347 すべてがドミートリー大暴れにつながってきている。フョードルの四肢をひきちぎるぐらいのことをはしてくれるんだろうなあ? 笑傲江湖の六仙人のごとく。

P364 聖体っていったいなんあんだろ?

P365 死を前にして笑っている人間ってのははたしてまともな人間なのかどうか。

P367 まさに精神錯乱

P384 獰猛なクマにパンを与えて何ともなかった話は胡散臭すぎるだろ・・・。

P386 ゾシマさん若い頃はヤンチャだったんだな。

P390 ヤンチャどころじゃなく決闘までしてるじゃないか。

P395 まるで西部の時代劇。ヤキトリウェスタン。アーユーオケー?はぴー?

P396 かっけー男だ、ゾシマ

P414 凄い執念だな。

つ、疲れた・・・。最初はすっげー面白い! と思ってたのにいざやるとただただ面倒くさいだけで何の意味もない行動だった。何でこんなことをやってしまったのか。もう一生やらないだろうな。書くのは楽しいけれど、書きうつすのは何にも楽しくない。しかも読んでから日数がたちすぎて何を考えていたのか何も思い出せない。とりあえず気になった点だけ書いていくか・・。

相変わらずカラマーゾフの親父殿は最高。こいつの生き様は誰にも真似できん・・・。他人の目の前で、自分の理想とする人格を演じきることができる人間が、何よりも凄いということをレッドサンで言っていたがその点でいえばフョードルさんは最高だぜ! フョードル! フョードル! まあその演じているのが人さまに迷惑かけまくりなのはどうなんだろうな。

生きてりゃ良い、生きているだけで勝者なんていうのは、動物の話だっ…!
人間は違うっ…! みんなそれぞれ、理想とする男像…、人間像ってものがあって、そういうのを目指すから人間だっ…!
 ──最強伝説黒澤

キリスト教の教えというかゾシマ長老がどうにも気に喰わないのは、人生が幸せなものだと断じきっている点である。生きているということがそのまんま幸せだなんて考えは全く向上心のないバカだ。結局キリスト教が教えてるのは、悔いあらためよで罪を帳消しにして、また罪を起こさせるというその無限ループなんですかね? ようするに、悔いあらためれば何度でも犯罪を起こしてもいいと? 一回失敗しても同じ失敗を繰り返さないようにしようとするのが人間じゃないんですかねぇ? 失敗してもオーケーオーケーグッドグッド、悔いあらためよってそれだけじゃ人は成長しないだろ。今が幸せだ、生きてるだけで幸せだって思考を停止させ、悔いあらためよで停止させ、でくのぼうを量産するのがキリスト教の目的なのか? 人生は天国だとおもって生きていけたら、そりゃー幸せなこったろうな、だがそれは麻薬常習犯とどこが違うっていうんだ? さらにいえばゾシマ長老の他人を否定しないのも薄気味悪い。

キリスト教について結構勉強したはずなのに何一つ頭の中に残っていないのはどういうことなのだろうか。悔いあらためよ、が気に喰わないと書きたかっただけなのになぜかキリスト教死ね! みたいな意見になってしまった。

アリョーシャとリーズ、この先どうなってしまうんだろう。どうもひどい展開が待っているらいしのだが、読む気が無くなって来た・・・。だってここで読むのをやめればすばらしいハッピーエンドで終わるのに。ここから先読み進めたらフョードルさんは死に、アリョーシャは発狂し、リーズは苦難の道を行くのだ。