基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

バカとテストと召喚獣3.5/井上堅二

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

.5ということで、短編集であります。相変わらず素晴らしい。表紙がおいしいですね。しかし秀吉、眼の色が緑か…。眼の色っていったいどういう基準で決定されているんだろうな。姫路さんは髪の毛がピンクで、眼の色が紫。翔子さんは髪の毛が紫で眼の色も紫。雄二は髪の毛が赤色で完全に逆毛である。逆毛で真っ赤な髪とか、ROを思い出してしまう。wwwwwのことを逆毛と言っていた時もはるか昔である。今じゃすっかり『草』になってしまった。って、そんな話はどうでもよい。どうでもいいついでに書いておくと、明久が将来何か仕事につける未来が思い浮かばない。ことごとく面接で落とされるか、面接もやらないようなひどい仕事しかまわってこないのではないか。いや、もしくは作家などになるのかもしれない。未来の姿が井上堅二なのでは…? 非常に大満足の内容でしたが、ひとつ不満点があるとすれば3巻を読んだ後に読めばよかった…ということ。そうであれば、わくわく感が全然違ったことでしょう。以下感想

バカとテストと召喚獣 〜予告編〜

なんだか明久の外道度が上昇している。鉄人に向かって、水をぶちまけ学校で没収されたゲーム類を奪い取り、さらには鉄人の私物である古本まで持ち帰って売りさばく。普通に警察沙汰になってもおかしくないような出来事だが、怒ってすませる鉄人の度量の広さに度肝を抜かれた。なんてすごい男だ鉄人。君こそバカとテストと召喚獣の良心だ。

僕と暴徒とラブレター

ラブレターをもらった明久がクラス中の人間から追いまわされる話である。
なんとも微笑ましいような気がするけれど、人の幸福を心からねたむ、人間の恐ろしい面が強調されているのでホラーである。
こういう何でもない事件(というと語弊があるが)をこれ程面白く書けるのはどう考えても才能であろう。
しかし特に書くこともない。

俺と翔子と如月ハイランド

行くと絶対結婚させられてしまうという如月ハイランド。そこへ雄二と翔子が出かけていき、いつもの面々が二人をくっつけようと画策するのが主な内容である。と、あらすじにしてしまうとほんの一行か二行で終わってしまう。そこを膨らませるのがやはり能力の賜物。しかしこれ、翔子が可愛いから笑って許せるけど、もし可愛くなかった場合現実的に考えて結婚したくない相手と無理やりくっつけようとさせるのはキレてもいいはず。というか雄二と明久はこの件について真剣に腹を割って話し合うべきである。

僕とプールと水着の楽園

グレートな水着会。いつの時代も水着は素晴らしい。そして読者である自分がなによりも待ち望んでいた…いや、どうなるのか想像もつかないと言った方が正しいが、秀吉ははたしてどんな水着を着るのか、も明かされた…。最初のイラストに秀吉だけ描かれておらず、どういうこっちゃぁえらいこっちゃぁと転げまわったが、ちゃんと描かれていた。ありがたし!

当然男なのだから上半身は裸だろうと予想していた。しかし、そうはいっても秀吉が上半身裸というのは犯罪なのでは…? という事実がドーンと腰をおろしている。そのあたりのもやもやが完全にもやもやとして表現されむひょっす最高だぜ! だぜ! という感覚にまとめあがっていた(意味不明)。どう考えても秀吉回であった…。ああちなみに秀吉ってのは表紙のド真ん中でドーンと立っているでかいやつです。通常の人間より何十倍もでかい本多忠勝みたいなやつです。ウソです。でも真中でドーンと立っている奴は秀吉です。

僕とバイトと危険な週末

バイトして色々なピンチに遭うわけである。まあいつもピンチになっているわけだから今回特別な部分といえばこのバイトという点である。ウェイトレス姿の秀吉イラストがあっただけで正直大満足である。すっかり調教されているぞ! 他はいつもどおりだった。最後の方の怒涛の展開は怒涛すぎてついていけなかった。怒涛すぎてって何か凄さが伝わってくるいい表現だな。