ブログをどうやって書いたらいいのか突然わからなくなった! とにかく何か書いてリハビリしなければ! と焦って今これを書いているのですけど、きがついたらこのブログも書き始めてから三年目です。今日がその日というわけじゃなくて7月のまん中あたりから書き始めたので正確にはもうとっくに過ぎているのですけどまあでも三年目は三年目です。
それ以前に書いていた日記のようなブログはそのほとんどが三日坊主で終わっていたことを考えればこれは快挙と言えよう。しかも未だにやめたいと思ったことがない。どうも面白い事を書く才能はないけれど、ただたんに書くことに関しては才能があるようで、いくら書いても書いてもこれが飽きなくてどんなにつまらない内容のないものを書いていても書いていると面白くてしょうがないのでつまりそれがただただ書く為だけの才能ということなのだ。
たぶん、ブログを続けられるか、続けられないかの境目というものは、そもそも動機によって決められているのだろう。もし僕がアクセス数が欲しい、人から注目を浴びたいという理由でブログを始めていたら、最初の1〜2年で平均アクセス数が20しか無かった時にとっくに心が折れてブログを書くのなんてやめていたはずだもの。
なんとなくブログがはやっているから、みんながやっているから始めた、というのも同様に長続きしないだろう。なんとなくで始まったらなんとなくで終わるのだ。
じゃあ自分はどうなのだというと、これはもうはっきりと覚えているし何度も書いているのだけど神林長平先生の『膚の下』を読んで、文字を残すということは自分が死んだ後も自分が生きていた、思考をこの世に残すことなんだ、というような思想が脳にインセプションされて、いてもたってもいられずに読み終わった瞬間にブログを作って『膚の下』の感想を書いたのだ。
だからたぶん僕がブログを書くのをやめるとしたら、ブログ以上に簡単に文章を描き残せるサービスが出来た時か、死んだ後に文章なんか残すのめんどくせ、と思った時か、死んだ時か、腕も脚も何もかも動かなくなった時だろうと思った。

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