プロ・ブロガーなるものがこの世に存在するようで、その人たちはいったい何を考えてブログを書いているんだろうなあという興味。著者は二人共ブログの収入で生活を送っているプロ・ブロガーで、ブログを書いていきていくためのテクニックを100個羅列してみましたーという本。読んでみればまあ一つ一つは当たり前のことばかりでアレなのだけれども、全てを徹底しようと思えばすごく難しいものばかりだ。
テクニックは主に4つに分類できる。1.ブログ更新を効率化する便利なツールの紹介。2.記事をどう面白いものかにする技術。3.アクセス解析系のツールやエゴサーチを使った自己点検の方法。4.アフィリエイトの効率的なやり方。
1.のツールの紹介は知らなければ普通に便利だし(僕も知らなかったツールで使ってみたいと思ったツールがあってよかった。2.3.4.について、「Amazonアソシエイト(ブログに本の宣伝を貼って、売れたら利益が上がる)のレポートで紹介した商品の売れ行きを見る」のようなクソくだらないテクニックの紹介が大半を占めているが、当たり前のことから着々を手を打っていくことが実際に結果を出すためには必要なのだろう。
そしてブログ運営はこうしたテクニックを真面目に一個一個打っていくのと相性が良い。
僕がやっているようなブログの利点の一つとして、何を書いてもオッケーということがあるだろう。読む方はお金を払うわけでもないのだから国家転覆の野望を語ったっていい(書かないけど)。で、数を打ってその中からAmazonアソシエイトなり、キーワード分析なり、自分のとった手段(記事のタイトルを扇情的なものにしてみたり)の効果を測定して、どの行為がどれだけの成果をあげたのかを個人でもかなり精確に分析できる。
何を書いてもオッケーなことが利点というよりかは、結果を出す観点(ブログで儲けるにせよ、ブログで仕事を得るにせよ)からみればいくらでも好き勝手に実験と計測が可能なことが利点といえるだろうか。世の中には自身が培ってきたものが既に独特で、特に運営など考えなくても人が集まってくる場合もあるけれども、特に売り物が自分の中にない状況でブログに結果を出していきたいと思ったら、本書のテクニック集は割とお役立ちだろう。
まあなんといってもテクニックの実験と計測、それを可能にする「継続力」が必要なのは言うまでもないことなのだけれども。※まったく興味がなかったブログでのお金儲けだけれども、GoogleAdsenseぐらいはやってみようかと思ってつけてみました。これ、邪魔だなあ。まあ実験実験。
必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア"の極意
- 作者: コグレマサト,するぷ
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2012/03/23
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