レナードの朝 〔新版〕 by オリヴァー・サックス

特にノンフィクションジャンルにおいては名著と呼ばれるものは何度もの改訂、版を重ねることもあって都度都度序文や時代に合わせた注の追加が行われることになる。積み重ねられた序文の一つ一つはその本が名著であることの証となるだろう。本書もそうした名著の列に並ぶ一冊だ。初版時と、そして1990年版の序文を納め…