
デッドマン・ワンダーランド 2 (角川コミックス・エース 138-9)
- 作者: 片岡人生,近藤一馬
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/12
- メディア: コミック
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デッドマン・ワンダーランド (3) (角川コミックス・エース 138-10)
- 作者: 近藤一馬,片岡人生
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/05/26
- メディア: コミック
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デッドマン・ワンダーランド (4) (角川コミックス・エース 138-11)
- 作者: 片岡人生,近藤一馬
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: コミック
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二巻ではクロウとかいう新たな敵キャラが出てくる。こいつがまた意外なほど常識人で、肌色の全身タイツを着ているちょっとどうかしているシロに対して自分の着ている服を渡して隠そうとしてあげるぐらいには常識人。そうか…明らかにおかしかったけど、この世界観的には肌色タイツはアリなんだな…と半ば愕然として一巻を読み終わったのだが、こうして突っ込みが入るとどこか安心する。しかし彼の存在はなかなかイレギュラーだよな。誰も肌色タイツに突っ込まなかったのに。何だかToLoveるの校長が女生徒を襲いまくるのを冷静に避難した男子学生が出てきた時のような、我にかえった瞬間を味わったよ。二巻の最後に四人も新キャラが出てきたが、こいつらの小物臭がまた凄い。まるでハンターハンターで、ゴンが念を覚えるためになんとかタワーで闘っている時に出てきたギド一味みたいな雑魚っぽさが漂っている。しかし三巻を読むにまっとうな少年漫画が歩む道、敵をどんどん味方にして強大な敵と戦っていくシステムを採用するようだからギド一味のような使い捨てではあるまい、と期待している。特に水無月ちゃんにはエロ要員として永遠に居座ってほしいものだ。
三巻では水無月ちゃんとの戦いが書かれる。当然このひどい状況でこんな純粋な子が生きていけるはずないので凄いヤベェやつだろうとおもっていたがやっぱりヤベェやつだった。このあたりの王道は基本的に外さないでくれるので非常に安心して読める。ガンタを不意打ちして攻撃するのだがこの辺違和感がある。何で絶好の不意打ちのチャンスなのに、一撃必殺の技を繰り出さないのかと。いや当然鞭のような能力の特性上一撃でしとめるのは無理だというのはわかるのだが、不意打ちにも関わらずガンタのダメージがほぼ皆無にみえるのはなぜだ…。マジデ、かすり傷程度のダメージしかないんだけど、ガンタ。ガンタが頑丈ってわけじゃないよなあ?それから何度もビシバシ攻撃して頑張れ水無月ちゃん超頑張れと応援してたらガンタの豆鉄砲一発くらって形勢逆転、あっけなく試合は終了した。どういうことやねん…。しかしこの性格豹変だけならまだしも、髪の毛を使う能力者ってどっからどうみても山岸 由花子(ジョジョ第四部)だなぁ…。まあなんにしても水無月ちゃんはパンツを露出出来ない全身タイツ女シロ隊員に替わってパンチラ要員になりましたとさ、めでたしめでたしというところで三巻は終わる。あああとなんか新キャラまたいっぱいでた。お前らエグザイルか! このペースで新キャラばんばん出ていったら数巻後には地球が滅亡するぜ。
四巻ではレジスタンスに招かれて、さらには脱出計画を実際にスタートさせてしまい失敗するところまで書かれている。驚くほど展開が速い。バクマンと同程度か、ひょっとしたらそれ以上ではなかろうか。バクマンでも確か作中(もしくは作者の言葉?)で、展開が速いというのは確実に面白さの条件の一つに入れられるというセリフがあったけれどそれを体現しているかのようだ。まあその代りに語られていない伏線が大量に残りまくっていて、この先本当に回収されるのかどんどん不安が高まっていくのだけれど。だがしかしここまでの完成度を見るに期待してよさそうだ。何巻で終わるのかがさっぱりみえてこないけれど、十巻ぐらいですっきりすっぱりおわってくれたらいいなあと。キャラもばんばん出てくるし、中でも表紙をかざっている超坊主と幼女のコンビはなかなか。小さい子がでっかい武器を振り回すっていうのはいつの時代もインパクトがでかい。このたくさん出てくるキャラクター達もどう消化されていくのだろうか。クロウもあれきりで終わりのキャラかと思いきやちょくちょく出てくるし、うーむ。見開きカラー絵で中央に王かなにかのように優雅に座っているシロ、そばにひかえている全員スーツでシスコンとガンタンク、それからいかれた白髪の女にクロウにナギ。なんだろうこの面子は。魔王討伐隊? 勇者御一行? そんな感じである。五巻は四月二十五日発売! こうご期待!