雑記
村上春樹の初期エッセイをなんとなく今読み返している(村上春樹堂シリーズ)。村上春樹という作家はデビューが割合遅かったこともあってか、出てきた時点でほとんど文体が完成している作家だった。エッセイの調子も、小説の文体も、もちろんその後の研鑽を…
むかし読書会についてはこんな記事を書いたことがある⇒読書会について - 基本読書いろんな形式で読書会をやってきての雑感で、ざっくりとした要約としては「長編一冊を複数人、あまり仲良くもない人間でもたせようとすると間がもたない。」っていう大きな問…
自分の中でひとつの文体が固まってきた感覚がある。七年もblog書いて、書いた総文字量が四百万文字を越えようかというのだから、いまさらな話ではある。つい最近までひとつの記事の中でですますとだ、であるが混ざっているぐらいだったから、月日も書いた分…
冬木糸一のサイエンス・フィクションレビュー傑作選作者: 冬木糸一出版社/メーカー: 冬木糸一発売日: 2014/02/21メディア: Kindle版この商品を含むブログ (14件) を見るKindle ダイレクト・パブリッシング (KDP) で本を出しました。サイエンス・フィクション…
村上春樹「心苦しく、残念」町名変更へ 小説のたばこポイ捨て記述めぐり (デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース下手な手を打ったなこれは、ということに尽きる。世界の村上とはいっても話題が盛り上がりに盛り上がった長編で300万部を超えるぐらい。短篇集…
図書館の魔女 by 高田大介 - 基本読書 先日読んだ『図書館の魔女』という小説は本に関する語りがまた面白い小説で、1400ページを超える大作ながらも本の迷宮に迷い込んでいくような気分が味わえる傑作だ。本好きならオススメしたい。その中にこんな一節があ…
雑記。ものづくりSFという分類がありえるなあと『深紅の碑文』を読んでいて思った。まだまだ読み途中なのだけど、作中で子供たちが小型の衛星を地球周回軌道に乗せるミニロケットというとんでもないシロモノをつくる場面がある。設計と、費用と、発射場と…
読書会について書いていきます。長いですが下の方に結論だけまとめたものがあるので読めない場合、読み飛ばしてください。僕は結構読書会をやってきた。大学生のときは先生と協力して読書会の授業を作って、毎週読書会を十何人でやったこともある。ネットで…