ネタバレ無感想
なんなんだこれは…それが偽らざる観終わった時の第一印象であって、その次になんだったんだ…??? と頭の中を疑問符が駆け巡る。内容的には大方の予想通りもう全くの別物。とにかく変更点の方が多いので変更点について議論したり、考えたりするのは今のところあまり意味がなさそうだ。また、ある意味タメの回のように感じた。役者は出そろった、スタート地点に立った、疑問も出そろった。そんな感じ。キャラクターは元よりも、特徴付が激しくなっている。詳しくは書かないけれど、アスカもレイもかなりキャラクターが変わっている。
うーん、とにかく最初に書いたように観終わった時の感想はなんなんだこれは…なんですよね。語るべきところ、疑問点が山のように積み重なったようにあるはずなのに、そもそもそれはどこなのか？ とそこから始めないといけない、そんな感覚、久しぶり。というか極力万人にわかりやすくしようとする最近のアニメとか映画業界からすれば久しぶりなのも当然のことか。そんなわけで全体像や詳しい考察は自分みたいなニワカファンにはとても捉えきれない。なにがなんだかわからない…でもだからこそ、たった今観終わったものについて、誰かと議論を交わしたい、語りあいたい、とにかく何か喋っていたい…。そんな感覚を、こうして劇場版になってからも持たせてくれる素晴らしい内容だったと思います。
肝心な点として、面白かったかどうか? てのをまだ書いていなかったのですが、面白かったですよ。キャラクターが変わったって言っても、性格が反転しているわけではないので、自分からしたらむしろ分かりやすくなったなというぐらいだし。これはひょっとしてまたはぐらかされて意図があるのかないのか、あっても絶対に読み切れないような深読みをしないといけないアニメになるという未来予想図は覆されるんじゃないですかね？ と期待を抱くぐらい。反面大人たちの主張、というかテーマか、それがちょっと色んな人がいろんな主張をするのでまとまっていない。結局何が何だったの？ という感想の一端をこのテーマのまとまりのなさがになっている。BGMもうるさいなぁという印象。合っているのか合ってないのか…ていうかあってないんだけど。BGMはもう少しどうにかならなかったのか？ しかし作画は凄まじいの一言。正直これが見れただけで金払った価値があるな･･･と思える場面がいくつか。以下ネタバレ有
ゲンドウが銀魂の作者の自画像に見える。
銀魂の空知先生の自画像といえば、鼻ほじくったゴリラなのだがそれがゲンドウにそっくりに見えてしまって吹き出しそうになった。なんかゲンドウさんあごひげ増えてねえ？ ゴリラにそっくりなんだけど。ちょ…空知先生何アホなことやってんのよ…とか一人で突っ込んでいた。いやまあそれだけなんですけど…。
アスカ
それにしてもアスカが、三号機のパイロットに乗ることになるとは予想だにしない展開。なんなんだこれ。死んだ？ 死んでない？ いったいどういう意図の元？ 予告編では眼帯をして登場していたが、何か微妙に別人のような…。私が死んでも変わりはいるものオチではないよなあ…。いやー、大抵の変更は屁ともしなかったけれどこればっかりは度肝を抜かれた。ポカーン、として見ていながら、アレアレどーいうことなのこれは…としばらく現実を受け入れられない感じ…。元々は加持さんに恋したりシンジ君のこと割と精神的にぼこぼこにしたりと嫌な役割だったけれど、今回普通に毒が抜けちゃってるから死にかけていた時は素直にショックであった。
他細かいこと
三体が一斉にクラウチングスタートで使徒に向かって突進していくところが個人的には一番記憶に残っている。あんなに長時間走る場面が見れるとは思わなかったので、想像を超えてきた。それからあとはもう物語に翻弄されるばかりで、早い展開に置いてきぼりにされそうになりながらも必死に食らいついて言った感じ。サードインパクト…? カヲル君なにしとん、シンジ君神になったってどゆこと…? などなど。それから挿入歌が、もうわけがわからん。意味とか意図はあるのだろうが、失笑してしまったが、しかし良く考えたらそれこそがエヴァだった。エヴァが使徒を食ってるところであんな穏やかな音楽流れたら子供はトラウマになるんじゃないかなと心配になるほど。
