基本読書

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“知りたい情報”がサクサク集まる!ネット速読の達人ワザ

思えばネットの情報をどのようにして集めるのか、といった本はあまり見たことが無いですが、本書はそのような一冊です。いちお、僕もニュースサイトのようなものをやっているので読んでみたのですがこれがなかなか為になる。ま、基本的には入門書なので、RSSの使い方、Twitterで情報収集〜といったところからの解説になります。

面白かったのが情報をフロー(Twitterのような、常に情報が流れていく媒体)とストック(ブログのような情報がたまっていく媒体)にわけて、フロー情報をいかにしてストックしていくか、ストックしたものをいかにして効率的に整理していくか、といったあたり。ようするに情報収集に一本の流れがあるんですね。フローからストックへ。ストックからまた別の場所へストックさせる。

その為に紹介されているツールが主に二つある。一つが「Instapaper」。正直このツールの存在を知れただけでも本書を買った価値があった。ようするにこれは「後で読む」ツールなのです。アカウントをとって使用するのですが、色々なツールと連携できるのです。たとえばIphoneTwitterツールで設定すると、Tweetの上を左から右にスワイプすることによってそのTweetが自動的に「Instapaper」に送られて後で読めるというわけ。

Twitterにもこれと同じような機能があるんですけど、いかんせん取得されてるのかされてないのかよくわかんなかったり、そもそも後で読もうと思ったものがいろんな媒体に分散しすぎて後で読まなかったり(すっかり忘れている)するので、「あとで読む機能」を一つのツールに集約させられるのが嬉しい。

もう一つがIphoneGoogleReaderを読める「Reader」というツールでいわゆるRssReaderです。これも「Instapaper」と連携できるという。僕は今までLivedoorReaderを使っていたのですが、こっちに鞍替えしました。正直LivedoorReaderよりだいぶ使いやすい。もうちょっと戻れないかな。

「Reader」で情報を読み気になる情報を「Instapaper」に送った後情報はもうどこにもいかないのかというとそうではなく、本書ではその後「Evernote」に集約せよと書かれている。僕はEvernote使い方よくわかんなくて放置していたのだけど、むう、コレから先はちょっと活用してみようかな。

Evernoteは言ってみれば真っ白なノートで、どんな情報でも保存できる。その分いきなりさあ、ほら、それそれ、と手渡されても「え、どうすりゃええねん」と呆然としてしまうが(今僕がしている)「何でも保存できる」というのはたしかに心強い。タグ付などもできるようだし使いこなせれば良さげだ。

しかし本書を最後まで読むと「そこまでして情報を蓄える必要なんてほんとうにあるのか」と疑問に思ってしまった。もちろん本を書いたりブログを書いたりする人からすれば情報は重要なのだろう。が、そもそもそうやって整理整頓し集約し、見返さなければ思い出せないような情報はあんまり価値がないのではとも思う。

軽快に初めて最後でいきなりほとんど本書全否定みたいな結論になりそうだが情報を効率的に集めるというのも、こんなこといいつつ興味があるので少し継続してやってみたい。それにそんなの「やりたいようにやればいい」のだ。そんな感じで。

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“知りたい情報"がサクサク集まる! ネット速読の達人ワザ