基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

本は絶対、1人で読むな!

読書会のススメ。著者はいっぱい本を出しているらしい中島考志というお方。僕の大嫌いな一般化できそうにない話題をさも一般化できそうに語る典型的なビジネス書だけれども、テーマである読書会はちょっと新しいな、と思ったので読んでみた。というよりかは知人がこのテーマで本を書こうとしていて、視察の意味も少しはあったりするのですが。

わりと適当なことばっか言ってる典型的なクソ本(僕からすれば)ですが、読書会は人の意見がいっぱい聴けて色々な視点が開けるという読書会の利点なんかは、まったくその通りだと思いました。まあでも90%ぐらいの情報はクソ適当なことなんですけど。

たとえばメンバーをどうやって集めるかという章を、「どうやってあつめればいいんだろう?」と楽しみに僕は読んだのですが結局答えは「関係者、英会話教室、交流会で名刺交換した人……いろんな知人友人がいるはずだ。そういう人に直接、声をかけ参加を募る」ってこれ何もいってないに等しいじゃねーか!!

これを読んで、「あ、なるほど〜! 関係者や知人友人に声をかければ人が集められるんだ〜〜!!」ってやったね! なんて思う人がどこにいるのだろうか。あと「どこで開催するか」という問題で「思い切ってマンションを借りる手も」とかいってて「思い切りすぎだろ!!」とツッコムなどした。

そうはいっても場所は重要な問題ですよね。8人ぐらいだったら喫茶店でもぎりぎり行けるかもしれないけれど、10人20人ともなるとさすがにどこか場所を借りなければならない。マンションを借りるのはさすがにやりすぎだが、現実的な案として銀座ルノアール系列の喫茶店にある「マイスペース」というレンタルスペースのサービスだったり、レンコーポレーションという貸会議室を紹介してくれている。(もっとも都内に数か所しかないのでどんだけ限定的な紹介だよ、とは思う)

他にちょっとだけピンと来たのが、アフター5に読書会を開催すると飲み会やら遅刻者が増えたり最終電車バスが気になったりするから「遅刻、早退自由」二した方がよいよ、とかむしろ朝の7時スタートなら遅れることもないしお酒も入らないからお金もかからないしいいよ、とかは「なるほどな」と思いました。

あと定期的に開催すること、メンバーの読書スパンを考慮して時期を決める、すべてをオープンにするといつも話す人、聴く人が固定されてしまうので今日は話す人、今日は質問をする人、などのように各自の役割を交代制にすること、などなど。

まあそんなとこですかね。割と当たり前のことばかり。

一応目次を載せておきます。

第1章 「おひとりさま読書」はこんなに損!
「おひとりさま読書」はなぜいけないか 読書会に参加する最大のメリット 人の話から上手に情報を得る秘訣 参加者に喜ばれるのはこんな質問 足し算ではなく「掛け算読書」をしよう 情報の「カクテルパーティー効果」とは そもそも本はパクられるためにある ビジネスパースンのカンニングはほめられる 仕事に役立つ本の見分け方

第2章 読書会で「掛け算読書」をしよう!
読書会はだれにでも開ける メンバーをどうやって集めるか いつ開催するか なによりも定期開催を守る さまざまな開催頻度とスタイル どこで開催するか 思い切ってマンションを借りる手も ブログやホームページと連動させる 事務連絡や会費などの実務 幹事の決め方と仕事 絶対に守るべきルールをつくる 講師が1人で話すスタイルは論外 具体的な読書会の進め方 さらに具体的な進め方 事前に読書レポートを準備する どんなコメントをすればいいか 読書会専用ノートを作ろう iPadを読書会で活用する 電子書籍はソーシャル・リーディング時代の寵児 早朝新聞講読会というのもアリだ 日経新聞電子版を賢く利用しよう ネットで積極的に情報発信しよう

第3章 ブログ&ツイッターでバーチャル読書会を開催する!
読書会レポートをブログにアップする 原作とドラマ・映画・舞台を比較して愉しむ 人気のあるブログにするには やしきたかじん型か、島田紳助型か オレ流を貫こう アマゾンのベストレビュアーになる アフィリエイト収入を運営費の一部に 積極的に音声ツールを導入しよう 読書会をライブ中継する試みも ツイッターでバーチャル読書会 ツイッターで読書会の進め方

第4章 朝にこそ読書をしよう!
朝読書で脳をアイドリングしよう 人生を変えたければ朝型生活 朝を活性化する「1日3分分割法」 アフター5の勉強会はなぜ失敗するか 朝の通勤電車を快適な読書空間に 「始業前の読書運動」の驚くべき効果 たまには「素読」をしてみよう 朝7時から熱い、銀座の論語読書会 毎日朝10分の読書で職場が変わる 朝の読書会をすれば話のネタに困らない

第5章 速読なんていらない!感動の読書会
速読なんて必要ありません 本に騙されないための読書 マスメディアを信じてはいけない 評論家の言うこともウソだらけ 刺激を与えてくれるこんな著者 読書会の基本は「感動の共有」 わたしの一番好きな本

本は絶対、1人で読むな!

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