
- 作者: 清涼院流水
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2000/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (12件) を見る
うん、しかし当時のニュースを見たらやっぱりなつかしいなあと思うし、LOVEマシーンやら宇多田光が15週連続カラオケヒットチャートナンバーワンだったーとかいう話題をきいたら確かにそうだったそうだったみんなLOVEマシーン歌ってたと思い出すんだけど、で・・・だからなんなの? という思いを隠す事が出来ない。いやまあ笑えるからいいんだけど、笑えない人は真剣に怒るんじゃないかなあ。いやでもそれぐらいのことで怒るような人は3巻まで読まないか。今までのこまごまとした33問におよぶ問題の解説もようやくなくなって、物語がよりスマートになった。しかし最初の25Pぐらいはもう前回のおさらいページとして確保されていて、他に30ページ近く2000年のニュースやらヒットチャートやらを列挙していただけなので200ページ中55ページは正直いっていらないんだよな・・・。いやでもどうなんだろう。最終的にここの歌が実は重要な意味を持ってそうな気がする。実はあの時君たちが歌った歌が隠されたメッセージになっていたのだよ! とか平然とやりそうだし。油断がならない。
恋子は最後に金を貴船につきつけるわけだけど、家族に現金をあらかじめ見せて、この作品を組み立てていたんだよなあ。たぶん。でないと春人とか凄く動揺しそうなものだけど。そうなるとルール違反ってことになる。まあ事ここにいたってしまった場合ルール違反とかもはやどうでもいいのだろうが。先が全く読めない。ルール違反なのか、違反じゃないのかすらもわからない。さらにこのあと登場するという少年狼(本名)が意味不明すぎてもはやどうしようもない。推理のしようがないなこれは。流水作品の場合大抵ビッグネームが事件にかかわっているから、恐らくこの物語も途方もなくでかくなっていくのだろう。第4話に期待である。