ワンピース
黒ひげさんは本当に頭が悪いなあ。ヤミヤミがどれだけ凄いのかいまだによくわからないけれども、「この世の全てを思い通りにできそうだ!!!」は明らかに言いすぎであろう。ついさっきまでその力持っていた本人も、やられちまったんだぜ。自慢している間にやっぱり攻撃を食らっているしな! 油断王だよ。
話の流れ的には今週死んでいてもおかしくなかったジンベエは、どうも助かったようで。ただなー、あんだけ死亡フラグ立てておいて、結局死なずに普通に治療してもらって復活、ということになるとなんであんなに死亡フラグ立てたの? という疑問が出てくるなあ。後遺症が残ったりしてまた話の展開を変えてくるのかな。あと最後の「おれは医者だ!!!」って言っている人、どこかで見た記憶はあるんだけどどこで見たのか思い出せません。単行本も持ってないライトユーザーじゃそんなもんか。
トリコ──今週のダメダメ
先週面白かったのと反して、今週はもうダメダメ。ジャンプ全体の中で最もダメダメだったので、「今週のダメダメ」の称号を与えます。それぐらいダメ。トミーさんは明らかに虫使わないほうが強いのにがっくりきたし、腕輪外して筋肉が盛り上がるのはいいんだけどなんか外す順番がおかしくないですかこれ? 先に肘から先のを出してしまったら、腕の筋肉のあたりの腕輪が外せないような……。
しかしそれ以上にダメダメだったのはキックの方が強いとかいうわけのわからない展開。「手の3〜4倍のパワーがあると言うが…」ってどういうことだよ! 今さらそんな当たり前のこと言われても戸惑うばかりだよ! キックのド素人が急にキックに目覚めちゃったよ! いやでも割と今までのトリコって、変だな? っていうところにもちゃんと理由を持ってきてくれてるんで、意外と次の週とかで説明されそうな気も……。
あとトミーさんはどてっ腹に3つも大きな穴があいてしまったので、あの「とっておきの虫」は死んでしまっただろうな、と思って悲しくなり安した。あの凄そうな虫どこに行っちゃったんでしょうね? 黄猿さん並に忘れられているよ。
バクマン──今週のオススメ
まったくもってこの二人のわがままは度が過ぎているようなところがあるなあ、というかなぜか芸術的と呼ばれる方面の仕事は、こういう無茶がまかり通る(原稿落としたり)傾向があるけれど、普通は納期なんて守って当たり前のもんですよね。しかも突然辞めたい、なんて言い出したら、二度と仕事なんて来ないと思った方がえーんじゃないかな。もう「ジャンプ」には描かない覚悟があるなら辞めろ、って言ってたけど、他の雑誌でも途中で仕事放り出すような人たちと一緒に仕事したくないだろう。無茶を言わせている、という空気はあるのだけれども、その空気以上に読んでいるこっちはそれを無茶だと思っている。
とはいうものの今週は凄く面白かったです。ずーーっとジャンプの中だけを書いてたんで、正直世界観がせまくて、息が詰まってたんですよ。世の中には漫画雑誌、っていっぱいあるのに、そういうのがまったく出てこないから。この先実際にジャンプをやめるなんていう展開にはどうしたってなりようがないにしても、「やめる」っていう選択肢がバクマンの世界に存在しているってだけで、世界観が広がった感じがあります。
嘘予告:ジャンプを辞め、のちに知り合った週刊少年サンデーの編集に拾わるサイコーとシュージン。望み通りシリアスなストーリー物で連載を開始したサイコーとシュージンだったが、二人の選択は、実はギャグ漫画として頭角を現し始めていたサイシューを警戒した服部と新妻の罠だったのだ。二人はサイシューをそそのかし、シリアスの方が得意だと思い込ませ、ジャンプから厄介払いをした。それを信じ込んだサイシューの連載は当然サンデーでもうまくいかず、即座にクラブサンデーへと飛ばされることになる。「このままでいのか?」二人は何度も相談するが、すでに一度ジャンプを自己都合でやめて、さらにサンデーまで離れてしまったらどこも拾ってくれることはない。ここでやるしかないんだと覚悟を決める。しかし、編集が持ってきた話は二人に衝撃を与える。
「ワンピースみたいな絵でワンピースみたいな話を書いてくれ」
どうするサイシュー!
うん、これなら面白いな。
いぬまるだしっ
「どうだろうか?」
「なにそれギャグ?」
こ、これは……!! 明らかに喧嘩を売っている…! すっかり売れっ子原作者になってしまったガモウひろしに対して、まさかの身内から刺客が! とはいっても、「どうだろうか?」は追い詰められたシュージンを現したギャグであって、つまんないことは承知の上なんだから別にディスっているわけでもないですよな。しかしこういうネタの面白さを見ると、ジャンプにはパロディが出来るギャグ漫画家が必要だ! と思います。『いぬまるだしっ』は基本的にバクマンしかパロってないけれども……。帰ってきてくれモテ王!
めだかボックス
なるほどなるほど……。めだかちゃん記憶喪失ね。つまりこれはアレか、次の週では善吉くんがどこからともなくやってきて、阿久根くんと二人でめだかちゃんに自分の身体から出た週刊誌には書けないような液体を飲ませる……と。そして善吉くんと阿久根くんは至高の喜びを享受するんだ、変態だなーまったく! しかしその話を入れるとしたら、記憶喪失の前じゃないといかんよなー。これはミスった。じゃあめだかちゃんは今から宮殿へ向かって羽をはやして飛んでいかないとな。
- 作者: 暁月あきら,西尾維新
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