- 作者: 谷原誠
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 新書
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そしてこれはまったく当然のことですが、この「質問力」というのは自分に対して行っても同様の効果を得ることができます。自分に質問をして(お前はそもそも何を目標にしているのだ?)(そのためにはお前は何をすればよいのか?)思考に道筋をつけていく。「考える」とは「なぜ?」と問い続けていくことあります。ただその場合に気をつけなければならないのは「ネガティブな質問を出さない」ことです。たとえば「なぜ俺はこんなにダメなのだろう?」という問いを最初に立てたとします。この問い、最初の前提が「ダメ」で始まっているので、何をどうこたえても「ダメな自分」しか浮かび上がってきません。「俺はこんなに借金があるし、もう死ぬしかないのではないか?」という問いも同様で、死んでしまったらそこで終わりです。「この途方もない借金を返す為にはいったいどういう手段があるんだ?」というポジティブな質問をしましょう。大切なのは、「問題は必ず解決する」という確信をもって質問をすることです。「人を動かす」の中の「人」とは、「他人」だけではなく「自分」も入っていますので、がんばって質問して自分を突き動かしていきましょう。