洋書は安いし読むのに時間がかかるから経済的である上にお勉強になるのでいいことづくめではあるものの、経済的には英語ブームがきて英語文法本を買いあさっているので結局あんまり変わっていない。とりあえず英文法は英文法のトリセツシリーズが最高にわかりやすいのでこれさえ持っていれば他にはいらない感じ。
さて、そんなわけで面白そうな洋書をいくつか漁っているわけですけど、未訳の面白そうな本って結構あるんだなあ。ニューヨーク・タイムズのブックレビューを読んだりして探すのがなかなかたのしいです。⇒Books - The New York Timesニューヨーク・タイムズの書評技術をそのまま丸パクりしたら面白いんじゃないかと思ったけど、あんまり変わらないね。基本内容の要約をしつつ、気になるところがあったらけなしたり褒めたりする感じ。
そんなこんなでこの記事を読んだら(2012年めっちゃ売れた本)⇒The Bestselling Books of 2012 なんとすごいことにNielsen Bookscan、Amazon、AmazonKindleすべてで売り上げランキング1位から3位を独占している凄まじい傑作3部作があるじゃないか。なんだこれは、ハリーポッターやダ・ヴィンチ・コードに並ぶなどと書評に書かれているぜ、読むしか無い。
と思ってbook reviewを漁っていたらどうにも酷評されている。Book review: Fifty Shades of Grey – The Express Tribune キャラクタが理想主義すぎとか安易な表現が繰り返し出てくるとか『Worse still are the words and phrases that repeat themselves with such frequency, including 58 counts of the term ‘inner goddess’』、そして何よりこれ、erotic novelだという。
ついでにこっちのReviewでも酷評⇒Book Review: Fifty Shades of Grey by E.L. James - Blogcritics Books 『Repetition, repetition, repetition. Using my kindle search tool I discovered that Ana flushes exactly 100 times. There’s actually a whole lot of religion in the book. 39 holy shits, 30 holy craps and 18 holy fucks.』とか『Okay I caved and actually read this book. Have you heard the expression 'curiosity killed the cat'?』とか。
好奇心は猫をも殺すって日本のことわざなのだと思っていたけど、英語にもあるのか?? というよりたぶん英語から輸入した言葉なんだろうな。どちらのレビューでも同じような表現が多様されているのをわざわざ数えてまで批判しているのは言語による着眼点の違いなのかもしれない。あまりにも酷評の嵐なので、むしろじゃっかん読んでみたい。が、避けておいたほうが無難そうだなあ。
しかし英記事はけなすけなす。日本だとあんまりけなさないよね。そういう着眼点の違いをみるのもなかなかおもしろいです。※未訳だと思っていたらもう翻訳されてました。
他の探し方としては日本の翻訳ノンフィクションなんかを読んでいると、まだ未訳の本が紹介されたりしていて、そういうのもちまちま読んでいたりする。Kindleに落としてから日本語に既に翻訳されていたりするのを知ると、普通にショックだが。
- 作者: E. L. James
- 出版社/メーカー: Arrow
- 発売日: 2012/04/01
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