基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

読めない本を読み切る方法

 特に意識しないまま、自分に合ったやり方として方法を確立していたようなのでここに書いてみる。気が乗らない本の例をあげてみる。1.面白いことは確かなのだろうがながぁーい小説。余談だがノベルゲーも今どきプレイ時間何十時間とか言われると正直やる気がうせる。面白いのは確かなのだろうが。超絶に分厚い本を見ると(京極夏彦とか)読む気もあまり湧いてこない。他には2.課題本として仕方なく読まなければいけない場合。大学生の場合レポートの関係上読まなければいけない本もたくさんあるだろう。3.積読。これも厄介で、買ってすぐならばいいのだけれどもしばらく置いておくとなかなか読み始める気がしない。これは強敵である。さあ、自分なりのこういった本を読み切る方法を書いていこう。

1.序盤の50Pが勝負。

 こち亀の作者、秋本治情熱大陸のインタビューで答えていた。序盤でいかに読者をひきつけるかが勝負だと。これは何も作者に限った話ではなくて、読者もその本を読み切りたいと思っているのだったら、ここが勝負どころである。つまり最初の50ページをいかに集中して読み抜くか。あんまり気乗りしないまま読みはじめて、なんかつまんねーから新しく手に入ったこっちの本でも読もーなんておもったら一巻の終わりである。これから広がっていく可能性は、ついえる。

 なので自分は常に、この最初の50〜100ページは一番集中して本を読める場所で読んでいる。それは自分の場合は風呂なのだが、まあ人によって違うだろう。風呂だと本がふにゃふにゃになるやんっていう人も、大勢いる。その方に解決策を一つ提案すると、透明の袋に本を入れてフロに持っていくといい。その時忘れちゃいけないのが、ケシゴムを袋の中にいれるのだ。ケシゴムがないとページをめくることができない。これで今日からあなたも風呂どくしゃーだ。

2.中盤も気を抜かずに

 まあ正直いって序盤が勝負っていいたかっただけなんだけど1.とか書いてしまったので2.がないとおかしいと思い何も考えずに書き始める。うむ、長い小説の場合中だるみというものがあって、途中で飽きてしまう事もあるのである。ここを乗り切るためには一番集中できるところよりも、のんべんだらりと自分をさらけ出せる場所で読むのがいい。

 自分の場合は風呂が一番集中できるといっても、そんなに長いことはいっていられるわけではない。なのでこの中盤部分は布団でごろごろ転がりながら、一気に読み進めてしまう。パソコンをつけながらパソコンの前で読むなんてもっての他だ。パソコンの電源はおとして、周りから音をシャットダウンして、もくもくと読み進めるのだ。800ページの物語を読んでいるとして、500を超えたあたりまでが中盤の勝負所だ。半分を超えたというのは心理的に大きな支えとなる。半分読んだんだから、どうせなら最後まで読もうという気になるはずだ。ここまで来たなら勝利はもう目の前だ。

3.ラストは勝手に読み進める。

 物語がラストに近づくにつれて、面白さは加速していくだろう。長大な作品の伏線が明らかにされ、今まで読んだ全てが報われる瞬間が今まさに訪れようとしているのだ。もうここまで来たら策とか場所とか関係なしに、暇さえあれば本を読む、といった状態になっているだろう。パソコンをつけていても大丈夫だ。もうパソコンに惑わされることはない。ゴールが見えているのにわざわざ寄り道をするバカはいないからだ。賢者ならゴールしてから存分に寄り道をするはず。なのでラストは、勝手にやってくれい。


なんだこれ。

4.最終奥儀

 本当にもう読むのがだるい…。もう読めない…。でも読まないといけない…。そんなときもあるだろう。そう言うときの奥儀、セリフだけ読め。小説ならそれでなんとなくわかる。セリフだけ読んでおけば大体理解できるさ。たぶんね。小説以外だったら? たぶん章ごとに分かれてて、小見出しのようなものが付いていると思う。そしたら最初と最後の段落だけ読めばなんとなくわかったような気になれるさ。うん。もう勝手にやってくれい。