基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

ジェネラルルージュの凱旋(映画)

 うむ、最近ほとんど本を読んでいないな。なんたる体たらくだ。これはもう基本読書あらため基本○○とかにして何でもありにした方がいいのかもしれない。もしくはマルチ研究所みたいな何でもあり得る名前にするとか。まあいいだろう。何もかも移り変わるのだ。まあそんなことはどうでもよくて、ジェネラルルージュの凱旋を観にいって来た。原作をまったくの未読の上に、つい先日地上波でやっていた前作の映画であるチームバチスタの栄光さえも見ていなかったのだがそれでも普通に面白かった。つい最近まで原作つきのは原作を読んでから映画を見に行くのがジャスティスだと信じていたのだが、裏切られる可能性があまりにも高いのでやめた。恐らくそれは成功のようである。最近では闇の子供たちも、これも普通に面白かった。横で見ていた友人が原作との違いを事細かに上げ、ひとつひとつ非難していくのには正直辟易してしまったがこれもいい反面教師といえよう。自分はやめよう!

 しかしこれミステリィ要素を期待してみると肩透かしを食らうだろうなあ。かといって医療機関の闇を暴きだすという感じでもないし。だいたいそういうのはもうすでに数多くの漫画家やドラマがやっている(ブラックジャックによろしくとか医龍とか白い巨塔とか)そういえばこれどちらもドラマ化されているんだよなー。どちらも一話だけ見たが切ってしまった記憶が。チームバチスタの栄光もドラマはあまり面白くなかった。しかしこの映画は面白い。いったい何が面白さのメインだったのだろうかと考えたら、キャラクターだなあという結論に。ともすればどこまでも暗くなってしまう医療の裏現場を主人公の田口と、探偵役? の白鳥のギャグっぷりが見事に調和してくれている。そしてどちらも締める時は締めるし。主人公の資格ばっちり。それからなんといってもキャラクターとして際立っていたのはジェネラルルージュこと速水さんだろう。いいキャラクターだ。まあ何かチュッパチャップスをずっとくわえていたりやけに人を食ったような話し方だったりLを彷彿とさせたがまさに将軍といった風格を醸し出していた。言葉の端々から医療現場を戦場にたとえているような表現が出てきて将軍という言い方に違和感がない。ルージュのオチは何か拍子ぬけだったがまああまり意味はない。その他、個性的なキャラクターが多数出てきて非常に面白かった。