基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

女神異聞録デビルサバイバー5〜6日目 プレイ日記

女神異聞録 デビルサバイバー

女神異聞録 デビルサバイバー

五日目─封鎖の真実─
真実の名の示すとおり多くの情報がここで明らかになります。そして内容はハードさを増しいつのまにか人がぽんぽんと死んでいく世界に変貌していく。ケイスケは言うまでもなく、ボワっと手軽に燃えてしまいマリ先生もいつの間にか死んでいた。え、そりゃねーぜよ! と思ったけどマリ先生を助けに行かなかったのは自分自身であった。いやーすっかり忘れてて…。すっかり忘れてて助けられたはずの人が死んでしまうというのはプレイしてるこっちからしたらめんごめんご、っていうノリだけど主人公たちからしてみればトラウマもんの失態のはず。それから良く出てくる自衛隊側の二人のキャラクターはたまに出てきて情報をぺらぺらしゃべるだけなのでなんとも頼りない。銃を手にもち悪魔と戦うがほとんどダメージは通らないし。自衛隊もうちょっと頑張れ・・・! そしてやっぱり自衛隊の真の目的とは封鎖して感染したやつ全滅させちゃえばよくね? というものであった。この前やっていたテレビドラマ相棒でも、最後のオチは自衛隊悪者オチだったなぁそういえば。伊藤計劃は相棒の自衛隊オチを見て、日本でもついに自衛隊を悪役として使えるようになったのかぁと感心していたが、こうしてゲームでも使われているのを見ると確かに拡散してきたなあという気がする。悪役といっても、自衛隊代表の二人は正義にひよって協力してくれてるから悪役というほどでもないんだがな。プレイ中幾度かこの流れを一度どこかで見たことがあるような…という強烈なデジャブを感じていたのだが、相棒のせいだったか。

翻ってアメリカ映画を見てご覧なさい、アメリカ軍が大活躍する映画から軍がとんでもない陰謀を企んでいる映画まで色とりどりでございます。わたしは今回の「相棒」に「やっと自衛隊も気軽にフィクションの道具として扱われるような一人前として認められたんだな」という感慨を抱きました。──伊藤計劃:第弐位相

そう言った意味では自衛隊側のキャラクターが二人しか出てこなくて、しかも役割としてはこういう陰謀があるよ〜というメッセンジャー的なものしか持っていないことが悲しいといえば悲しいかもしれない。もうちょっと吹っ切れた正義か、もしくは悪を体現していたら面白かったのだが。とはいうものの、誰しも役割を果たしているのでとても無駄がない。すっきりとしたストーリーとキャラクター配置である。

それにしてもケイスケ君はどう考えても悪役だよなー。愚民どもを皆殺しにしろ! ってそんなのただ悪魔を従えてるだけで基本一般人のケースケ君には出来るとは思えないあたりから小物臭が漂いすぎている。損得計算に従って行動しない人間は何をしでかすかわからんから普通の悪いやつより怖い。カイドーさんの行いは大を助けるために小を殺すという行為そのもので本人に自覚はないものの、構図としては非常に面白い。そのあり方はFate/stay nightに照らし合わせるならば切嗣そのもので、ミドリの自分を犠牲にしても他人を救いたいというあり方は士朗そのものである。王位継承戦という設定と合わせて、どこか似た雰囲気を終始感じていた。ミドリが自重しないで正義の道を突き進み続けたら色々面白そうだったが自重してしまったので残念である。戦闘その他に関しては特に何の雑感もなく。楽々とこなしていった。

六日目─決断の刻─
ついにベル・イアル戦ということでどきどきわくわくしながら突き進む。が、一番最初の自衛隊戦闘で思いのほか苦戦し何度かリセットする羽目に。やつら自衛隊にもかかわらず全力で逃走を図るので(戦力を考えればナイス判断と言わざるを得ない)こっちとしては即座に倒さなければならないのだが、どいつも食いしばりもちで、やった倒した! と思ってもHP1で耐えやがる。逃げ込むまでの数ターンで倒すことは不可能と判断し、脱出ポイントが四つ、こちらのキャラクターも四人、逃げられないようにポイントに配置する作戦をとる。しかしバラバラになったため各個撃破される、が…辛くも勝利。

色々あってベル・イアル戦へ。そしてまたしても捕まっているハル。ハハ…参ったね…さすがに…とか言っていたが参ったのはこっちだといいたい。いったい何回ピンチになれば気が済むのだと。ピーチ姫なのかと。まあ納得のいく理由があるので深くは気にしない。肝心のバトルだが、先に結果だけ書くと楽勝であった。囚われのハルをボコボコ攻撃されるのかと思いきやスルーでこっちにまっすぐ向かってくるし、主人公の攻撃しか聞かないということもないし増援が出てくるのは異常に遅いしでなんか色々うまく機能していない感じがした。ベル・イアルも多分焦っていたに違いない。

ベル・イアル「(お…おかしい…。増援が来るのが遅い…。全体攻撃はまだ覚えたてで一回も使ったことがなく不安が残るし、何故かこいつらは俺の得意攻撃パターンと弱点属性を把握してるし…。だ、だれかたすけてくれー!)ふはは! 蹴散らしてくれるわ!」

通路におびき寄せ、主人公がひたすらたこ殴りにし、ソデコが遠距離から吸魔だけして主人公をひたすら回復させ、ミドリはそのあたりをうろうろしていた。ついでにいえばアツロウの戦力外っぷりが甚だしい。敵と一度戦闘を行っただけで半壊状態になり回復手段を一切持たせていないためにそのまま何もできずに殺される。物理耐性を持つ敵が多くなってきて活躍の場が皆無である。それから増援が着たけれど、ベル・イアルのところにたどり着くまでに4ターンぐらいかかるほど遠いところに出てきて一回も拳を交える事はなかった。これはさすがのベル・イアルも誤算だったのだろう…。かくして六日目終了である。ルート分岐があり、逃亡悪魔制御救世主になる道魔王になる道などよりどりみどり。迷うことなくナオヤさんの中二力にひかれて魔王になる道へ。お前が魔王になれば世界は思うがままだ! なんて言われたら魔王になるしかないだろう。そういえばナオヤさんのセリフに対する主人公の応答で驚異的な選択肢があったので最後の締めとする。

俺はな主人公…
神の試練そのものを永久に排除する

1.できるのか?
2.最高です

もちろん最高ですを選んだ。