基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

トップラン〈第4話〉クイズ大逆転/清涼院流水

 テンションは最高潮に。とりあえず今までのトップランシリーズでは最高潮の盛り上がりを見せるトップラン第四話。三巻までは家族からいかに隠すか、自分だけの孤独な戦いといったルールだったのが突如崩壊して貴船天使達謎の組織vs恋子ファミリーの戦いになったのだがこの切り替えが非常にうまいと感じた。あくまで自然にさりげなくそれでいて大胆に度肝を抜いてくれる。やけにプレイステーション2の発売と物語をからめたがっているがよく意味はわからない。しかし貴船側の謎っぷりも凄まじく楽しいのだけれど、恋子ファミリーの強さもなかなかでバランスが取れているなあ。特に探偵忍者のボスであるおっさんの強さは半端ないぜ。さすが自分の探偵社に忍者とか堂々とつけちゃうような人は違うな・・・。新たに出てきた少年狼というキャラクターが出てきたところは電車の中にもかかわらず吹き出しそうになってしまった。必死にこらえていたが顔はにやけていたはずである。その章のタイトルがラップトップでヒップホップという何か勘違いしてしまっているようなひどいタイトルでしかも少年狼の第一声が

 YO! 天使クン、今日何曜?・・・・・金曜? で、オレになんの用?

 奇妙だなぁ・・。とりあえずラップになっているかどうか以前の問題として、いきなり曜日を聞いたりして会話に脈絡がない。いや、ラップで会話する奴に向かって脈絡なんか求めても無駄だっていうのはわかっているのだが。この先頭が痛くなるようなひどいラップで会話が進み、どれもこれもまともな人間が考えつくようなラップではなく笑いが止まらなかったのだが、後半ラップなんか一回も出てこなくて少年狼君はちゃんと普通に喋っていた。何なんだお前、何で最初だけラップだったんだ。キャラ付けか! ナルトに出てきたキラービー様のように安易なキャラ付けとしてラップを歌っていたのかお前! そして変なゲームが始まったが、これもなかなか面白い。特に書く事はないけれど。とりあえず第4話クイズ大逆転、これにて閉幕。