基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

語り合う場所を作りたいという話──今年も終わりだから来年の目標を書くよ

 来年は本好きが集まれる「場」が作れないかなぁと今年の半ばぐらいから漠然と考えています。「場」とは具体的にはどういうものかといえば、集まってぐだぐだと本の話が出来ればいいかなあぐらいにしか思ってませんが、最初からそれだと人が集まりませんので最初はテーマ本を決めてその本についてあーだこーだいう「読書会」をやりつつ──てな感じになると思いますが。実際に会う「場」でなくても、たとえばスカイプで読書会をするとか、Twitterで読書会をするとか、あるいはぼくが書評系のニュースサイトを始めて、散らばっている感想をまとめあげることによって擬似的な読書会を構成するとか──。そういった様々な「場」を作るという観点で言えばぼく一人でも色々出来ることはあります。そんな読書会の中でも特に「作家さんを読んで読書会」をやりたい。ここ数年で何度か作家さんを実際に読んで読書会をやるということをやりましたけれども、結構簡単なんですよね。少なくとも「呼ぶ」のはそんなに難しいことではない。そりゃ筒井康隆を呼ぶとかになれば大変なんですけれども、だいたいの「ギャラ」と「場所」と「コンセプト」あと「人を集める」ことさえ明確に出来ればそんなに大したことではないです(ま、それをやるのが難しいですけど)。今までやってきた読書会はほとんどが内輪向けででやっていたのですが、これからは一応そのノウハウを生かしながらオープンな読書会をやりたいかなと。本当はカフェとかを作れればそれが一番なんですけどね。本好きが集まるカフェで、適当にぶらっと寄ればいつでも読書会が開かれている──そんなのが理想ですが、しかしま、こっちはハードルが高い。

 そもそもなんでぼくが「場」が欲しいのかといえば、ぼくはもうしきりに「語り合い」がしたいんですよ。今までは本を読んでさえいれば幸せだったのですけれども、それだけだと満足できずに「読んだ本について語り合う」事の方が楽しいと感じるようになってしまった。という個人的な動機な他にはやっぱり、みんな読む本がバラけてきてなかなか「あ、俺もそれ読んでる」「え、わたしもわたしもー」というような現象がなくなってきたつー事情もありますよな。ベストセラーなんてもうあんまり出ませんからね。その辺の事情が「ライトノベル」ブームにもつながってきていたのかなと思いますが(歴史が浅かったのでこれさえ読んでいれば語り合えるという範囲が比較的限られていたから)最近ではライトノベルも出版点数が膨大になってきてあまり語り合えないですよな。ってそんなことはどうでもよくて、そんな感じで来年はなんとかして「場」を作りたいな、と思いました。東京近郊で一カ月に一回集まるぐらいの「本読みの会」ね。細かいことはこれから詰めていかなければいけませんなぁ。そもそも「人を集める」ことが何より難しい。