基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

その他のノンフィクション

神話と現実が入り混じったようなやべーやつ──『魔王:奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』

魔王: 奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男作者: エヴァン・ラトリフ,竹田円出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/10/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの『魔王:奸智と暴力のサイバー犯罪帝国を築いた男』は、合法的なインターネット…

ツイッターから解放されるために──『デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する』

デジタル・ミニマリスト: 本当に大切なことに集中する作者: カル・ニューポート出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/10/03メディア: 単行本AmazonKindleこの『デジタル・ミニマリスト』は、端的にいうと「TwitterやFacebookみたいなSNSは人間の注意・関心…

十二人を殺害し五〇人を暴行、百件以上の強盗を行った最悪の殺人鬼──『黄金州の殺人鬼──凶悪犯を追いつめた執念の捜査録』

黄金州の殺人鬼――凶悪犯を追いつめた執念の捜査録 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズIII-9)作者: ミシェル・マクナマラ,村井理子出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2019/09/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るこの『黄金…

私人としての側面からみえてくるもの──『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』

岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。作者: ほぼ日刊イトイ新聞,100%ORANGE出版社/メーカー: 株式会社ほぼ日発売日: 2019/07/30メディア: 新書この商品を含むブログを見る任天堂の社長だった岩田聡さんの言葉を厳選し、編集し、まとめた本になる。ほぼ…

潜入捜査を続けるうちにすっかり親友になってしまった男たちの、背反する友情の実話ノンフィクション──『詐欺師をはめろ──世界一チャーミングな犯罪者VS.FBI』

詐欺師をはめろーー世界一チャーミングな犯罪者 vs. FBI作者: デイヴィッドハワード,David Howard,濱野大道出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/08/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る めちゃくちゃエモい いやー正直ぜんぜん…

北上次郎、書評家40年の軌跡──『書評稼業四十年』

書評稼業四十年作者: 北上次郎出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2019/07/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る北上次郎氏の書評稼業40年のあれやこれやについて語られた一冊である。それがなんであれ40年続いたら凄いもんだが書…

いかにしてNETFLIXは今のような企業になったのか?──『NETFLIX コンテンツ帝国の野望―GAFAを超える最強IT企業―』

NETFLIX コンテンツ帝国の野望 :GAFAを超える最強IT企業作者: ジーナ・キーティング,牧野洋出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/06/26メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る何年か前から、Neftlixに加入し続けている。観たいアニメが…

21世紀の戦争はなぜ、どのように変わったのか──『140字の戦争 SNSが戦場を変えた』

140字の戦争 SNSが戦場を変えた作者: デイヴィッドパトリカラコス出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/05/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るSNS上では常に人々が罵り合っておりまるで戦争状態のようだが、そういう意味での戦場ではなく…

演技を通してその人の人生を浮かび上がらせてゆく──『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』

プロフェッショナル13人が語るわたしの声優道作者: 井上和彦,大谷育江,関智一,田中真弓,千葉繁,飛田展男,冨永みーな,朴璐美,速水奨,平田広明,三ツ矢雄二,宮本充,森川智之,藤津亮太出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2019/05/25メディア: 単行本この商品…

村上春樹☓柴田元幸対談集──『本当の翻訳の話をしよう』

本当の翻訳の話をしよう作者: 村上春樹,柴田元幸出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2019/05/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「本当の翻訳の話をしよう」とはいうものの誰も知らない翻訳の真実がここに! ということは全然なく(…

何でも治ることを売りにした最悪の治療法の歴史──『世にも危険な医療の世界史』

世にも危険な医療の世界史作者: リディアケイン,ネイトピーダーセン,Lydia Kang,Nate Pedersen,福井久美子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2019/04/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見る現代でもインチキ医療、危険な医療はいくらでも見つけるこ…

制作者による技術論から批評家による多様な視点まで──『アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論入門』

アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論入門 (Next Creator Book)作者: 高瀬康司,片渕須直,京極尚彦,井上俊之,押山清高,泉津井陽一,山田豊徳,山下清悟,土上いつき,土居伸彰,久野遥子,藤津亮太,石岡良治,渡邉大輔,泉信行,古谷利裕,吉村浩一,福本達也,原…

当たり前のこととして人を喰う部族──『人喰い ロックフェラー失踪事件』

人喰い (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズIII-8)作者: カール・ホフマン,奥野克巳,古屋美登里出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2019/03/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見るアメリカ合衆国代41代副大統領のネルソン・ロックフェラーの息子、…

原初の図書館から空想上の図書館まで──『図書館巡礼 「限りなき知の館」への招待』

図書館巡礼:「限りなき知の館」への招待作者: スチュアートケルズ,小松佳代子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/03/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る図書館巡礼という名の通り、本書は世界各地の図書館について、本のない時代からボルヘス…

90を超えてなお新しい作品を生み出し続けた芸術家──『スタン・リー: マーベル・ヒーローを創った男』

スタン・リー: マーベル・ヒーローを創った男作者: ボブバチェラー,Bob Batchelor,高木均出版社/メーカー: 草思社発売日: 2019/02/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見る『アベンジャーズ/エンドゲーム』公開を今か今かと待ちわびている昨今。そん…

「思い通りにいかないこと」を前提として考える──『悲観する力』

悲観する力 (幻冬舎新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2019/01/30メディア: 新書この商品を含むブログを見る「悲観」についての本である。著者は作家の森博嗣氏。この書名を見た時、「ああ、これは(森氏が書くのに)ぴったりだなあ」と思った…

「自由」の旗印のもとでうごめく独自の文化圏──『ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』

ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち作者: 木澤佐登志出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2019/01/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見るダークウェブというものがある。世界の…

世界を見る目の解像度を上げるために──『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2019/01/11メディア: 単行本この…

エリート層に対する痛烈な批判──『エスタブリッシュメント 彼らはこうして富と権力を独占する』

エスタブリッシュメント 彼らはこうして富と権力を独占する作者: オーウェン・ジョーンズ,Owen Jones,ブレイディみかこ,依田卓巳出版社/メーカー: 海と月社発売日: 2018/12/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るイギリス社会で富裕…

SF映画の新たな時代を切り開いた傑作の裏側を描くドキュメンタリー本──『2001:キューブリック、クラーク』

2001:キューブリック、クラーク作者: マイケル・ベンソン,添野知生,中村融,内田昌之,小野田和子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/12/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る年越しのタイミングで、毎年特に何かしているわけではないのだ…

脚本家にとってのバイブル──『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』

ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則作者: ロバート・マッキー,堺三保,越前敏弥出版社/メーカー: フィルムアート社発売日: 2018/12/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る世界的に有名な脚本講師であるロバート・マッキーの代表…

犬の世界を知る一冊──『犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界』

犬であるとはどういうことか―その鼻が教える匂いの世界作者: アレクサンドラ・ホロウィッツ,竹内和世出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2018/12/13メディア: 単行本この商品を含むブログを見る犬を飼っており、散歩させている人たちは重々承知の助だと思うが、…

悪魔のように邪悪な組織vsイタリア系のシャーロック・ホームズ──『ブラック・ハンド──アメリカ史上最凶の犯罪結社』

ブラック・ハンド―ーアメリカ史上最凶の犯罪結社作者: スティーヴントールティ,黒原敏行出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/10/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見るブラック・ハンドという凶悪な犯罪結社が19世紀から20世紀にかけて存在した。…

職場に横行する性差別との戦い方──『フェミニスト・ファイト・クラブ 「職場の女性差別」サバイバルマニュアル』

フェミニスト・ファイト・クラブ 「職場の女性差別」サバイバルマニュアル作者: ジェシカ・ベネット,Jessica Bennett,岩田佳代子出版社/メーカー: 海と月社発売日: 2018/08/31メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る昨今職場(やその他…

ゆりかごから宇宙へ『もしも宇宙に行くのなら──人間の未来のための思考実験』

もしも宇宙に行くのなら――人間の未来のための思考実験作者: 〓島(ぬでしま)次郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2018/10/05メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る人間はもう宇宙に行っているが、本書が扱うのはそのもっと先の話。月…

何を、どのように書いてきたのか──『筒井康隆、自作を語る』

筒井康隆、自作を語る作者: 筒井康隆,日下三蔵出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/09/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る作家・筒井康隆がこれまで自作をどのような考えのもと書いてきたのかをデビュー作から順々に語ってい…

避けられぬ運命を回避する──『ホラー映画で殺されない方法』

ホラー映画で殺されない方法作者: セス・グレアム=スミス,ネイサン・フォックス,入間眞出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2018/07/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るホラー映画というものは人が死ぬものだ。まず映画がはじまって…

皮肉と冗句と類まれなる洞察が横溢する、起業からFacebookまでの激闘IT戦記──『サルたちの狂宴』

本書『サルたちの狂宴』は、ゴールドマン・サックスでクオンツとして経歴をスタートさせ、シリコンバレーで起業した会社をTwitter社に売却し、Facebookにジョインした著者による激闘の日々を綴ったIT戦記である。起業し売却しFBに行ってとその経歴は華々しく…

信じがたい凶悪犯罪『花殺し月の殺人――インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』

花殺し月の殺人――インディアン連続怪死事件とFBIの誕生作者: デイヴィッドグラン,David Grann,倉田真木出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2018/05/17メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るまるで主題だけみるとミステリィ小説の書名の…

飛浩隆がいかに読み、書いてきたか──『ポリフォニック・イリュージョン 初期作品+批評集成』

ポリフォニック・イリュージョン作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2018/05/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る作家・飛浩隆の文庫解説やら、書評やら、日本SF大賞の選評やら、本としてまとまっていない初期短編やらを集めた初…