基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

百舌谷アプローチ

 前回全世界清涼院流水化計画を考えたが、そもそも何を目的にしているのかが自分自身わかっていなかったのでひどい有様だった。というわけで今回は目的を明確にしてアプローチ方法も変えてみよう。とりあえず、突然やってくる女の子パターンを逆手にとった面白いアイデアを考えるというのを目的にしてみよう。JDCシリーズにおけるJDCであり、百舌谷さん逆上するにおけるツンデレは病気という設定に匹敵する何かを・・・。

 ツンデレは病気というのはある意味ツンデレが異常に増えてどの作品にも大抵一人は居るようなひどい有様になっていることに対するメッセージを有しているような気がしてならない。ツンデレという言葉だけが一人歩きしてツンデレが何かもみんなわからないままにツンデレツンデレとまるで宗教かなにかのように自分でツンデレを解釈して溢れさせている。ツンデレブームにのっかって大量生産されている中には本当にもう病気としかいいようがないツンデレもいるわけである。何とはいわないが。そういうものを皮肉っているのだという解釈で話を進めよう。JDCにも百舌谷さんにも共通しているのはすでに飽和状態のものを何らかの方法で突き抜けさせる、という点だな。ここに注目すればなんとかなりそうだぞ。前回達した結論は、全女性を強制シャッフルして全男性に送りつけるという展開だったのだがこれには致命的な欠点があって、そもそもそんなことする理由が思いつかないことだった。とてもじゃないがこれは使えない。なんとかして正当化させようとしても、とてもじゃないが無理だ。他にもなんか数を増やす系の策は色々考えた(突然女の子が何十人もやってくるとか)

 ちょっと考え方を変えると、二つの発想のスタート地点はまるで今のツンデレは病気みたいじゃないか・・・ 今の推理小説業界は探偵が溢れかえっているじゃないか・・・ということもできる。ツンデレは氾濫もしてるが。突然やってくる女の子をスターと地点にすると、今のアニメやら漫画やら小説は突然やってくる女の子であふれかえっているじゃないか・・・となる。うーん、やっぱり数を増やす方向で考えた方がいいのだろうか。たとえば一日一人空から女の子が降ってくるとか。そんで女の子は全員悩みやら問題をかかえているからどんどん解決しないと女の子が溜まっていって積み女の子状態に・・・。これも弱いなー。納得のいく理由を考えつきそうにない。いやでも明確な理由もなく、周期もなく突然人が空から降ってくる「オブ・ザ・ベースボール」とかいう話もあるしなあ・・・。

 百舌谷パターンとJDCパターン二つを融合させてみればいいのではないか。一日一人、女の子が空から降ってくるが、それは突然降ってくるという病気なのだ。そして主人公は空から降ってくる女の子をバットで打ち返すために日々バットを持って町を徘徊するのだ・・・・。凄いぜ! 一時代築けそうだ! 

 うむ、まったく結論がでない。自分の想像力が貧困なのが原因なのだろうが、単純に突然やってくる女の子っていうだけじゃ範囲が広すぎてどうにもできないのかもしれない。せめて空から落ちてくる、とかもうちょっと限定しないと。もしくは既存の氾濫した作品を皮肉るような作品のサンプルをもっと集めてから検討したほうがいいのだろうか。今のところ百舌谷パターンとJDCパターンの二つしかないしなあ。思考の記録として残しておこう。いつか答えにたどり着けると信じて!