基本読書

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望郷の聖双生児―グイン・サーガ(7)/栗本薫

 ここでの主なあらすじとしては、アムネリス恋に落ちる。パロへ向けてグイン一同海へでる。パロvsモンゴールの大戦がついに勃発。以上の三点が重要なポイントでしょう。それにしても六巻を読んだのが2008年11月15日であることを考えると実に8か月もの間グイン・サーガを放置していたことになるわけでして…。それだけの時間が空いたけれども、あまり内容を忘れる…ということもなくすんなり物語に入っていけたのは驚くべきことであります。まあこの巻ではあまり話は動かなかったので、次巻以降に期待ですね。7巻前半は完全にアムネリスのターン! で後半はイシュトヴァーンのターン! でありました。イシュトヴァーンがみんなのために強盗をしたり、さらにはグインが海に落ちたと知った時本気で叫んだりして漢を見せます。最後にリンダがイシュトヴァーンを庇うような発言もしてますし、なかなか面白い展開ですね。

 運命的な発言が頻発するので、イシュトヴァーンとリンダが結ばれる展開なんてやってこないんでしょうけど。というか正直な話結構先の方までネタバレを食らっているのでそんなこたぁ実は知っているわけですよ! うーん、しかし本当に書くことがない。無理やり一つネタをひねり出すならば、今の時点で自分がグインサーガおもしれぇなあと感じる一番大きなポイントはグインさんが活躍するところだけなんですよね。パロの人たちがグイン!? 豹頭とは何事だ!? とかいったり、アムネリスたちがグイン・・・! なんて恐ろしい男・・・! っていったり、とにかくまわりの人間がグインをもてはやしている状況を読むのが非常に楽しい。だから今回みたいにレムスが、グインを切り捨てる的な発言をするたびにうるへー! おまえが死ねー! と思ってしまうわけです。ぶっちゃけアムネリスとかパロとかどうでもいいし。グイン強いよグイン。自分をグインに投影しているなんてそんなアホなことないと思うんですけど、なんでですかねえ。