さいきんは英語のブログやサイトでおもしろいものを探すのがブームでいろいろ読んでいる。というわけで、その中でもオススメのサイトを選んでみた。
ごくごく個人的な興味と経験に基づいて選ばれた、マイナなサイトだと思う。別に英語の勉強になるような観点では選んでいない。それではなぜわざわざそんな個人的なものを公開するのかといえば、面白そうなサイトがむしろあったら教えてもらいたいのだ。人にやってもらいたいことがあれば、まず自分でやりなさいとおばあちゃんに教わったのでまず自分から公開することにした。
ただし規模の大きな商業的ニュースサイトとか、大多数の人間によって運営されているもの、いろんな人間の意見が並列的に並べられているサイトについては興味がないので必要がない。個人あるいは極少数の人達による感性によって継続的に書かれているものが好きだ。
英語なんて読めない、と思う人でもChromeではWeblioポップアップ辞典という、カーソルを合わせるだけで意味がポンッと出てくるオプションがあってWebで読むとき、僕はそれに随分助けられている。今まで英語で読んだことがなくてもそういったツールを入れて使えば、割合簡単に意味を取りながら読める。
けっきょく文法なんてわからなくても、単語さえわかれば頭のなかで流れをでっちあげられるからだ。それでも面倒くさいというのであれば全文機械翻訳してしまえばいい。完全にではないにせよ、意味はとれるものだ。
宇宙
The Space Review: essays and commentary about the final frontier
ここが最近だと大のお気に入りで、一週間ごとに宇宙に関する様々な分野について書かれた5つの記事がアップされる。どれも一つのエッセイとして内容が手堅く、知らないことばかりなので面白い。週の更新でだいたい宇宙関連の本か映画も紹介されるのだが、ここ経由で何冊か読んだところどれもおもしろかった。
最近読んで面白かった記事はこれとか。⇒The Space Review: Back to the Moon, commercially 商業的に月へいくのが当たり前の日常になる日も近い、という趣向の記事。もう何年も書かれていて、その蓄積された経験が素晴らしい。
食事&旅
Legal Nomads | Where culture, food and travel intersect.
海外での食事の洋書を適当に読みあさっていた時に見つけたものだったと思う。旅と食事のサイト。以前は法律家で、今は旅人(&食べる人)の著者が世界を周る。非常にうまそうな世界各地の料理と、そして旅の記録、豊富な写真が読んでいて楽しい。講演や、食事についての記事を書くことで世界中を回りながらおいしいものを食べて生活を続けているのだからうらやましいことである。
オタク
Otaku Kokka | Daily news for Otaku
オタク国家なる変てこなサイト名。このサイトをどこで見つけてきたのかさっぱり覚えていないがいつのまにかRSSに入っていた。基本日本で発表された話題を英訳していくだけなのでとくだん真新しい話題があるわけでもないのだが、日本で起こった話題がすぐにニュースになっていて伝達速度をみたり、海外でしか行われていないイベントのレポをみたりして楽しんでいる。
あとコスプレだとここが見ていて面白い⇒Cosplay Blog 雑誌も出しているちゃんとしたところだとここ⇒Otaku USA Magazine | Anime, Manga, Games, Cosplay, JPop
写真
Magnum Photos Photographer Portfolio こっちはブログ⇒Magnum Photos Blog
最初に提示した方はCristina Garcia Roderoという……職業をなんといったらいいのかわからないが、まあ一言で言えば写真家なのかな。一方世界中を回りながらその地特有の文化を研究している。この方の写真を最初に知ったのは『女王の百年密室』という森博嗣さんの本を読んでからだけれども、HPにある写真をみてからはじめて「写真ってすごいな」とびっくりさせられてしまった。それまで無知だっただけではあるけれど。後者は会社か何かの写真グループのようなもので、Cristina Garcia Roderoの写真だけが載っているわけではない。でもこっちも素敵。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/01/28
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サイエンス・フィクション
io9 - We come from the future.
たぶんかなり有名なところなんだと思う。主にサイエンス・フィクション関連におけるニュースサイト。この記事のように⇒What book would you give someone you wanted to have terrible dreams? 怖い夢を見せたいときにあなたが贈る本は何? といったテーマで各自が本をピックアップするというように、記事内容で読ませるというよりかは、読者間の議論が主目的な感じ。アート系の記事が好きだ。The Most Mind-Blowingly Beautiful Artists' Conceptions of Exoplanets
テレビドラマ
Whats Alan Watching - Inside Television by Alan Sepinwall
今年の頭に読んだ『The REVOLUTION WAS TELEVISED』という自費出版でありながらも大ヒットを飛ばした本がある。一度NewYorkTimesかどこかの有名レビュアーがベスト10に入れていたので話題になっていたのだ。その本を出版した人が書いているサイトの1コーナー。ブログとは違うか。
主にテレビドラマのレビュー、批評になる。僕は映像媒体をほとんどみないから、本で取り上げられている作品をひとつももみたことがない。またこのサイトを参考にして、映像媒体をみようとしているわけでもない。が、テレビドラマにはフットワークの軽さをいかした、その時々のアメリカ文化が強烈に反映されている。日本でも同じだとは思うが。その為、アメリカ文化との関連性という視点があるレビューだとそれだけでも充分に面白いのだ。この人の批評はそうした文化的な視点がいろんな角度で語られていてとてもおもしろい。
おわり
よく読むのはこれぐらいかな。結局5つじゃなくなってるし、ブログなのかなんなのかよくわからないものが幾つも入ったし、記事タイトルに偽りあり。なんか面白そうなBlogがあったら教えて下さい。商業サイトとしてはThe Economist - World News, Politics, Economics, Business & Finance とかは読める記事数に毎回制限があるけどたまに読む(購読しているから毎週送られてくるけど)。他には大手新聞社のBook Reviewもいろいろ。