基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

4/16 読書日記

最近プログラミングの勉強をしています。今はなんかよくわからない初心者っぽいJavaの本をAmazonで買って『わかりやすいJava 入門編/川場孝』届いた時に思いのほかデカイ&分厚くて「大丈夫かな……」と思ったものでしたがこれが面白い。自分のやったとおりに結果が出力されるのは面白いですね。これってどういう感覚でしょう? 実際のプログラミング練習問題が合間に入りまくるスタイルの本なので、とりあえず一冊通してやってみたいです。わくわく。しばらくこっちに時間がとられるかも。

今ぽちりぽちりと(この擬音はなんだろう?)読んでいるのは『人間の土地/サン・テグジュペリ』です。これがまた凄い。これは氏の実体験エッセイのようなものなのでしょうか? それとも小説なのか? その辺疎いのでさっぱりわかりませんが、どちらにせよ凄まじいです。何がって、文章が。解説と表紙が宮崎駿で、これもまた素晴らしい。というか、表紙を一目見て、飛行機しか書いていない絵なのに「あ、宮崎駿だ」と気が付けるのはやっぱり凄いですね(語彙力が少ない)。

もう、冒頭の文だけでしびれちゃいますもんね(人間の土地)。ちょっと引用してみましょう。

 ぼくら人間について、大地が、万巻の書より多くを教える。理由は、大地が人間に抵抗するがためだ。人間というのは、障害物に対して戦う場合に、はじめて実力を発揮するものなのだ。もっとも障害物を征服するには、人間に、道具が必要だ。人間には、鉋が必要だったり、鋤が必要だったりする。農夫は、耕作しているあいだに、いつかすこしずつ自然の秘密を探っている結果になるのだが、こうして引き出したものであればこそ、はじめてその真実その本然が、世界共通のものたりうるわけだ。(p.7)

うーん何を言っているのかさっぱりわからないけど凄いぜー(え?)。

これは、飛行機乗りの話なのですね。有名な話ですけど、テグジュペリは兵役で航空隊に入り、その後航空会社の路線パイロットになり、作家として作品を発表し、第弐次大戦時に偵察機にのったまま帰還しなかった、という飛行機が常に彼の人生の傍にあるような生活を送っていたようです。

本書で飛行機はまるで自由の象徴のように語られ、しかし同時に戻らざるを得ない人間が縛り付けられている、引用した部分にのっとっていえば「障害物」でしょうか、「大地」を強く意識させます。そして「大地」から逃れようとする「人間」にもフォーカスが当たっていく。

まあ……詳しい話は読み終わった時にでも。よく読みたいので上質のワインを愉しむように(すいません、上質なワインなんて飲んだこと無いです)時間をかけながらちびちび読んでいます。最近の近況はそんなところです。自分が読んだ本のことしか書いていませんが、果たしてこれは日記というのでしょうか? はい、それは読書日記です。

わかりやすいJava入門編

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人間の土地 (新潮文庫)

人間の土地 (新潮文庫)