基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

兼業ライターの苦しみと喜びについて語る

「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門作者:冬木 糸一ダイヤモンド社Amazon明日3月1日に『「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門』という僕の初の単著が出るのだけど、これをPRするために(すでに書いた内容紹介文とはべつに…

『元年春之祭』の陸秋槎による、今年ベスト級のSF短篇集──『ガーンズバック変換』

ガーンズバック変換作者:陸 秋槎早川書房Amazon『ガーンズバック変換』は『元年春之祭』や『雪が白いとき、かつそのときに限り』、『文学少女対数学少女』といった、ミステリ系の著作で知られる陸秋槎による初のSF短篇集である。陸秋槎は北京出身だが、そ…

ばかげた質問を突き詰めて考えることで、真剣な科学について楽しく学べる一冊──『もっとホワット・イフ?: 地球の1日が1秒になったらどうなるか』

もっとホワット・イフ? 地球の1日が1秒になったらどうなるか作者:ランドール マンロー早川書房Amazonこの『もっとホワット・イフ?』は、インターネット漫画家である著者の漫画をまとめたもの。数あるインターネット漫画の中でも本作の特徴は、著者ランド…

『「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門』という本を刊行します。

「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門作者:冬木 糸一ダイヤモンド社Amazonこのブログ「基本読書」を書いている冬木糸一です。3月1日に、『「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門』という本をダイヤモンド社から刊行すること…

習慣はどうやって形成されるのか?──『習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてか』

習慣と脳の科学――どうしても変えられないのはどうしてかみすず書房Amazonいつも通勤や通学につかっている道は、何も考えずにも動けるぐらいには「習慣」になっているものだ。むしろいつものルートとは別の方角に行く必要がある時、そのことを忘れて「習慣」…

戯言シリーズ、正統続篇は不安を消して、期待を超えてくるおもしろさだ!──『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』

キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 (講談社ノベルス)作者:西尾維新講談社Amazonこの『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』は『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』から始まる西尾維新の代表作《戯言》シリーズの正統的な続…

われわれの行動を光でどこまで制御できるのか──『「こころ」はどうやって壊れるのか~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語~』

「こころ」はどうやって壊れるのか ~最新「光遺伝学」と人間の脳の物語作者:カール・ダイセロス光文社Amazonこの『「こころ」はどうやって壊れるのか』は、精神科医として現場に立ちながら、光を用いることで脳の活動を観測や制御を可能にする、「光遺伝学…