基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

決弾 最適解を見つける思考の技術

決弾 最適解を見つける思考の技術

決弾 最適解を見つける思考の技術

 はてなでは有名なdankogai氏の本です。今まで特にブログを読んでもいなかったのですが、最近特に理由もなく読みはじめてじゃあ書籍でも読んでみようか、といったところです。どうでもいいですね。本当は仕組みなんちゃらという最新作を読もうかと思ったのですが、無かったのでとりあえずこちらから。本書は横書きのため左綴じなのですが(たぶん横書きだと左から読むために、左綴じになるのでしょう)そのせいか普段のようにブログを読んでいる感じでした。というか、ブログでした。書いてある内容も、一度ブログで読んだ事があるものばかりです。ですからブログを普段読んでいる、という人は別に読まなくてもいいでしょうね。決弾、ということで、小飼弾流の「決断の法則」が存分に書かれています。どんな内容なのか、は小飼弾氏のブログにならって、目次を引用してからにしたいと思います。

目次

introduction

Chapter00 決弾 determination

選択肢が過剰な時代
決断とは捨てること
良い決断をするには心のゆとりが必要
暇を作って、経験値を高めておく
第三の道を探せ
仕掛品を作っておく
「明日死んでもいい」そんな決断を重ねる

Chapter01 男女 affection

異性にモテない
配偶者に不満
親の干渉が激しい
同性愛であることを隠すべきか

Chapter02 親交 communication

友だちができない
人間関係に悩む
知り合いと距離をおきたい
人付き合いが苦手
人付き合いせずに生きていきたい
友だちがお金を返してくれない
パーティが苦手
口下手を直したい

Chapter03 楽習 education

勉強しないといけないのに、ついついゲームをやってしまう
大学に進学すべきか
子どもが勉強しない
資格を取りたい
英語を勉強すべきか
子どもに英語を学ばせるべきか
効果的な英語の学び方
ブログに何を書く?
コピペはいけないこと?

Chapter04 仕事 occupation

就職と音楽のどちらを選ぶ?
正社員になりたい
ベンチャーと上場企業
正論が通らない
起業する自信
会社に箔をつけたい
「十年泥のように働けばいい」というのは本当か
上司に嫌われている
職場の不正を見逃すべきか
先輩が仕事を教えてくれない
パソコンが苦手
仕事ができる人になるには?
努力が評価されない
プロとは何か?
暇がない!
成功するために必要な条件とは?
才能は必要か
要領良くなれない

Chapter05 育児 cultivation

いじめ対策
学生だが、出産すべきか
子どもを持つべきか
子どもの障がい
他人の子を叱る
子どもにゲーム機を与えるべきか
子どもに携帯電話を持たせるのが不安
子どもを好きになれない
子どもの叱り方
子どもが引きこもっている

Chapter06 人生 from conception to termination

親の期待が重い
やりたいことがわからない
自分探しが止まらない
都会に行くべきか
生まれながらの格差
1人暮らしをすべきか
未来に希望が持てない
家族が心を病んでしまった
持ち家か賃貸か
遺伝子組み換え食品が心配
世の中は結局コネ?
仕事術は自分で見つけるもの?
親の介護が大変

Addition 対弾 v.s.勝間和代
「知的生産のサバイバル術」
Conclusion
書棚 Information   ──Amazonより

 余談ですが、自分も一度彼にならって目次を引用しようかとも思ったのですが、やめました。というのもこうして引用すると縦に伸びてしまってひどく見栄えが悪くなるんですよね。スクロールするのも面倒臭いですし。まあ目次を読んでもらえれば大体わかると思いますが、色々な質問に対してのAnswerとして決断が語られていきます。雑多な質問に一々叮嚀に答えているので好感が持てますが、まあ好感が持てるだけですね。一つの考え方としてあり得るだけです。特にこういう質問は相手は真面目に答えてほしくない、と思っている場合が現実では多々あります。実際的な解決方法なんて誰も、望んじゃいないんですね本当のところ。小飼弾氏もそこのところがわかっているのか、はぐらかしというよりも論点を別のところにすり替えてしまうような答え方をよくしています。というか、そうでもしないと答えられないですよね。自分探しが止まらない、とかそうですか、としかいえないですよ。普通は。

 それよりも面白かったのは勝間和代氏とのオマケ的対談です。特にこの二人は誰よりも『本を読む』人たちなのでそのあたりの話が非常に面白かったです。小飼弾氏なんかは10万〜12万冊の本を読んできたそうで、そりゃそんだけインプットしてれば講演会で複数人舞台にいるにも関わらず一人で話しつづけたりブログを書きまくったりしてアウトプットしないとあふれちゃうよなあと思います。1万冊本を読めば誰でも作家になれると誰かが言いますたが、12万冊も読んだらいったい何になれるんでしょうね?