基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

紅の密使―グイン・サーガ(12)

 表紙が素晴らしくキモいですね。ハゲでデブでマブタがはれあがってて目がほとんどあいておらず、唇がぶあついわ趣味の悪い王冠をかぶってるわキモイ椅子に座っているわで悪意すら感じます。今巻はほとんどイシュトヴァーン側の話でした。グインはどこへ行っちゃったんでしょうねぇ。それにしても、イシュトヴァーンの年齢が21歳なのか、それとも18歳なのかよくわからないんですが、どっちなんですかね? 普通に表記される時は18となっていると思ったんですが、ヴァラキアを16の時に飛び出して五年の歳月が──とか言っているんでそう考えると21歳ですよね。13の時に飛び出したの間違いじゃないか? とも思っているんですがまあ読み進めれば確定するでしょう。気長に待ちます。まだまだ先は長いですからね。

 なんだか今回はイシュトヴァーンの人気が下がりそうなエピソードばかりでしたな。リンダのことを迎えに行くと言っておきながら即座に他の女をつかまえて、しかもその女はイシュトヴァーンのせいで無残な殺され方をしたわけですから。二人とも災いを呼ぶもの、という不名誉な称号を得ていたわけで、その力がイシュトヴァーンの方が上回っていたということなのでしょう。だてに『魔戦士』とかいう恥ずかしい名前を名乗ってないぜ! しかしこの巻も、会議やったりレムスが悩んだりイシュトヴァーンがキャッキャウフフしたりしてただけだった。特に他に書くこともない。