基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

傷物語/西尾維新

あらすじ
なんかやたらえろい委員長とか、ちっこい吸血鬼とかとにゃんにゃんにゃん

感想 ネタバレ無

おっぱいですね。そして委員長です。頭の中にそれだけしか残っていないです。他にもいろいろあった気がするけど、パンツとかですかね。そうですね、パンツです。おっぱいと、パンツです。

今の頭の中にはそれしか・・・それしか残っていません。もう少し時間がたったら、もっと思い出せそうです。でも今はお酒でも呑んだように、おっぱいとパンツが頭の中をぐるぐると回っているんです。

この作品を二言で表すならば、おっぱいと、パンツ。

あとはなんか闘ってたような気もする。やたらとバトルバトルバトル。してたような。でもなんか、おっぱいがおっぱいであってバトルはおっぱいのためのバトルでおっぱいなわけで。

おっぱい

おっぱいとパンツは置いておいて

作品のすべてをそこに置いてきてしまったかのような喪失感を覚えるが

どんな内容だったか思い出してみようじゃないか。おっぱいとパンツ抜きで。

そうだな、化物語で、あれだけ楽しませてくれたキャラ同士のかけあい、というのが極端に減ってしまったのは、極端に残念だった。極端に残念って意味わかんねー。
あとは何だか主人公が悩んでるのが、普段だったら、何をアホな事で悩んでるのだ、このたわけめっなんて思ったりして、読むのが嫌になるような悩みなのだが、そこはやはりおっぱいとパンツ。

っておっぱいとパンツはおいておいて

そこはやはり西尾維新といったところか。確かに何をアホな事で悩んでいるのだ、っという突っ込みを、作品内でしているので、そこはやはり、少しは緩和されたりするのであろう。たぶん。

数回バトルがあるけれど、長々と無意味な戦闘描写が続くわけではなくて、裏をついて、一撃で仕留める、という感じなので、割とあっさり風味だ。

何を書いても最終的に行き着くところはおっぱいとパンツになってしまうのだが、これは作品に対する最大限の侮辱か、それとも賛辞だろうか。

しかし、正直いって、このストーリーであまりシリアスな話は読みたくなかったという心情もある。どちらかというと、シリアス多めだった。

クレよんしんちゃんの映画を見た時の気持ちだ。オトナ帝国の逆襲とか、泣ける路線に変更したのは本当に気に喰わないな。いつもアホやってるしんちゃんが、突然真面目になったって、え・・・今までアホな事やってたのに、突然シリアスになって敵と戦ってんだけど・・・・。と映画を見ていて茫然自失した記憶がある。オトナ帝国以前の映画は好きだったんだが・・・。

だが、しんちゃんと比較するのはお門違いといえよう、まるでジャンルが違う。ちょっとだけシリアスな話も含めて、化物語であり、傷物語である事は当然把握している。しんちゃんの事を書いたのは、単純に昔から吐き出したかったことであって、書く機会が無かったので、無理やりここであてつけて書いただけだ。

一行目から吹いたのは久しぶりだった。意図してのものか、それとも単純に笑いどころを間違えたのかどうかわからないが。


ネタバレ有


キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードとかいう、気が狂ったような名前はいったい、いつから考えてあったものなのだろうか。ハートアンダーブレードというのは、まんま忍、だけれども、化物語の時点では、まだハートアンダーブレードという名前は出ていなかったように思うので、あのときは単純に忍野、からとったのだと思っていたが、こんな理由もあったのか。でも化物語でそのあたりの事も書いていたような気もする。

キスショットとか、アセロラとか リオンとか いったいどこから来た名前なのだろうか。元ネタがわからない。 アセロラとかはわかるけど・・・。

正直いって、ストーリーには特に触れたくないなぁ。しかし、むしゃむしゃと人を食うというのは予想外だったか。血を吸うどころじゃなくて、食べちゃうのねー世の中弱肉強食・・・。

笑った場所1

「宇宙人の友達に聞いたんだよ」
「え? 阿良々木くん、友達いるの?」
「宇宙人がいるかどうかを先に訊け!」

「だからそれはお前の財産が目当てだったんだ!」
「だから私の家そんなお金持ちじゃないって!」
「じゃあお前のダカラが目当てだったんだよ!
「喉が渇いてたんならちゃんとそう言って!」
噛んじゃった!
「違う、だから身体が目当てだったんだ!」
「ダカラなのか身体なのかどっち!?」

悟った。
僕の人生はこの日のためにあったんだ。
僕の命はこのときのためにあったんだ。
今日という日を体験するためだけに、阿良々木暦という人間はこの世に生まれてきたんだ・・・・・いや、これはそれどころの話じゃない。最早僕個人のレベルで語っていいような話じゃない。
きっとこの世界は、今日という日を僕に体験させるためだけに、これまで存続させてきたんだ。
ここから先の歴史はただの消化試合だ!


※注意
友達の胸をいままさに、体育館倉庫で揉もうとしているときのセリフ。

2について
そうか、事前にだから、だから、と続いた会話はダカラと身体のための前振りだったとは・・・レベル3だな・・・。

3について
乳について、これだけの熱意をもってのぞめる男・・・!尊敬に値する男だ!男の中の男だ!

さて、これから先の感想はただの消化試合だ。
後に残ったのは、残りかすのようなものだ。上の3つを引用するためにこのエントリーがあるといってもいいのだ。ここから先どんな事を書いても、自分自身でこの文章を読むことはないであろう。また、自分が読まなかったら誰にも読まれる事はないであろう。さようなら、文字。こんにちは、おっぱい

冷静に考えて読んでいた時に、キスショット殺してやれよ、と思ったのだが、それは野暮というものだろう。阿良々木暦という個人から考えてみた時に、その選択しがあり得ない事はわかるのだから。

まぁだからこそ、全員が不幸になる話なのだが。
リカちゃんの話は前振りが長いわりに、オチがわかりづらいという微妙な結果になっていたような気がする。

戦いが短すぎるのは、少し不満かもしれない。いや、決して長くやってほしいと思っているわけじゃないのだけれども、腕伸ばしたら植物になってぐへーやられたーってそれは短絡的すぎるだろ、とは思うのだがそれはそれで、しょうがないという説明がついている以上それはもうしょうがない話なのであって、どうこういう話ではなくて、それよりも俺はバトルは正直早く終わってほしいと思う人間だったのだから、早く終わってくれた事に対して不満を一つだってもらすべきではないのだけれども、それにしたって腕が植物になって伸びてぐへーやられたーってのはなんだそりゃーばかかー!とちゃぶ台をひっくりかえしたいところてんではあるのだけどまぁ、全てはバトルが早く終わってくれたから、全てよし!ということなのだ。

よくよく考えてみてもストーリーについて言及するところはほとんどない。これで終了としましょう。