基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

雑記

11月になったので今月読もうと思っているおもしろそうな本を紹介する

11月になったので今月読もうと思っている本(の一部)を紹介しようと思う。別の記事を書いていた(異常論文アンソロジーの『異常論文』)のだけどあまりに重くて疲れ果ててしまったので別の文章を息抜きに書きたくなったのだ。「これから読む本」なので、当然ま…

分厚いハードカバーばかり持っている人間が家の本の電子書籍化に手を出した経過報告

最近家の本の電子書籍化に着手している。もともと僕は本は大量に買うが、それをいつまでもとっておくのではなく、定期的に売るか捨てるかしていた。理由は単純で、家が狭く、引っ越しが多いからだ。転職も多く、乗り物酔いがひどく、電車に乗っただけで吐き…

書評・感想記事の書き方について

なんとなく、一度僕の書評・感想記事の書き方についてまとめておこうかと思った。先日下記のようなブログに関する記事を寄稿したところ、幾人かがこれに触発されてブログを書いてくれたようで、個人的に嬉しかったから、というのが大きい。 blog.hatenablog.…

2020年に刊行され、おもしろかったノンフィクションを振り返る

2020年ももうすぐ終わるので、読んでおもしろかったノンフィクションを振り返っていこうかと。今年はまるっと本の雑誌でノンフィクションの新刊ガイドを担当しており、例年よりもたくさん読んだような、あまり変わらないような。とはいえ、おもしろいノンフ…

ハヤカワの1000作品が最大50%割引の超大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する!!

三体作者:劉 慈欣発売日: 2019/07/04メディア: Kindle版うおおおコロナで外に出る理由もない今日この頃、突如として早川書房から1000作品が最大50%割引の超大型電子書籍セールをはじめたのでオススメを紹介します!!早川は毎年、海外SFだったり日本SFだった…

《天冥の標》から『息吹』まで、多数の傑作SFが刊行された2019年を振り返る

息吹作者:テッド・チャン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/12/04メディア: 単行本 傑作揃いの短篇集 今年のSFでまず中心的に語っておきたいのは*1、素晴らしい短篇集が多数出たことだ。たとえばテッド・チャン『息吹』は著者一七年ぶりのSF短篇集で…

読み逃さないように振り返る! 2019年のノンフィクションベスト10

本の雑誌439号2020年1月号作者:出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2019/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)二〇一九年も素晴らしいノンフィクションが多数出たわけですが、今回は僕が読んだ中でひときわおもしろかったものを振り返っていこうかと。僕…

Kindle読み上げでたくさん本を読む

この何ヶ月かKindle読み上げを利用してけっこうな冊数本を読んでいて、なかなかいいぞとかこれは難しいぞという知見が貯まってきたのでここらでいったん共有したい。Kindle読み上げとは何なのかといえば、Kindleのアプリケーションに存在する読み上げ機能を…

(読書)日記のおもしろさについて

最近noteで読書日記的なものを書いている。 note.mu なぜ突然日記を書き始めたのかといえば、フリースタイル的な文章に憧れがあり、これまで何度も書いてきた(何度もやめた)延長と、noteで書き心地を試してみたかったから、という状況が噛み合ったにすぎない…

コンビニで自分だけの究極のサラダデッキをつくる

冬木糸一版究極のサラダセット僕は毎日同じようなものを食べていてもあまり苦にならない性分であり、一日に二回とる食事はある程度パターンされていることが多いです。これまで食事の骨格を成していたのは、ほっともっとの「肉野菜炒め弁当」で、これは肉も…

2018年 おもしろかった本とか

もう年末も年末なので、あまり気負わずに、がっつりともいかず、さらっとなんとなく2018年おもしろかった本について振り返ってみようかと。本といいながらゲームの話もするかもしれないが。しょうがないね、ゲーム好きだからね。 dokushojin.com おもしろか…

どのような作業環境で記事を書いているのか。

どのような環境で記事を書いているのか。どのような机で、エディタで、小物を使っているのか。まえ、村上春樹さんが「村上さんのところ」で自身の机を公開していたが、あれを見てから他人の作業環境が気になるようになった。人類はどんな机を構築しているの…

どんな風に育つと読書好きの子どもになるのだろうか。

新版 指輪物語〈1〉/旅の仲間〈上〉作者: J.R.R.トールキン,J.R.R. Tolkien,瀬田貞二,田中明子出版社/メーカー: 評論社発売日: 1992/05/01メディア: 単行本 クリック: 96回この商品を含むブログ (15件) を見る僕は割合本を読むのが好きで、暇さえあればだら…

今年読んだものの中で記憶に残っているものを開陳する(小説篇)

はじめに 今年もたくさん読んだり観たりやったりして、頭から尻尾まで楽しい年だったな……という感触が残っているのだけれども、せっかくなのでブログに書いたものを中心に記憶に残ったものを紹介していこう。適当にリストアップしただけで40作品を超えたので…

基本読書10年目に突入しました。

7月24日に突入しました。 plaza.rakuten.co.jp 10年という数字に意味はありませんし、ここから何かが変わるわけではないですけど、これまで書いたことがなかったことでも一応書き残しておこうかと思います。 このブログはいかにして駆動されているのか この…

無根拠なサイエンスノンフィクションを見分けるためのいくつかのやり方

科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2011/06/29メディア: 新書購入: 3人 クリック: 146回この商品を含むブログ (76件) を見る今日は本当はとある一冊のサイエンスノンフィクションについて書こうと思っていた…

宇宙以前から宇宙以後までを知るためのサイエンスノンフィクション

宇宙が始まる前には何があったのか? (文春文庫)作者: ローレンスクラウス,Lawrence Krauss,青木薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/01/06メディア: 文庫この商品を含むブログを見る近年急速に観測技術が上がりビッグバンやその後の宇宙を理解できる、…

2016年のおもしろかった本、ゲーム、映画を振り返る

はじめに 2016年ももうすぐ終わりです。これまで年の区切りに意味があるとは思えず年間ベストとかもあんまり書いてなかったんだけど、今年はなんだかいろんなことがあったなあ……と思いながらズラズラとリストアップしてみたら、簡単に書いておきたくなったの…

Kindle Unlimited:読み放題でめぼしい物をざっとみる

Kindleの読み放題サービス、はじまってました。 www.wildhawkfield.com とりあえず雑誌をみるかということでdマガジンとの比較などは上記記事で(ありがたい)ふむふむと見て回っていたけれども、思いがけずいろいろあったのでこれなら登録してもいいかなあと…

ハヤカワ文庫補完計画作品を全部読んで/レビューしてのあとがき&目次

早川書房70週年を記念して行われた『これまで小社の歴史を彩ってきた名作・傑作70点を、新訳・復刊・新版で装いを新たに刊行してまいります。』という、「ハヤカワ文庫補完計画」に勝手に乗って全レビューしていたのだが、これが終わった。最初は1点につき15…

本当のリアリティっていうのは、リアリティを超えたものなんです──『MONKEY Vol.7 ◆ 古典復活』

MONKEY Vol.7 ◆ 古典復活作者: 柴田元幸出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2015/10/15メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見るMONKEYのvol.7は古典復活ということで村上春樹さんと柴田元幸さんの古典文学対談や、批評家や詩人がお薦…

1Q84と牛河

1Q84〈BOOK3〉10月‐12月〈前編〉 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/05/28メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 80回この商品を含むブログ (49件) を見る1Q84〈BOOK3〉10月‐12月〈後編〉 (新潮文庫)作者: 村上春樹出版社…

ニコニコ動画に連載動画の第一話をアップロードしました

【ニコニコ動画】【VOICEROID+】結月ゆかりの現代SF入門 第一話『SFが読みたい! 2015年版』↑これです。というだけの話で終わりではあるのですけど……。「VOICEROIDを使って現代SF入門をやったら(僕以外には誰もやらないだろうし)面白いのでは」と思いつくのは…

適切なおすすめのやり方

自分がすごくすごーく大好きな作品があったとして、そのおすすめのやり方っていうのはけっこう難しい物がある。そのむずかしさにもいろいろな手段と方法と目的があってそれぞれに難しさがあるものだが、まあ一つおすすめの方法は(方法としておすすめってこと…

『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』をダシにして文明再興SFを語る

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた作者: ルイスダートネル,Lewis Dartnell,東郷えりか出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2015/06/16メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る先週末HONZに文明が一旦崩壊したあと、いかにして文明を…

内的な満足の繰り返しが普遍性を産むか

先日こんな記事を書いた⇒みならいディーバという奇跡 - 基本読書 書き終わった後、ふう疲れたと一旦リラックスしてそれを他人が読んだもののように眺めてみたら、なんかこれはけっこうちゃんとした文章だなあと思った。なかなかこの作品についてこれだけ書け…

あえて信者になるということ

宗教の話ではあるが、宗教の話ではない。キリストだなんだのとそういう話ではなく、ある好きなコンテンツ制作者に対しての、態度の話である。小説にしろマンガにしろ、そうした「作品」は大抵の場合決まった値段で売られているが、実際的には「その人しか生…

文章のスタイルはいったいいつ確立されるものなのだろう

村上春樹の初期エッセイをなんとなく今読み返している(村上春樹堂シリーズ)。村上春樹という作家はデビューが割合遅かったこともあってか、出てきた時点でほとんど文体が完成している作家だった。エッセイの調子も、小説の文体も、もちろんその後の研鑽を…

読書会の形式についていろいろ考えてみる

むかし読書会についてはこんな記事を書いたことがある⇒読書会について - 基本読書いろんな形式で読書会をやってきての雑感で、ざっくりとした要約としては「長編一冊を複数人、あまり仲良くもない人間でもたせようとすると間がもたない。」っていう大きな問…

文体について

自分の中でひとつの文体が固まってきた感覚がある。七年もblog書いて、書いた総文字量が四百万文字を越えようかというのだから、いまさらな話ではある。つい最近までひとつの記事の中でですますとだ、であるが混ざっているぐらいだったから、月日も書いた分…