基本読書

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レッドクリフ Part I

レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]

レッドクリフ Part I スタンダード・エディション [DVD]

 最初は面白いはずねー大体レッドクリフなんてタイトルにも関わらずパート1じゃ赤壁の戦いが書かれないじゃないかといって映画館に足を運ばなかったのだがこうしてDVDで見ている。何しろパート2公開にあたり貸出が半額なのだ。これはみない手はあるまい。それに三国志は大好きだし。やけにヒロインなどが公式サイトでプッシュされていたので三国志があんまり関係ないひどいラブストーリーになるのではないかと心配していたのだがそんなことはあまりなく、むしろ焦点は孔明周瑜、二人の友情にあたっているようだ。三国志といえば魅力的な数多くの脇キャラが真っ先に面白い点として挙げる自分とすれば焦点が決まってしまうのはむしろ寂しくすらあるのだが映画ではそれも難しい。俳優も張飛関羽孔明などは一目でわかるからよしとして、趙雲劉備などの顔が典型的な中国顔(?)で誰が誰だかわかりずらい。その代りといっちゃあなんだがテロップで毎回名前と役職が表示されるのでとても親切である。

 戦闘はリアル三国無双とでもいうような感じ。強者同士の戦いというよりも強者一人vs雑魚どもという爽快感のある戦闘になっている。張飛とか関羽とか、もうこいつ本当に人間なの? というぐらい尋常じゃない強さを誇って貰った方が良かったのだがそれなりに強い感じになっている。最後に読んだ三国志泣き虫弱虫諸葛孔明なので、そのイメージに引っ張られて個々の性格にもっとアクセントが欲しいと思ってしまったりもした。劉備が善の人のように書かれているが、本当に何も考えずに善の人なので傍から見ているとまるでアホのこのようだ。最初の二十分ぐらいは劉備軍団が市民を守りながら曹操の攻撃を逃げ切るあの名場面で、趙雲が阿斗を敵の猛攻をくぐりぬけて劉備に届ける場面もちゃんと撮られている。それだけでも大満足である。泣き虫弱虫諸葛孔明だったら劉備は阿斗を地面にたたきつけて趙雲に何かあったらどうすんだてめえぶっ殺すぞ! とヤクザもびっくりの発言をするのだが普通に喜んでいてちょっとショックだった。

 その後一時間ほど孔明周瑜と出会ったり色々な場面があるのだが正直退屈である。やり方次第では凄く面白そうになりそうなところもあるのに(孫権が文机を剣でたたき割ってお前らもこうなりたくなかったら曹操と闘え! というところとか)なんか魂がこもってないというか、あまり迫力がない。張飛キチガイっぷりを存分に発揮してくれたらいいんだがそんなでもないし。思いのほか戦闘が良かったのでまったく問題はないのだが。そもそも中国系の映画ってどうも戦闘が面白くなかったんだよなあ。全体的な強さが分かりづらいという理由で。今回は弓が圧倒的強さを誇っていて、その次に槍が強くて、最終的に補助として剣を使うみたいに一応役割分担されていて非常に良かった。弓が普通につえーって思えるのがいいよなあ。槍も普通に強くてこりゃ剣じゃ勝てねえわ、と素直に思わせてくれる。戦術も映像的に面白いものがそろっていて楽しい。八卦の陣を使うのは映像的には正しいんだが、正直なところお遊戯会みたいな雰囲気がただよっていてそれだけはちょっとひどかった。はーいじゃあみんな指定の位置に動きましょうねー「ハーイチャーンバブー」みたいな。もうすぐ公開のパート2が待ち遠しい限りである。