基本読書

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最終話だけ(面白いところだけ)視聴のススメ

 知り合いがアニメの最終話だけ見て面白かったーと言っているのを聞いて、全部みないで価値がわかるか! と否定していたのだが自分でもやってみたら案外面白いかもしれないという考えにシフトした。そりゃあ純粋な面白さから言ったら全部見た方がいい事は確かだ。しかし世の中にはアニメやコミックが溢れかえっていて色々な人がこれも面白いあれも面白いと言っておすすめしてくるのである。正直とてもじゃないが全部見る事はかなわない。大体アニメをじっくり観るという事がどうしてもできない。毎週見るのは論外だし、ネットで見るのも我慢できん。

最終話だけ(面白いところだけ)見ることのメリット

 一話完結のアニメでもない限り最終話は一番盛り上がるところでもある。まあひょっとしたらエピローグ的な位置付になっている時もあるかもしれないがその場合は二話見たってよかろうなのだ。うむ、つーわけでまず面倒くさいごたごたを省略して一番盛り上がるところだけ見ることができる。これに尽きる。いきなり何の前情報もなく見るとキャラがどういう関係なのかまったくわからないと思われるので、最低限そのあたりはチェックするか一話目だけを見て、人間関係をチェックしてから最終話に臨むのが望ましい。そうすることによって人間関係の変化や、いったいどういう経路でこんな展開になったのか・・・!? を推測する楽しみが生まれるのである。たとえばグレンラガンだったら、なんで地下にいたこいつらが最終話で銀河規模の大きさのロボにのって闘ってんの!? とか。最初と最後だけが提示され、その間に有る出来事は自分の望みどおりの世界を作り上げることができるのである。なんという素晴らしいことであろうか。

 凄い長い作品だってある。たとえばワンピース。ところどころ凄く盛り上がる部分もあるものの、あれだけシリーズが長くなってしまうと全部見るのは大変だ。そういう場合はクライマックスだけ見ればいい。チョッパーとドクターヒルルクの別れの場面とか、サンジの最後とか、メリー号との別れとか。ちなみに自分はワンピースコミックはこの方式でおもしろい巻だけ持っている。ナルトも同様に。他の漫画も大抵面白い場面の巻しか持っていない。

 それからわかったような気になることができるというのもメリットだろう。今まで話しに参加出来なかったあの話題やこの話題に、たとえ最初と最後しか知らないとしても参加できるようになる。なあに、たいていそう言う話は深い話にならずにキャラクターについて語ったり最終話よかったよなーおうよかったよなーっていうぐらいだ、たぶん。それに最初と最後だけでもいいから知ってれば知ったかぶりできるし。知らなくても「え? そうだっけ? ああ忘れてたよはははww」とかなんとかいっときゃあ大丈夫さ。これを小説にも応用すれば、大量に文学作品でも何でも借りてきて最初の10ページと最後の10ページを読んで知ったかぶり博士になる道もある。最後さえ知ってれば、人に話す時も一応この人は最後まで読んだんだな、と思ってくれるはず。

デメリット

 もうこれは単純に感情移入できない、とか。わけがわからない、とか。色々浮かんでくる。特に感情移入できないのはつらいかもしれない。正直いって自分はAirを最初の数話と最後の一話だけ見たが全く泣けなかった。泣ける泣けると聞いていたから期待したのだが、やはり泣きゲーの部類はきついのか? だがコードギアスを最終話だけ見たら余裕で泣けた。この差はいったい何なのだろうか。多分補完できるか、できないかの差だったのではないかと思う。正直Airは最後だけ見ても何で金髪の子が死にそうになっているのかさっぱりわからないが、ルルーシュの最後はどうしてこうなったのかがうまく想像できた。うむ、何事にも限界があるということで。ガンダム系も全部一話目と最終回だけ見てみたがどれもこれも楽しむ事が出来た。ガンダムに関してはこのデメリットは当てはまらないようだ。あ、でもSEEDだけは意味が分からなかったなあ。



たまには流行に乗った書き方でもしてみるかと話題を探したらこのざまだった。