基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

宇宙の未解明問題 (ブルーバックス)

読んだ、けど七割ぐらい理解できなかったのでほとんど読んだとは言えない!!
目次

第1章 加速する宇宙
第2章 暗黒物質の正体
第3章 宇宙線の謎
第4章 無限量の不思議
第5章 ヒッグス粒子は存在するか
第6章 量子重力の難題
第7章 ワームホールは存在するか
第8章 ひも理論の予言
第9章 宇宙の起源
第10章 ミステリーノ

著者の中で完結し、結論を出そうとしている本を「閉じている本」とするならば、本書は「開かれた本」と言えるでしょう。まあ未解明問題を扱っている訳ですから、当然ですな。加速する宇宙──なぜ加速しているのか、誰もわからない。暗黒物質──宇宙全体の物質エネルギーのうち実にこの物質が96パーセントを占めている事が観測上わかっているが、それは眼には見えないのでほんとにあるのかどうか、それがなんなのかどうかすらわかっていない。

結局何にもわからないままなので、読み終えても消化不良感はかなり強い! しかしその分、開かれた本というのは「自分で考える楽しみ」が存在します。「こうなんじゃないか?」と「うーん不思議だなぁ、早く解明されないかなあ、わくわく」という驚きは、開かれた本でしか味わえないものです。

個人的に面白かったのは、宇宙関係ないですけど「空はなぜ青いのか」と言う問題。

陽光の大半は大気を通過してくるけれども、大気中の原子や分子のあるものは陽光を吸収し、光を再反射します。その際に再反射された光は四方八方に飛んでいくわけですが、その際に波長の短い(青い)光が赤い光より多く「散乱」するからだといいます。

赤い方はなんでかはわかんないですけど散乱しないで大気を通り過ぎて行くんだとか。落日が赤いのは、その頃にはもう青が散乱しきっていて赤しか残っておらんからなんですね。へーなるほどーと思いました。宇宙関係ないですけど。将来どこかの子供に「なんでお空は青いの?」と言われたら、以上の説明を繰り返そうと心に決めました。