十巻目にして初めてではないでしょうか、グイン一同が全く描写されなかった巻は。今回は最初から最後までパロでの出来事──アムネリスとナリスの結婚騒動にあてられております。方々の思惑が複雑に交錯しことが起こっているにも関わらずシンプルに描写しきるその把握力が素晴らしい、と感じます。アムネリスのナリスを思う心情は読んでいて面白いですし、
デスノートのライトを彷彿とさせるというかこっちが原点なのでしょうが超絶腹黒イケメン野郎も読んでいて面白い。ライトは全然好きになれなかったんですが、ナリスは今のところお気に入りですねー。グインと同列一位で好きなキャラです。あとは全部ドングリですね。しかしなんでライトはダメでナリスはいいんだろう? 今のところ両者に大した違いは見受けられません。今のところナリスは
完璧超人なままですけど、ライト君だって第一部の時は
完璧超人であとからヘタレてったし、ナリスも段々ヘタレていって魅力がなくなるのかもしれませんな。それにしても絵を見るたびに思うんですが、モンゴールの鎧ダッセェなあ…特に兜が…。なんであんなにダッセェんでしょう。なんか排水溝を掃除する人みたいですよ。っていったら失礼ですけれども。あとはなんかフルフェイスのヘルメットにツノがついてるみたいな違和感。なんか、戦うんだったらもうちょっとなんかあるんじゃないの、ほら、といいたくなるような…。この巻色々あったような気がするんですけど、主な軸としてはナリス暗殺されそうになったけど影武者立ててたから大丈夫だよ! っていうだけですね。ちょっと書く事も、もう思い浮かばない。こんなところで。