あらすじ
乙一の日記
感想 ネタバレ有
はげわろた。まさか日記ごときにこれほど笑わされるとは思わなんだ。読み始めた時は、っは なにくだらないことを書いていやがる、ぐらいの心持ちで臨んだのに3分もしたらその決心は砕け散っていた。
それにしても読み始めてから少しの間、これがうそ日記だという事に気付かなかった。特に最初の第一部、愛知編に出てきたA君の存在がウソだったというのは、読んでいた自分を戦慄させた。
特にウソをつく必要のない場面でウソをつくのは卑怯である。まったくもって疑う事が出来ない。
CDショップから流れる音楽があまりにもうるさいのでCDを取り換えたという話も明らかにウソだが面白い。
というか、自分はこうやって面白かったところを一つひとつ取り上げていって、このエピソードが面白かった、あのエピソードが面白かったと延々と語りつづけるつもりなのだろうか? それは避けたいところである。
最初は面白いと思ったところを折っていたのだが、20ページを超えそうになったところであきらめた。こんなに引用ばっかりしていたらいくら個人ブログといえど非難GOGOである。
一つ一つの話にオチがついていて、よくこれだけ考えつくなという感心。
いやしかしこれは読まないとわからないな。あまりにも影響力が強すぎて、自分もうそ日記を始めたくなることうけあいだ。
しかしもちろん、これほど面白く書けるはずもないので書いているうちに、自分の力量の低さに恥ずかしくなって途中であきらめることもうけあいだ。
でもこの日記冷静になって読むと相当恥ずかしいかもしれない。それにしてもよく出版されたものである。
本当に書く事がない。面白かったなぁーあははわらったわらった。としか書けない。まぁよく考えたらそれも当然なのだが。何しろ内容と言ったら全部ウソなので論議するようなことでもないし。面白かった所を一つ一つあげていったら日が暮れてしまう。結果何にも触れずにそっとしておくのが正しい選択肢なのだ。
ひょっとしたらこれ、今まで書いた中で一番短い記事かも。
さようなら
2008/7/18 読了