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小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

1時間ぐらい書いて「これでオッケーおしまい!」と自信満々にエンターを推した内容が全部消えてしまったので失意のどん底に沈みながらこれを書いています。40分ぐらいかけて目次を描きうつしたのですけどそれもおじゃんです。ひどい! でも前向きにいこうと思います。本書にもこう書いてありました。

 多くのものは小さくすればするほどよくなる。映画監督は、すばらしい映画を作るためによいシーンを切る。ミュージシャンは、素晴らしいアルバムを作るためによい曲を取り除く。作家は、すばらしい本を創る為によい文章を削除する。*1

僕もよい記事を書く為に今までの文章を全て取り除いたのです。きっとこれからすばらしいものが出来上がるでしょう。まさに僕は本書の体現者と言えます。まあそんなことはどうでもいいんですが。この本、37シグナルズという会社の人が書いた成功の法則みたいな本っぽいです。

個人の経験を元にしているということでかなり自己啓発書っぽいんですけど、その主張は非常にシンプルで「何がしたいのかを見極めて、本質のみにしろ」ってことです。利益をあげるのに大きな会社は必要か? と疑問を立てれば、必ずしも必要ではない、と答えが出るでしょう。

37シグナルズはたった16人で構成されています。さらにオフィスが必要か? といえばこれも必ずしも必要ではない。37シグナルズの社員は各地にバラけています。残業は必要か? 会社の規模を拡張させていくのが最善か? 必ずしもそうは限らないでしょう。

この本、ありがちな自己啓発書のように「ほんとか?」と納得できない部分も多々あるんですが見事に本質をついている、と頷いてしまう部分も多くあります。日本で日常的にサラリーマンをしている人たちと接すると、それが「当たり前だ」と思ってしまう事だってあるでしょうが、「当たり前じゃないよ、他の方法だってあるよ」と考える事が、必要なのだと思うのです。

時たま立ち止まって、自分が本当にしたい事は何なのか? 自分が今していることは、本当に必要なのか? そう訪ねてみるのもいいでしょう。もう疲れたのでめっちゃ短くしてしまいましたけどそんなような事を文章が全部消える前は長々と書いてました(あと目次)。

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)

*1:p.52